劇団MONA新作舞台であり。劇団MONA新挑戦舞台であり。 | MONAサポなおきぃの文字あふれブログ

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Twitterでは書ききれないこととか、
ちょこちょこっと不定期で。

あら♡こんにちは。

 

なおきぃです。

いやー。。。

毎日見ています。Zaikoで。

MONA新作舞台

「私が扉を開くときいつもミカエシがそこにある。」

(以下、わたいそと記します)

 

毎回同じところで笑って、毎回同じところで泣いています。新しい発見もどんどんあったり。

 

舞台公演は10/27-29の3日間。5公演行われました。

場所は大阪府伊丹市。伊丹A.I.HALLでした。

今日は、その舞台公演の感想ブログです。

 

※最初にお断りとご注意事項とお願い事項を※

このブログ、後半に進むにつれて舞台や作品のネタバレを含むと思います。

(ここからネタバレを強く含みますと明確に示します)

公式のXアカウントの画像やクラウドファンディングのリターンとして公開されている内容まではOKと考えていますが、再演の可能性もありますので、できるだけ物語の核心部分は分厚いオブラートに包んでお話ししたいと思っています。

なので、どうか「まだ観ていない」「これから観る」という方は、下のリンクから、Zaikoという動画配信サイトで12月4日まで観ることができるわたいそをご覧いただいてからブログを読んでいただくことを強くお勧めいたします。

 

 

では、ここから感想ブログです。

舞台を観劇した感想を一言で言うならば、

「とんでもないモノを創りあげてくれたなぁ」という感想です。

↑これ覚えておいてくださいね。

 

7人の方へのお手紙にも書いたことなのですが。

これまで私が観劇した劇団MONAの舞台といえば、「神様からの贈り物」「タカラモノ」「ROMEO AND JULIET」「ダメ女の法則」。それ以外にもMBS企画さんとの舞台「ラストメロディ」もありましたが、いずれも「先に作品があってキャスティングされる」という流れで作品作りが進みました。ダメ女の法則のダメ女役はちょっと例外もあるかもだけど、いわゆる一般的な舞台作品の作られ方の流れです。

だから、「この人が主人公なのね!」「この人がこの役か!」という「ハマり役なのかどうか」と楽しみがあったのです。

プレタポルテの服を纏うモデルさんがいて、その服が似合うかどうかという感じですね。

 

わたいそは180度違いました。(と思っています。)

先ず決まったのが「優木風見という主演女優」「全くのオリジナル新作脚本を書き下ろし」という点。

そこから作品のアイディア・コンセプトを出した段階で他の役者さんのオーディション開催。

杏優さん・燈和さんという客演を含む6人のキャスティングを決めてから、作品のタイトルと具体的な脚本の中身が書き上げられていくという形。

観客に見える部分が役者と役者の演技っていうことを考えると、完全にこの7人に似合うように仕立てられたオートクチュールの服。

ハマる(似合う)のは当たり前で、そんな7人が届けてくれる物語は「どれだけすごいモノになるのだろう?」と、ワクワクと期待だけが膨らみ続けた準備期間だったのです。

この時点ではまだ、「推測」「期待」がメインで時間が流れていました。

そんな準備期間をこつこつ盛り上げてくれたのがわたいそ日誌。

8/13から始まったXでの毎日投稿は、幕が上がるまでの楽しみな気持ちをずっと煽り続けてくれました。(こんな煽り運転はいつでもwelcomeです(笑))

10/12。

クラファンのリターンで、お稽古見学初日に伺わせていただきました。

台本(脚本)の初稿の読み合わせが終わって、初の立ち稽古。その貴重な初めてのお稽古でした。これまでも、カミオク・ロミジュリ・ダメ女と、お稽古見学コンプをさせていただいていたのですが、残念だったのはいずれも長編で、全部をみることはできなかったこと。

一方、わたいそはそれほど長いお話ではなく、初めてのお稽古で、初稿台本を手に持っての演技でありながらも、全編を観せていただくことが出来ました。
このお稽古見学の時の感想のXポストがこちらです。

https://x.com/naoky_sonoda/status/1713225749099081757?s=20

 

