【小学生】先生ってみんな同じ怒り方だから…

子どもの耳と心を開く専門家
保育・子育てプロデューサーゆきの直子です。

思春期に片足ツッコんでいるだろうに最近になってやっと学校のことなどしゃべり出した小5長男。

友達のこと、学校のこと色々しゃべります。

そんな中で気になる言葉が。

「先生ってみんな同じ怒り方やねん。」

「めっちゃ大きい声だして、いきなり怒るからビクってなるわ。」

「みんなシーンってなるねん。A先生もB先生も一緒やから、そうやって（叱り方）教えられてるんやろうか？」
※小5男子の個人的な感想です。ちなみにパパも同じ怒り方だそうです

きっと先生の叱った場面とか言葉とか伝えたい内容は、全部違うと思うんですよ。

だけど、子どもには伝わっとらん。

なんなら、『先生の怒り方』という定型に当てはめられとりますよ。

これを聞いて、「ママは全く怒らない。優しい。」と我が子たちが謎の言葉を吐いていた理由がわかりました。

私は、このドーンという怒り方が子どもの頃から苦手だったし、『大きい声で怒鳴られた』とか『私関係ないのに』とかのモヤッと感しか残らず、何についての注意だったかが全くおぼえていないという自分の記憶があったから、子どもに何か伝えたい時には、大きな声を出す。はしないんですよね。

どちらかと言うと大きな声はストレス解消みたいな感じ。（これはこれでアカン気がする

）

私がいつもしているのは…

まずは、名前を呼ぶ（自分事にしてもらうため）
内容を伝える
聞いてないようなら伝えた内容を繰り返し言ってもらう（確認と内容を腹落ちさせるため）
わかってなければ再度伝える
伝えてもわからなければ一緒にしてみる（子どもは見ておぼえることもある）

みたいな流れ。

※私が3歳児までの保育園で働いていたときに実践していた方法ですが、今でも小5小2男子には効果的です。

なかなか聞いてくれなくてイライラすることもあるけど、そうなってきたら、ママは聞いてもらえないことにイライラしてきておりますよー。を伝える。

これ以上聞いてくれなかったら、大きな声いっちゃいそうですが大丈夫ですか？みたいな感じ。

不思議と『ドーンと大きな声いっちゃいそうですが、大丈夫でしょうか？』と声をかけるのは、子どものためっていうよりも私のため。

言葉にすると、『あっ、私イライラしてるんだな。大きな声だしてでも子どもに言うことを聞かせたいと思っているんだ。』なんて冷静になって怒鳴らずに伝えられるもんです。

そして、子どもも『あっ、お母さんそろそろイライラしてきてるし、聞ける話ならきいとくか』みたいな感じで準備が整って聞いてくれる。

そうして納得できたら行動できる。

いつも成功するわけではないし、子どもが30人以上いたら、通用しないことも多い方法なのだと思いますが、『先生の怒り方とママの怒り方は同じ』と言われることはなくなると思いますよ。

ぜひ、お試しくださいね！

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