あら♡こんにちは!
なおきぃです♪
今日、こんなイベントが!
早速感想ブログ書いちゃいます!
だ、だ、台本なしの生オンラインWebドラマが5本連続!
このブログではご出演者の皆さんと、演技の感想をまとめます♪
(2/23はこれにかかりっきりになります(笑))
注釈…★は過去のご出演された主な舞台・映像などの作品です。
【1】
『三姉妹は突然に… 〜それはHAPPYかtroubleか〜』
14:30〜
・堀井雪乃さん
★ダメ女の法則、ラストメロディ、覚えてる?、リカちゃんのための嘘
・渡辺あかねさん
☆初演技☆※野口一真君のMVに出演あり
・大西亜依さん
★ラストメロディ
※上のリンクから第一話を観てから読んでくださいね。
タイトル通り、三姉妹のお話。
長女:加藤綾菜(あかねちゃん)、次女:みどり(雪乃ちゃん)、三女:真樹(亜依ちゃん)の3人が、離れて暮らしていて久しぶりにZoomで顔をみて近況報告するって感じで物語が進みました。
アドリブ・エチュードとして物語は進むのですが、3人の彩が綺麗に出たお話でしたね。強烈な話の展開でしたけど。
まず、評価しなければならないのは、次女真樹を演じた亜依ちゃんの演技。
「ラストメロディの莉乃役の初演技を観たときの衝撃再び。」
冒頭から勢いよくファシリテーターとして話を練り上げながら、突然重大な局面を迎えた後は、しっかり感情を作って。
表情、仕草、目線で、真樹の衝撃のさまを見事に演じきっていました。
次に、長女綾菜を演じたあかねちゃん。
初演技ということもあって、冒頭緊張してた感じはあったけど。ポテンシャルを感じたのは「アンテナの感度」と「反応速度」。
しっかりお話を拾っていたし、二人の妹の表情や言葉を取り込もうとする感度が良かったし、感じたことに対する的確な反応を発する速度は「おっ!」って感じたとこでした。
最後に次女みどりを演じたゆきっちゃん。
キーパーソンという役どころ、「告白」を担うところは適役でしたね。
相手に大切な言葉を吐露する表情は本当に苦しそうで、一方で、真樹に「ありがとう」って言われた時の何ともいえないホッとした表情の切り替えは最高の演技でした。
総括です。
89点。
タイムオーバーになったエンディングではありましたが、To be continued感があるジェットコースターストーリーとしてよしとしましょう!(笑)
-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-
【2】
『SCHOOL WARS 〜俺たちのゴールポスト〜』
15:30〜
・齋藤大地さん
★神様からの贈り物、タカラモノ、ダメ女の法則、Romeo and Juliet
・手塚マナカさん
★神様からの贈り物、ダメ女の法則、あの夏の物語、bloom
・梶原留奈さん
☆初演技☆
※このリンクで、59分ぐらいから始まります。
サッカー少年である本田圭介(大地くん)と、在日韓国人の須以瑞(マナカちゃん)、フィットネスインストラクター工藤沙江(留奈ちゃん)
いい意味でエチュードらしさが沢山現れてたと思います。
2つパターンがあって。
ひとつは大地君が話の骨組みを作って、二人を回す感じ。
もうひとつは、留奈ちゃんが出した言葉をマナカちゃんが広げて、それを大地君が揉み込む感じ。
新しいチャイム機能も面白かったですね。
探りながら話を進めざるを得ないエチュードですが、「チャイムきっかけで語れる心の声」。
まるでプロンプターのように、他の2人に心の声を聞かせることができるっていうのはいい試みだったと思います。
(留奈ちゃんの「未来から来た」にはびっくりしすぎましたが(笑))
まず、須以瑞役の手塚マナカちゃん。
「あの夏の物語」で経験がある台本なしオンラインWebドラマということだからか、要所要所で「ははーん」っていう声が聞こえてきそうな勘どころの良さは流石でした。
次に、本田圭介役の齋藤大地くん。
舞台度胸は数こなしてるだけあって堂々としていて、緊張は最初だけ。それに、キャラクター作りと他の二人への展開も早かったね。
さすが、台本なしの即興劇は初トライだったと思うけど、この「演技脳のスイッチがすぐ入るところ」は劇団MONAの財産の一つですね。
最後に工藤沙江役の留奈ちゃん。
初演技いかがでしたでしょうか?