このポストにも書いていますが、本当に想定外の嬉しい驚きの連続でした。

今思えばこのお稽古見学が、ワクワクと期待が間違いなく凄いモノになる!という確信に変わった瞬間だったと思います。

実は、この初めての立ち稽古を拝見した段階でボロボロ泣いてたんですよね。

「ここから2週間あるんでしょ?やばいよ。これを磨いて磨いて舞台セットや照明・音響・テーマソング・挿入歌・ショートソングも組み合わさったらとんでもないモノにあるやん!」

そんな特別なお稽古見学だったのです。

 

いつもの如く、とんでもなく前置きが長くなっています。

 

そしていよいよ迎えました公演の日。10/27です。

仲良しのMONAファンの方、初めましての方も沢山いらっしゃって、和気あいあいと待ち列でおしゃべりして会場入り。

ロビーから劇場内に入った時に、そのセットの世界観に圧倒されました。

「階段もあるやん!」「まんま古本屋やん!」「NANAだけコミックあるけど誰の趣味?」とか色んな声も聞こえて、最高潮のワクワクの気持ちの中で幕が上がりました。

 

・・・

 

初日1公演目を観終わった時の感想が、冒頭に書いたことでした。

「とんでもないモノを創りあげてくれたなぁ」

走馬灯というと死に際みたいなんですが、8/6の「優木風見で新作舞台やるってよ!」という公式発表からこの日までの82日間のわたいその歩みがばばばーって甦ったり、確信したとは言ったものの、それをはるかに上回るお稽古見学の時点からのブラッシュアップ・ポリッシュアップの強度を実感して。

何とも言えない多幸感と充実感に溢れました。

 

このあと、千穐楽までの全ての公演を観ることになるのですが、初日の時点ではあと4公演〝も〟観れると思っていたのですが、最終日の朝にはもうあと2公演〝しか〟観れないんだぁ~。。。という寂しさも感じていたのでした。

それくらいモノ凄く見応えも魅力も沢山詰まった作品だったと思います。

 

ネタバレを含まない僕個人が肌で感じた感想としてはこんなところでしょうか。

 

さて、ここからは作品の中身だったり、7人の役者さん個人の感想などに触れていきます。

どうか未見の方は、前述のリンクから配信をご覧の上で以下をご覧くださいませ。

 

 

いいですか?

 

 

いきますよ?

 

 

 

 

はい。では、ここから始めていきます。

 

実はブログを書くにあたって、こんなものを作りました。

7人の役者さんがどんな感じで舞台に登場してきたかっていうものを図示したものです。

後半の図もあるのですが、さすがに物語の核心にも触れる部分なので前半だけで留めております。

これを見ただけでも、そうとうドタバタ劇だってことが分かりますよね?

後半はもっとドタバタになります(笑)

 

ここまで書いていても感じるのは、「伏線やストーリーの展開上の出はけ(舞台上にいる・いない)が凄く細かく計算されているなー」ってこと。

脚本の中身も凄く秀逸だったと思います。

 

では、お一人お一人個人の感想を記したいと思います。

 

なんでも信じちゃう詐欺師・ヒヨリを演じた燈和さん

本当に、本当に。

よくぞこの舞台のオーディションに手を上げてくれました。

ハチャメチャな役どころに隠された、舞台女優としてのベースとなる演技力の高さ。

待ちの演技の表情も、身振り手振りも目線の配り方とかも、その役そのもの。

実は、お稽古見学の時にめちゃめちゃ驚いたのです。

慣れない発声練習のときは、まだおっとりモードで和気あいあいという空気の中でもちょっとオドオド遠慮がちという感じもあったのですが、実際の立ち稽古が始まり、オープニングから自分の出番まで、稽古場の隅にしゃがみ込み、台本に目を落としてグッと集中力を高めている姿がありました。

そして出番になって第一声を発したところから、全くの別人。

役者の顔、女優の姿、詐欺師の振る舞いになってたんですよね。

その瞬間からまさに虜になっていました。

「うぁー。凄い本物見つけてきたなー。」っていうファーストインプレッションだったんですよね。

本番の公演では、更に役を体に浸透させたところが存分に感じられました。

階段を下りてくるときはしなやかに華麗なのに、昇るときはなぜかガニ股でドタバタ感があったり。詐欺師の時の鼻にかけたふふーんっていう時とは一転、予言の書を探し回って慌てまくるところでは、狂気的な表情も見せてくれて。

ふだんのおっとりほのぼのとしたひよりさんの空気とのギャップも相まって、彼女ご自身の魅力も沢山観客に届けていただけた気がします。

ぜひぜひ、どうか今後も劇団MONAと関わって、色んな作品に客演で出ていただきたい方です。

カミオクの菜月役とかロミジュリのパリス役とか観てみたいんだよな~。

 

