カウンセラーのNAOKO（松宮直子）です
夫の不倫によって、
妻は、何年も夫を待つことを選び、
紆余曲折しながらも、
夫が自分を取り戻し、
妻の元に戻るというケースもあります。
一方で、
夫が、
どっぷりと不倫の沼に浸かり、
本来の自分を取り戻すことができず、
妻の元には戻らないこともあります。
（お借りしました）
妻の元には戻らないだけではなく、
「妻の気持ちが変わった」
ということも、もちろんあります。
ちょこちょこ書いていますが、
不倫をする人のエネルギー状態は、
不倫を続ける限りは、
重く、
暗く、
泥沼に浸かってしまったような状態で、
とても重々しいエネルギーを放っていることが多いんですね。
（お借りしました）
一時的に、
「ハイな状態」
になったとしても、
全体的には、
重々しいのです。
もちろん、
不倫相手のエネルギーも同じような状態にあることが多いです。
一方、
妻も、
心がえぐられていますので、
エネルギー状態としては重くはなるのですが、
苦しみの中から自分と向き合うことで、
少しずつ、
「夫が不倫をする前よりも」
エネルギーが軽くなることがあります。
（お借りしました）
夫の不倫
という出来事は、
否応なく、
「自分の心と向き合うこと」
が要求されるんですね。
特に、
今まで自分が持っていた、
心の癖や、
無価値感、
というものが、
あぶり出されてしまうのです。
「〜しなければ愛されない」
「〜しても、〜しなくても、誰にも愛されない」
「自分には何も価値がない」
このような、
無価値感や自己尊重感の低さや、
「〜しなければならない」
「〜するべき」
とのような、
自分も相手も縛ってしまう、
心の癖もあぶり出されることがあります。
これらの心の癖や、
重くなってしまったものを、
しっかりと向き合い、
少しずつ手放していくことで、
エネルギー的にもどんどん軽くなることがあるんですね。
そうすると、
妻のエネルギーはどんどん軽くなり、
軽い次元の中で生きていくことになります。
不倫をしている夫は、
重いエネルギーの中で生きているので、
軽いエネルギーと、重いエネルギーは、
実は、
「交わらなくなってくる」
ということが起こります。
（人が発している想いも、言葉も、行動も、目には視えないエネルギーという形で表れています。
軽い＝細かい振動、重い＝荒い振動。）
そうなると、
夫に対して、
家族としての情や気持ちがあったとしても、
現実的に夫と一緒にいたり、
側にいたり、
連絡をすることで、
「違和感」
を感じたり、
「居心地の悪さ」
を感じたり、
「関心が向かなくなる」
ということがあるのです。
そうした流れから、
別々の人生を歩んでいくことになるのですが、
離婚をしたから失敗したわけでもなく、
夫が戻ってこなかったからダメだったわけでもなく、
これは自然な流れであって、
必然的なことでもあると思うのです。
「自分が放ったものが返ってくる」
という言葉を聞くことがあると思うのですが、
どんな苦しい状況でも、
葛藤しながらでも、
自分の心と向き合うことから目を背けることなく、
その道を地道に歩んできた方は、
人生において、とても大切なものを思い出し、
エネルギーも軽くなり、
実は、その後の人生においても、
好転していくばかりになるんですね。
物理的に一人になったとしても、
沢山のご縁は繋がれており、
孤独感も薄くなっていきます。
「夫がいないと生きていけない。
生きていく自信がない、
という不安からは解放され、
夫がいても、いなくても、
自分らしく、活き活きと生きていける」
という自信もつきます。
自分のことを心から愛し、
周りに対しても、その愛が拡がり、
それは無限に拡がっていきます。
まるで、波紋のように。
今、
そのような段階に来ているご相談者さまがいらっしゃるのですが、
いつもいつも、
その魂から発せられる輝きは、
拡がるばかりです。
失ったものがあるどころか、
実は、
生きていく上で、
一番大切なものを得ているのです。
自分が持っている（持っていた）心の癖や、
自分の心を縛るものは、
実は、
大切な人を通して、
それを１つずつ解放、昇華していくこともあるんですね。
夫婦は、
同じ価値感や考え、エネルギーを持っていると楽だと思うのですが、
それだと、
自分の内面を見つめるきっかけになることがないので、
実は、
真逆の価値観や考え、思考、生き方同士の者が、
一緒になることもあります。
そこで、
お互いに学び合い、気づきあうことで、
「もう、あなたとの学びは終わりを迎えます。次のステージに行きましょう」
という形で、
「離婚」
ということもあります。
もちろん、更にお互いに高め合うこともあるでしょう。
あまりにも、エネルギーがかけ離れ過ぎれば、
それは終わりを迎えることもあります。
「終わり」
というのは、
そこで全てがなかったことになるのではなく、
かけがえのない大切なものを手にしながら、
新しい扉を開いていくのです。
このような段階に来ている方は、
どうか、得たものを大切にしながら、
新しい扉を開いて進んでいきましょうね。
葛藤や苦しみを抱えながらも、
夫婦としての道を生きている方もいるでしょう。
でも、
どんなことも決して無駄になることはなく、
１つずつ、自分を縛るものを手放していけば、
必ずそこには学びや気づきが得られますからね。
それらを得ることができれば、
今までの苦しみや悲しみはなかったことにはできませんが、
小さくなっていったり、
捉え方が少し変わってきたりします。
そうすると、今までよりも、ずっと心は楽になりますからね。
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