みなさんこんにちは。
たいこたたき(パーカッショニスト)の原田 直子です!主にジャンベというたいこを叩いてます♪
初めましての方、お立ち寄り頂きありがとうございます。私のプロフィールは是非こちらをご覧下さい^^
https://s.ameblo.jp/naokosyaaa/entry-12389186202.html
今日は、吹奏楽部のパーカッション(打楽器ーパートへ所属している方達へ
パーカッションが上達するコツ
を、お伝えしたいと思います。
私は中高6年間吹奏楽部に入っていました。
中学生の時 夏の吹奏楽コンクールでは毎回地区落ちをし悔しい思いをしていましたが、演奏は楽しいという大事なことを教わりました。
高校生の時 夏の吹奏楽コンクールでは関東大会でダメ金を取り(順位があと一つ上なら全国大会へ行けた)充実していましたが、実力主義なので最初は中学校とのギャップに悩みました。
今回の記事を書こうと思ったきっかけは、自分の思い出の品を片付けていた時のことでした。
高校吹奏楽部時代に書いていた「セクションノート」という一冊の記録ノートが出てきて、昔の記憶が蘇ったのがきっかけでした。
セクションノートとは、夏休みに毎日部活後練習の記録(何をやったか、感じたこと、質問等)をノートに書き
毎回違う先輩にチェック&感想を書いてもらうものです。
それを見ていたら、楽しいことはもちろん
当時のもどかしい気持ちも、蘇ってきました。
当時どんな時にもどかしい気持ちになったかと言うと、
練習しただけ上手くなると信じて練習しても、
全然上手くならない
の でした。
部活の時間はもちろん、
部活の時間外も朝や昼休みや部活後に残って自主練をし
部活がテスト休みの日も、学校が休みの時も通って自主練をすることもあったし
とにかく練習時間だけで言うならば周りの人以上にしていたと思います。
やった分だけ報われると思っていましたから。
普段先生や先輩に言われた練習も思い出しながら基礎も曲練習も自分ではやっていたつもりでした。
でも、合奏中に100人以上いる部員の中、名指しで注意されることもありました。(特にパーカッションは一人ずつ違う楽器を演奏しているので間違えたりタイミングが悪かったりするとすぐ見つかるというのもありましたが…。)
正直、当時の私はどうしたら良いかまったく分かりませんでした。
注意された所をたくさん練習して良くなったつもりが、また同じ所を注意されてしまったり。
(つまり出来たつもりでいたけど実際には出来ていなかった。)
セクションノートにも先輩からのコメントで
「なおちゃんは、自分のヤバさに気付いていないようだね。」
と書かれておりました(笑)←当時は全然笑えなかった
もう自分では、
どれが良くてどれが悪いかすら分からない状態でした。
もし
こんな経験を今している吹奏楽部のパーカッションの子がいたら伝えてあげたいことは
パーカッション講師の先生をもっと頼ろう。
です。
部活には、指揮者の先生の他に
管楽器やパーカッションを教えに来てくれる先生はいませんか?
その先生です。
色々な部活でよく耳にする「伝統」という言葉。
方針や雰囲気などに使う場合の他に
代々伝わるパーカッションの基礎練や叩き方を「伝統」と呼んでいる場合があります。
でもその場合は、間違えだらけの時もあります。
最初の人は講師の先生(プロ)から教わっているかもしれないですが、
そこから先輩達による伝言ゲームなのですから。
※別に先輩達が悪いと言ってる訳じゃありません。
誰だって人伝えだとそうなりますから、当然です。
講師の先生が来る部活もよくありますが、合奏見学の場合は細かい所まで目が行き届かないので間違えた基礎練習などはそのままになる場合もありますし、
仮に基礎練習をせっかく見てもらったとしても、
教えてもらう生徒達が
「あの先生の言うことよりも先輩方からの伝統を大事にしよう」
と、捉えてしまったら
また次の日から元に戻ってしまいます。
※もちろん、正しい伝統や先輩から後輩へ伝えるべきこともたくさんあると思います。でもこの場合は内容に限らずなんでもかんでも同じやり方で繋げていくと、良くない場合もあるという例えです。
実際に、私も吹奏楽部の時に生徒という立場で経験していますし(その時は講師の先生の言うことを全部は素直に受け取れなかった)
逆に部活の指導に何箇所か行っていた時に教える立場で同じ経験もしました。(そこの生徒も“伝統”を気にして新しいことを取り入れるのに抵抗があった)
でも、考えてみて下さい。
パーカッションは特殊な楽器。
楽器の種類もたくさんあります。
その楽器のことを頼れるのって、パーカッション講師の先生しかいないと思いませんか?
もちろん、曲作りに関しては、指揮者の先生に意見を求めたり質問をするのはとても大事だと思います。
曲全体を作っているのは指揮者の先生ですから。
でも 楽器の奏法は、
パーカッションの勉強をしている先生だとしても、
パーカッション講師の先生よりは分からなくて当然なのです。
ブログタイトルにもしましたが
「吹奏楽部でパーカッションが上達するコツ」
の結論は、
パーカッション講師の先生をもっと頼ろう。
です。
自分が吹奏楽部時代に戻れるなら教えてあげたい…。
パーカッション講師の先生が来てくれた時は、積極的に見てもらいましょう。
みんなで事前に質問を考えて待ち構えるぐらいじゃないともったいないです!こんなチャンス滅多にないですから。
そして、練習を見てもらった時には
先生のアドバイスを素直に聞きましょう。
もしかしたら、これが一番大事かもしれません。
この先生とは、パーカッションの先生はもちろん、指揮者の先生もです。
あと、普段の合奏の後に先輩や友達から言われる意見も大事です。
違う楽器の人から言われることは
「なんか違う?」と感じることも多々あると思います。
(パーカッションあるある)
パーカッションの奏法が分からないのでどうしても納得出来ない言われ方になってしまう場合があるのはしょうがないです。
でも、ちょっと違う角度から
「なんでそう言われたんだろう?」
と、考えることは大事です。
それが分からない時こそパーカッション講師の先生を頼りましょう。
「こんな風に言われたんですけど、よく分からないんです!」と。
もし部活にパーカッションの講師の先生が来ていない場合は、パーカッションパートのみんなで顧問の先生に相談してみるのも手かもしれません。
生徒達が積極的なのは、先生もきっと嬉しいですからね。
部活のことになるとついつい熱くなっちゃう私(笑)
天才肌の子の気持ちより、
自分と同じような不器用で、練習してもしてもなかなか上手くならない子の気持ちの方が分かってあげられると思います。
でも、天才肌の子は、は天才肌の子の悩みがまた別にあるんだろうな〜。
今日はこんな所で終わりにしたいと思います^^
吹奏楽部のみんな、頑張れ〜♡
原田 直子