 

物忘れが激しい女子高生・アユを演じた杏優さん

皆さんご存じ「こだまちゃん」も、外部オーディションを受けて合格された客演としてのご参加でした。

2月末のMONAモデルご卒業以来、実はいくつかのMONAさんのイベントでお見かけしたりお会いしたこともあったのです。

6月のfrecia新曲発表ワンマンの時に、裏方スタッフとして関わられるという話もあったので、お誕生日に向けたお手紙・プレゼントをスタッフさんを通じて渡していただいたのですが、その中にも、「新作舞台の外部オーディション、受けてみたら?」って書いたんだよね。

だから、キャスト発表でこだまちゃんの発表があった時は、飛び上がるほど嬉しかったのは間違いないのですが、驚き自体はそれほど大きいものではありませんでした。

じんわりと、「あー、またあの演技が観れるんだぁ~」っていう、あったかーい喜びがじわじわ湧いていたのでした。

そんなこだまちゃんの久しぶりの演技。

個人的な目線では、めちゃめちゃ厳しい目で観させてもらったのかもしれません。

〝イチ推し〟という存在であり、しかも元MONAモデル・元劇団MONAの女優という存在だからという事でしょうか。

客演として選ばれる=現MONAの女優の出しろが一人分減るということですから、やっぱりそこは「なぜこだまじゃなきゃダメだったのか」「他のMONAモデルでもよかったのでは?」という声が絶対に出ないくらいの〝圧倒的なレゾン・デトール(存在理由)〟を強く見せつけてもらう必要があったのです。(少なくとも僕はそう思っていました。)

杏優ちゃんご自身も悩んだり、葛藤だったりもあったのかもしれません。

それでも、杏優ちゃんご自身が話していた「おかんの初主演舞台には何としても関わりたかった」という強い意志や、監督さん伝いにお聞きした「オーディションの時のこだまのスイッチはすごかった」という言葉などからも、杏優ちゃんのこれまでのご出演作品にも負けないくらいの、むしろそれ以上のこの舞台に賭ける本気度を感じてもいたのです。

本番でのアユは、女子高生そのものでした。

モデルとは思えないあの丸まった猫背の立ち姿や、ぺたぺたと歩く幼稚さも。

昔っから役を身体に入れてじわーっと滲み出させる役者さんだとは思ってたけど、「さすがに女子高生はどうなんかなー?」ってちょっと半信半疑な時期もあったんですが。

そんな感情は全く杞憂に過ぎませんでしたね。

表現力のバリエーションも表情や仕草が伝えるメッセージも全くさび付いてないとこなんかは、根っからの女優さんなんだなぁって、めちゃめちゃ嬉しくなりました。

 

ことごとく予想が外れるギャンブラー・ユウタ役の芦田雄太さん

劇団MONAにおいて押しも押されぬトップアクターのあっちー。

さすがに1か月前の舞台・ダメ女の法則でもメインキャストの一人である大翔を演じることが決まってたし、わたいそはお休みかなーと思いきやでしたね。

劇団MONAの舞台皆勤は続いております。

そして、単なる皆勤なんかじゃなく、彼自身の演技の幅というか引き出しの数もみるみるうちに増えていて、〝欠かせない役者〟としての色の発色がどんどん強くなっているという気がします。

きっと、あっちーのファンの皆さん(あっちーずのみなさん)も、昔のあっちーの演技を思い返すと、昨今の相当凄みを強く感じているんじゃないでしょうか?

今回の演技もすっごくよかった。

コメディ作品という基本線でありながら、実は伏線のカギとなる〝予想をことごとく外す〟ってところも間違えられないし(笑)

コミカルなところの自由度が高いわりに大事なセリフや立ち回りも多かったんだよねー。

全体的に弟気質な一面もあるんだけど、今回は出演者の中で唯一の男性ということもあり、彼本来の責任感の強さみたいなところも演技の中から醸し出されていたんじゃないでしょうか。

今回、カーテンコールのあっちーのスピーチを聞いていて、その本気度・意気込みも強く聞くことができて、普通に感動してガン泣きしていました。それくらい見応えがあるユウタでした。

1月の外部の主演舞台も楽しみで仕方ないのです。

 

