子どもの耳と心を開く専門家
保育・子育てプロデューサー ゆきの直子です。
ご相談の中に、「我が子は何回も同じことを言ってるのに聞いてくれない。」というお話がよく出てきます。
「結構厳しく言ってるのに、全然聞こえてないみたいなんです。」なんてこともしばしば。
叱られているのに、聞こえないんですよね。
実は、人間って、同じ言葉で繰り返すことで行動が定着するという面もあるんです。
それなのに、同じことを言っても聞いてくれない、定着しない。
それは、なぜでしょう。
端的に言うと、「あなたのその言葉、生活音になってますから!!残念!!」です。
えっ、どういうこと?と思うでしょ。
私の体験した例からご紹介しますね。
今年、車にドライブレコーダーをつけたんです。
そのドラレコ前の車が発進したら、「前の車が発進しました。」と教えてくれるんです。
最初は、わあ親切やん。携帯見てても大丈夫(言葉)
少したつと、わかってるって、うるさいな。(雑音)
現在、えっ、今日ドラレコ喋ってたっけ?(生活音)
最初は、私ちゃんと聞く耳があったんです。
だけど、ちょっと発進が遅れただけで言われるし(責められているように感じた)、例えば発進したとて、それは当たり前のようにスルーされるしで(認められていないように感じた)、モヤモヤしていた。
そしたら、耳が勝手に聞き流すようになったんです。
例えば、カフェに行って仕事ができるのって、言葉を聞き流す機能が耳に付いているからですよね。
そうじゃないと、他の人の話が耳に入ってきて仕事どころじゃない。(こんな人もいますが)
親の大切な声かけが、うちのドラレコや、カフェの隣席の人の会話のようになってしまっているってのが今の状態です。
では、どうしたらいいかシンプルに効果のある方法をお伝えします。
たまたま聞いてくれた時に、聞いてくれたことを認めることです。
例えば、「洗濯物を洗濯機に入れてきて」と声をかけっぱなしで放置するなら、発進してと声をかけて放置するうちのドラレコと一緒レベル。
洗濯物を入れてくれたら、「洗濯機に入れてくれたんだね。」とか「ありがとう、助かるわ。」とか人間的なコミュニケーションをとってみましょう。
そもそも全く聞かなくなっているなんて時には、立ち上がった瞬間に「わー、洗濯機に洗濯物いれてくれるんやね。」とか言ってみる のも効果的。
思春期なんかだったら、うるせー!となるかもしれませんが、親が自分の行動を認めてくれているんだ。と思うと嬉し恥ずかしなのですよ内心
ということで、華麗にスルーするスキルを備えてしまったお子さんにぜひ試していただきたいと思います。
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