僕はちょっと驚いたんだよね。多分、マナカちゃんと大地くんの演技を観ながら掴んだところだと思うけど、「カメラとの距離感」を上手く使って、顔を近づけてアップにしたり、少し離れてバストアップを見せたりするところで、画面上にアクセントをつけて、感情の高まりや落ち着きを自然と使い分けて表現してたように思えました。
総括ですが、この3人のバランスは見ごたえありましたね。
89点。
時々見せる「ぐいぐい引っ張り合う感じ」も、もっと見て見たい感じ。
沙江の未来から来た・・・っていうところを滑り込みで強引にオチにつなげれたら90点オーバー行ってたかなっていう感じで。(笑)
-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-
【3】
『それぞれのはじまり』
16:45〜
・金丸優美さん
★神様からの贈り物、エレベーターからの脱出、あの夏の物語、Romeo and Juliet
・八幡季正さん
★Romeo and Juliet、bloom
・吉田莉多アシュレイさん
★7億円とタマ、Hey!TAXI
※このリンクで、2時間15分ぐらいから始まります。
東京タワーの側に引っ越したい相田英子(金丸優美ちゃん)、
野球部のキャプテンでアベンジャーズを観始めた西島一(八幡季正くん)、
帰国子女でマジックを始めた江頭愛(吉田莉多アシュレイちゃん)
物語として、骨組みの構築が、とにかく見事でした。
数字を含んだ単語を使うのはNGというのは結構なハードルでしたが(笑)、それを忘れるほど話の立ち上がりがスマートだったと思います。
相田英子役のこだまちゃん。
さすがカメレオン女優。
数分前に知らされた全員のプロフィールをパズルのように、違和感なく組み立てる「序盤のストーリーのDIY」はあっぱれでしたね~。
途中では、要所要所で自分から話題の種をまいて、二人に話を膨らませた後、しっかり刈り取るところもお上手でした。( ´∀`ノノ☆パチパチパチパチ
江頭愛役のアシュレイちゃん。
女優としてのポテンシャルは過去の映像作品で感じていましたので、期待通りの演技でした。
そして、はじめに対して愛を告白するシーンは、朗らかで笑顔のシーンから一転して思いつめる表情の色の変化は上半身だけで演じる演技として期待以上でした。
西島一役の季正くん。
色々アイテムつかわないとかアシュレイちゃんのモノマネスルーとか、やっちゃってたけど、言葉のチョイスが上手かったよね。
「アベンジャーズ。みたことある?」って逆に振る身振り手振りとか、アシュレイちゃんの審判のくだりでのらりくらりと受け流すところとかも、役者の色が出ててよかったなぁ~。
総括ですが、92点。
劇場型のドラマというよりホームドラマ感があってよかったかな
と思います。
やっぱり人物の関係性が近い方が、ハラハラはするけど、ストーリーがカチッて固まる感じがしましたね♪
【4】
『○○音痴の向かう先』
17:45〜
・太田沙紀さん
★神様からの贈り物、ラストメロディ、Romeo and Juliet
・有里沙さん
★ラストメロディ、エレベーターからの脱出、Hey!TAXI
・山西哲誠さん
★オンライン元カレ
※このリンクで、3時間14分ぐらいから始まります。
味音痴の料理人、美波のりこ(太田沙紀ちゃん)
恋愛音痴の大学生、東なおみ(有里沙ちゃん)
歌音痴のミュージシャン志望、仁志のぶゆき(山西哲誠くん)
1~3の話と違って、着地が良かったこの作品。
指令に「音痴のみんなで向かう先(方向)」を決めて終わりなさいというのがあったからか、色んな音痴がさまよう中で、それぞれのエピソードを交えて徐々にゴールに向かっていくところは安心して観ていられました。
美波のりこ役のあひるん。
一見ナチュラルにナッツ好きが溢れている感じ。
でも、見返して観てください。自分が話すターンじゃないときに、沢山の自分のエピソードを創作してて、回ってきたときにそのストックを湧き出す感じがナチュラルで。
後述するなおみとは違って、あごや胸元にそっと手を当てた仕草で落ち着きを表現して見せて、同性でもタイプの違いを表して話の雰囲気を上手く色分けしていた気がします。(表情がヒクヒクしてるとこあったけど(笑))
東なおみ役の有里沙ちゃん。
恋愛音痴でネットフリックスの恋愛ドラマを観るのが好きな大学生というキャラ設定で、すぐカチッとスイッチ入ってましたね。
今どきの女子大生の雰囲気を瞬時に纏って、まくしたてるような就職の愚痴も、合コンの話の時も、オーバーアクションの表情とか手振りとかは若さを派手に表してて、リアリティあったよね♪
アドリブで風見ちゃんのTikTokの話を出すあたりも見事でした。
仁志のぶゆき役の哲誠くん。
バランスとして二人に圧倒されるメンズなんだけど、実は一番年上で。音痴な歌手志望っていう現実を突きつけられても、苦笑いぐらいでそれほど表情は変わってなかったかな?