役に入り込みすぎる役者志望のアルバイト・おすず役の新見鈴菜さん

一言でいうと、「必要」。

わたいそにとっても、劇団MONAにとっても、必要。

もうそんな女優さんなんですよね。

鈴菜ちゃんの女優デビューから、全ての作品を観劇させて頂いていて、全ての作品のブログで鈴菜ちゃんご自身の感想も書かせていただいていますが、それをひとつずつ読み返してもやっぱり、確実に着実に堅実に一歩一歩積み上げてきた実績があって・経験もあって。

その実績とか経験を単なる荷物として背負ってきたんじゃなくて、ご自身の中で女優としての血肉にしてきたんだなぁって感じています。

前述の通り、はまり役確定のアテガキの脚本で、初のコメディ作品で、本当にイキイキとご自身の筋肉となった演技力をいかんなく発揮されていたと思います。

すーぐ警官のスイッチが入るところと、「ハイ、カット!」って言われるとすぐ「ハッ!」って目が覚めるところ。ツボがツボ過ぎました。思い出しただけで笑いが込み上げてきます。

普段はすっごくキュートな女の子ーなのに、なんでだろう?時々魅せるコメディエンヌとしての表情は超がつくくらい優秀過ぎて、新たな一面をまた筋肉に変えるんだろうなーと期待できる好演でした。

お手紙にも書いたのですが、是非rihoちゃんやあっち-に続いて、外部の作品への客演としての出演なども観てみたいと心から思っています。

 

キャバ嬢サキナ役・沙耶さん

公開されたビジュを見ても実は最初は一番ピンとこなかったのですw

毎週のように見ているfreciaのSAYAちゃんであり、カミオクの茜ちゃんであり、ロミジュリのジュリエットでありっていうイメージがあったからかもね。

それでも、お稽古見学でラフなootdで立ち稽古してる沙耶さんは、もうその時点でNo.1キャバ嬢の雰囲気がプンプン漂っていて、色っぽさといい恋人のユウタとの掛け合いといい、完全にキャバ嬢何年もやってますよ感をしっかり実感することが出来たんです。

本番でのサキナちゃんも色っぽかったなぁ~♪

普段着なの?って思っちゃうくらいの豪華なスリップドレスだし、クラッチバックには現ナマ入ってるし、コミカルな可愛い仕草もシリアスなシーンの表情もすっごく素敵で観惚れてしまいました。

個人的には、風見ちゃんや鈴菜ちゃん、杏優ちゃん、燈和ちゃんとの舞台上での初共演(初絡み)ってのが嬉しかったなぁ~。

これまでの舞台作品の時にも思ったけど、沙耶ちゃんは、演技派の女優と絡めば絡むほど、ご自身の女優としての個性や魅力もドバドバッと出るのかなぁって感じました。

本当に指名したいキャバ嬢でしたよー♪

 

古本屋のアルバイトリホ役・rihoさん

rihoちゃんの本気の女優力をつかってコメディやったらこんなに凄いのか!というのが、嬉しい驚きだったrihoちゃん。

「看板娘」という言葉がぴったりとハマるビジュアルに、演技なのか素なのか分からないくらい、役のキャラクターという衣装を着こなして演技してくれたなぁって思いました。

多分、過去の僕が書いた舞台の感想のrihoちゃんのところを読み返してもらうと、多分毎回同じことを書いてると思います。

アダンちゃんの時もロレンス博士の時もジュリエットの時もそうなのですが、本当に役になり切る力がずば抜けてるから、「この舞台の上の時間だけじゃなくて、何年も前から、このあと何年もこの物語の中にいる人なんだろうな」と嬉しい錯覚をさせてくれるという意味で、観客を物語に没入させるために欠かせない役者さんだと思います。

そういう意味では〝カメレオン女優〟という肩書が実は一番ピッタリな方なんじゃないかなと改めて思うんですよね。

本当にお見事でした。

序盤も序盤ですが、おすずにタダで本を貸すフミちゃんに対して、ひくーい声で「ふみちゃん?」っていう、あのトーンが大好きで、舞台中何回か出てくるあの低い声が「まってましたー!」っていうポイントでした。

 

そして、店主垣本フミ役の優木風見さん

「よっ!風見屋」と思わずカーテンコールで声を発していました。

名座長が誕生した素敵な公演でした。

もちろん演技で引っ張る部分もありながら、このチームわたいその絆がここまで強固で、和が楽しいものになったのは、ひとえに座長の風見ちゃんの力であり、その風見ちゃんを盛り立てたいと集まったキャスト・スタッフの皆さんの総合力だったと思います。

