表紙も素敵☆新潮クレストブック
写真は図書館バーコード隠しのバスキア


アントワーヌ・ローラン
吉田洋之 訳


パリのブラッスリーで自分にご褒美の
さえない会計士ダニエル・メルシェ
ロイヤルシーフードプレート&
ボルドーの白 プイィ・フュイッセ
つまみながらも 
隣席にミッテラン大統領と! 
二人の男が座り!
気になる!牡蠣の味がしないくらい!!


そして 彼ら退席のあとそこに置き忘れられた
大統領の黒いフェルトの帽子を
持ち去ってしまう!!!


‘‘頭の上に帽子を乗せることで人は
それを持たない人たちに
疑う余地のない威厳を 誇示できるのだ’’
               トリスタン・ベルナール 


というのが扉にあるのですが^ ^
まさにその通りに まずはダニエル・メルシェの元にこの威厳が降りてきて〜その1
彼は会議での発言で 抜擢される
がしかしその大切な帽子を列車に置き忘れ

望まぬ不倫を続けていた作家志望の女性〜その2
ファニー・マルカンのもとへ

そしてインスピレーションを失った天才調香師〜その3
ピエール・アスラン

からの 代々続く名家の資産家
〜その4 ベルナール・ラヴァリエールのもとへ

と リレーのエピソードが♪
途中のリンクにもわくわく♪♪
それぞれが自分の枠を超えることになる
ミッテランの帽子によって☆



フランソワ・ミッテラン大統領が大敗した
1986年に始まり
ジャック・シラクが首相に 
その2年後に彼に大差をつけて勝利の
二年間が舞台になっているということで

ブラッスリーで帽子を置き忘れ
手元にもどるまで となっている

事実を取り混ぜながらのお話しに臨場感
エピローグの うふふ
が心地よい☆


アンディ・ウォーホールもだけど
それを凌ぐ勢いのバスキア
があったりして
美味しそうでオシャレでウィットにとんで♪
素敵大好きな一冊でした☆
うん ほんとに 徹頭徹尾楽しかった♪
映画にならないかしら?

たしか映画「大統領の料理人」も  
ミッテランの?じゃなかったっけ?
ガラスのピラミッドなどなど
当時のあれこれエピソード愉しの
ミッテラン大統領ってまさに
フランス☆を体現でしたね♪