個人的には、もっと派手に愕然とショックを受けて、二人にガチで慰められるタイプののぶゆきも面白かったのかもって思って観てました。
それでも、なおみとの年齢差を確認した後に、とっさにめっちゃ小さいときから可愛がってたっていう設定をアドオンしたあたりは、伸びしろを感じるところでした。
総括です。
90点を付けました。
ゴールの形にこぎつけたとこ、音痴という共通項を互いに寄せ合って、ダメ出ししあって励まし合うという構成が、サブカル風の個展を観ているような心地よさがありました。
-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-
【5】『罪と罰』
18:45〜
・優木風見さん
★タカラモノ、神様からの贈り物、ダメ女の法則、ラストメロディ、オンライン元カレ、バーチャルバーチャン
・辻野友里さん
★Hey!TAXI
・由紀恵さん
★オンライン元カレ
※このリンクで、4時間14分ぐらいから始まります。
5作品とも、②の指令の中でキャラ設定があったのですが、特にこの作品のキャラ設定は、いい意味で〝乱暴〟。
一ノ瀬翔の元カノ 紅秀子 32歳、(優木風見ちゃん)
キス魔 大治寿子 32歳、(辻野友里ちゃん)
子役 吉貴美子 10歳、(由紀恵ちゃん)
タイトルといい、年齢設定といい本当に大変なドラマになる予感しかありませんでした。
ところがです。
紅秀子役の風見ちゃん。
圧巻。
スタートの直後、口紅を塗り直し、次の一言で貴美子を子役に仕立てて、その次のシーンで寿子をオーディションの審査員に仕上げました。この間2分足らず。
鳥肌が立って、「風見ちゃんすげーな」っていう一言が口から洩れました。
今回は、この2分のイントロダクションで、完全に観る側にも共演の二人にも同じ「オーディション会場」のイメージを思い描かせることに成功していたように思います。
それ以外に、ZoomのON-OFFを使い分ける場面転換や、他のコンテスタントをあしらうスタッフ役を声色を使い分けて二役を演じるなど、臨機応変の引き出しを堪能させていただきました。
大治寿子役の友里ちゃん。
憑依型だよね。そして演技を沢山観ているなということが証明される演技でした。
急に憑依した女性劇作家(かな?)。
試すような言葉遣いや目線は本当に実在の誰かをのりうつらせたような冷やかさを感じました。
風見ちゃんの演技力を信用しきって大胆にセリフをぶつけるところも、良かったですよね。
台本をアテガキしてガッツリ演出して凄い役やって欲しい感じがある女優さんでした。
吉貴美子役の由紀恵ちゃん。
キャラクターの妙。
10歳の子役に見えるんだから、キャラクターセットしたスタッフさんにも拍手をあげたい。見抜いてるよね。ポテンシャルを。
実年齢とこれだけ違う役、精神年齢や情緒を一気に引き下げて、大人っぽさや背伸び感を皆無にして、抑揚をつけて語尾だけに力を籠める子供っぽい話し方を魅せる演技も秀逸。
大人・子供関係なく人間観察をしているなーという、役の引き出しが結構詰まってるタイプの女優さんという印象です。
総評ですが、95点です。
台本なしを強みに、派手な芝居にはなったけど、がさつじゃなくて繊細に丁寧に組み合わされていて、いわゆる「観応え」がある作品になっていたと思います。
-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-
12人のキャストの皆さん、本当にお疲れ様でした。
どの作品も凄く楽しませていただきました。
最後に、僕が選ぶ個人的な三賞です。
最優秀新人賞
・・・渡辺あかねさん
前述のとおり、初演技にしてあの感度・反応速度の良さは武器だと思います。
長ゼリフというより激しい掛け合いのシーンとか観てみたくなりました。
最優秀サプライズ賞
・・・由紀恵さん
光ったのは器用さかな。いわゆる「演技臭さ」がなく、役を探っている感じがなく。「スタート」の掛け声の瞬間にその役そのものになれるとこは、思い切りの良さも含めて、ほんまにびっくりしました。
最優秀演技賞
・・・優木風見さん
今日の風見ちゃんの演技をアーカイブで咀嚼して再チェックしたのですが、カミオクの3つの椅子でシーンをイメージさせるところとか、カミオクZoom劇場の時にやっていたナレーション役が活かされているような気がしました。
そしてもう一つ。紅秀子を演じつつも全体のバランスを第三者の目で外から観て調整しているかのような補正能力。
これは、風見ちゃんがロミジュリを外から観た経験が活かされているような気がしました。お見事でした。凄かったです。
以上です~!
本当に楽しかったです♪
ありがとうございました!
あ、キーワードもDMしたよ!
その考察は締め切りの後に別のブログで~(笑)
おしまい♡