店主のフミ役の部分では、物語の幹をしっかりと作って、垣本フミというキャラクターがくっきりと表れてたね。

特に前述のチャート図の部分でもあるように予言の書が入れ替わるあたりからは、店主の心情を表情一つで正確に出さなきゃいけない、中途半端な表情ではいけないというシーンがいくつもありました。

それが一つ一つ凄く丁寧だったなぁって感心に近い感動を感じながら観ていました。

例えば、あるシーンでリホに「後で説明するから!」っていうセリフを言うシーンがあるのですが、僕はそこの表情と顔の振りだけでいかに自然にリホを制するかというところを毎公演注目していました。

いつもそこで、ゾクゾクっとなっていましたし、配信でもそこは特に注目してみてしまっています。

実は、僕が最初に観た劇団MONAの舞台こそ、風見ちゃんがヒロインの茜ちゃんをやっていた「神様からの贈り物・全国公演」の皮切り大阪公演(Aチーム。2018年12月22日@世界館)だったのですが、その時のヒロインとしての風見ちゃんは主演の一人として舞台を引っ張っているという感じがあったんです。

一方、今回の主演・座長の風見ちゃんは、大きく手を広げて舞台全体・物語全体を包み込んでいるような包容力を感じた主演だったのでした。

 

 

 

何度も書いていますが、今回の舞台は、本当に7人がご自身の名前で演じるくらい、7人に向けて書かれた台本・脚本であり、その作品を演じるキャストの皆さんは、既に劇団MONAの舞台の中で重要な役を任されていたり、十数本の作品に出演された燈和さんであり、ベースとなる演技力や表現力は確実にある人たちばかりでした。

裏返していうと、そもそもそういう基盤がしっかりしている人が真面目にコメディ作品に臨むと、ここまで面白いのか・ここまで観客を惹きつけるのか・没入させてくれるのか!という驚嘆が生まれました。

シリアスな作品だから難しい・コメディ作品だから簡単という先入観があったわけではないのですが、むしろコメディの方が難しいんじゃないかと感じるところも受け取れたのが、今回のわたいそでした。

7人の演者の皆さんは、好演という言葉では足りないくらい素敵な作品を届けてくれたと思います。

本当にありがとうございました。

 

 

次に、脚本家のケバブ大吾さん。

やっぱり大先生ですよね。

主演の風見ちゃんとプロットを考える配信も見せていただいたのですが、それはまだ基礎工事の段階でした。

そこから舞台公演の完成形を創りあげるまでの台本の進行たるや、凄いエネルギーを要したんじゃないかと思います。

家の大黒柱ともいえるメインテーマ・軸の部分を保ちつつ、つじつまを合わせる伏線を張り巡らせて、それに合わせたキャストの出入りも計算して、その上で遊び心のような過去の作品のオマージュもちりばめて。

考えることも言葉にすることもめっちゃ大変だったと思うけど、本当に素晴らしいお仕事だったと思います。

なにも上演時間が長いことが大作の条件ではないと思います。

このわたいその脚本も大作だったのは間違いないです。

 

照明のラコルト和泉さん・宮國さん

今回の舞台でも、照明の力が凄かったです。

ほとんど暗転が無い作品ではあったけど、照明の操作は結局かなりの量になったと、Zoom会の時にケバブさんからお聞きしました。

細かい工夫も沢山ありましたよね。

僕は個人的に、予言の書に書き込むときに、そこにいるみんなが顔を寄せているときのダウンライトの光景が本当に好きでした。

和泉さんのXのポストで知ったのですが、今回は宮園さんがコントロールに入られたとのことでした。

お二人がもたらした光の装飾は、凄く素敵なアクセサリーとなってみごとにわたいそに似合っていたと思います。本当にありがとうございました。

 

音響の有元さん

聞くところによると影のお笑い演出・アイディアマンだったそうで(笑)

その辺の細かい裏話も是非オフ会なのでお聞きしたいところです。

本職の音響の方も、完璧でしたね。ありがとうございました!

カミオクの音が出てきたときはニヤリとなったし、ヒヨリ登場シーンのマント(風呂敷)を翻す音なんかもピッタリ!

