アントワーヌ・ローラン

吉田洋之 訳


まずは ブルゴーニュのトタン倉庫月に1、2度コレクションを愛でるために訪れるピエール=フランソワ・ショーモン そして1年前に遡るパリ


パリの老舗オークションハウスのドゥルオーにほど近いというので法律事務所の選定をするほどの骨董愛好家の弁護士ショーモン46歳


ある日自分にソックリの肖像画を手に入れる持ち帰るが 妻シャルロットはマッタク似てないと言うばかりか同僚や友人たちも皆同様の反応  

ひとり孤立した彼は そのパステル画に描き込まれた紋章の探索にのめり込みブルゴーニュ領主ヴィラルディエ伯爵ことエリック・ド・リヴァイユにたどり着き

リヴァイユが第5回十字軍遠征帰還時に持ち帰ったマンドラゴラという植物にちなみその土地はマンドラゴラと呼ばれることに


遂にショーモンはそのマンドラゴラ城を訪ねることになり休憩にその土地のカフェに入ると そこにいた人たちが口々に驚きをもって彼のことを“伯爵”と呼ぶ⁈・・・


「ミッテランの帽子」
「赤いモレスキンの女」
に続く⁈かと思ったらこれは2007年に刊行のローランの処女作品ということです
赤いに次ぐ青い と邦題名も良いですよね♪

映画のような始まりは 大学で映画を専攻 その後シナリオを書き短編映画を撮りというのや パリの骨董品屋で働いていた〜骨董愛滲み出てる^ ^ という経歴が反映されているなあと⭐️
ショーモンの消しゴムコレクションから始まったコレクション癖が 伯父もしくは伯母⁈^ ^エドガーによって古いオブジェに移行する過程など ひょつとしたら自身の経験なども重ねられているのかなと
“古いもの愛”に共感しつつ十字軍などフランスの歴史もすこしたどりつつ やっぱりお洒落⭐️ロマンチックコメディ風な終わり方🎶


去年広告を見て図書館リクエスト先日手元に もしかしたら1番目⁈かも なので紐の栞はそのままで^ ^松尾ミユキさんのクッションカバー〜買ったんだぁ新しいのーそのうち披露^ ^についてたタグを使用♪