ショートソング・挿入歌・テーマソングが流れだすタイミングも、僕の涙腺をいじめるほど物語にピッタリでした。

 

舞台セットを作られた舞台装芸舎Hushさん

見事な世界観。その一言に尽きますね。

壁一面の作り付けの本棚も、二階に続く階段も、奥の小上がりの座敷も。

おばあちゃんの代から続く古書店として本当にありそうなリアリティがありました。

千穐楽後に撤収中の場面をちらっと見る機会があったのですが、「あぁー、もうばらしちゃうのかー」って、もったいなく感じるぐらいめっちゃ素敵な舞台セットだったと思います。

本当にありがとうございました。

image

 

Ippeiさん・Naoさん

今回も、沢山お世話になりました。

いつも温かく迎えていただいて、観客の誘導から物販からチェキカメラマンからと、大活躍でしたよね♪

もちろん、それは観客である僕らから見える部分だけで、それ以外の会場入りから引き上げ・撤収までの全てのマネジメントの作業量を考えると、相当なご苦労もあったのではないかと思います。

本当に頭が下がります。いつも本当にありがとうございますー<(_ _)>

 

 

おまけ

今回の舞台公演に当たってはいくつか楽しい〝たくらみ〟も準備しました。

ひとつはウェルカムボード。

これはわたいそ日誌が始まった8/13から数日経ったころに、「あ、これ画像を集めてウェルカムボードつーくろーっと!」と思ったことがきっかけでした。

途中でわすれそうになったあっちーに焦ったり、公演直前に店休日が2日あって、ひー!ってなったりもしたけど、毎日画像を集めてPhotoshopで並べていくのが本当に楽しい時間でした♪

なお、公演後もオフ会まで続くんですよね?

オフ会のウェルカムボードはオフ会前日までの全ての画像でVer.2を作る予定です。

(ケバブさん、あのA1サイズのパネル持って来てください!ポスター差し替えます!(笑))

 

あと、今回はスタンドフラワーをお二人に贈らせていただきました。

杏優ちゃんにはご出演決定時にもちろん出そうと思っていたのですが、今回は客演ということもあったので、愉快な仲間たち数人と一緒に、少し控えめな大きさのものを選ばせていただきました。

その代わり、ビジュをお花屋さんに送って、「セーラー服の青いVのラインをイメージしたかんじに!」ってお花屋さんにリクエストしてキレイにアレンジしていただきました。(彼女が好きなトルコキキョウがたっぷり使ってあったのは、指定したものではなく全くの偶然だったのです!)

 

燈和ちゃんへは初めて個人で出させていただきました。

スタンドフラワーを贈ろうって決めたのは、お稽古見学を見た直後でした。

理由は、「うわぁ~この女優さんのお花出したい!」って思わせてくれる演技だったから。

もしかしたら、客演の方のお花が無いのは寂しいからなおきぃさん贈ったのかなと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はその考えは全くこれっぽいっちもなかったんですよね(笑)

燈和ちゃんへのお花は、彼女のXのプロフィールのスクショ画像をお花屋さんに送って、「このお名前のイメージに合う赤いお花のアレンジメントで!」ってお願いしたんですが、見事にそれをイメージしたお花を作っていただけました♪

 

 

 

今回の舞台セットの本のクラファンにも支援させていただきました。

タイトルは「アプリコットの優しい香りを添えて」

客演の杏優ちゃんのお名前である杏(あんず=アプリコット)と「優」の文字を入れたんです。

今、同名のタイトルの短編小説を書き進めています。

わたいそを見ながら色々オマージュして書いているので、またどこかで杏優ちゃんたちに贈れたらと思っています。

 

あと、舞台観劇後に、杏優ちゃんとケバブ大吾大先生とのZoom会にも支援させていただきました。

舞台の裏話や感想なども沢山させてもらいましたし、今後のMONAさんのお話やいくつかの提案なんかも話をさせていただきました。めっちゃ楽しかったです♪

 

 

今回も、舞台が始まるずーっと前から、舞台の公演の3日間、舞台が終わって配信が続く今まで、ずーーーーーーーーっと楽しませていただいています。

まだまだ、オフ会もありますし、もっともっとわたわたいそいそと楽しませてもらう予定にしています♪おそらくね!

 

本当に素敵な作品をありがとうございました。

再演やSeasonⅡ、スピンオフも楽しみにしていますからねー♪

 

おしまい♡