※人気があった過去記事をリメイクしてアップしています。
こんにちは。
カウンセラーのNAOKO（松宮直子）です
パズルは全てのピースを埋めて完成し、一つの作品になる。
不倫もある意味、
”自分にとって欠けていると感じている”
ピースを探し、そのピースを埋めて完成させようとしているもの。
例えば、結婚生活で刺激が足りなくなって、刺激を埋めるために"不倫相手"というピースで埋めようとする。
パートナーが話をちゃんと聴いてくれなかったり、性生活も充実をしていない。
でも、それ以外はいたって仲の良い夫婦だ。
楽しめることや、安らぎを感じることもある。
でも、話をもっと聴いてくれる人や、性生活を充実させてくれるような人に出会ったとき。
この人で
「この部分は埋めればいいや」
そうして、欠けているピースを埋めようとする。
自分が得たい欲求を全て満たすために、欠けているピースを探し続ける。
そして埋めてみる。
でも、人間はパズルじゃないよね。
全てのピースを埋めたはいいけど、つぎはぎだらけで不格好。
先日、とある女性にこんな話をしました。
「パートナーに足りていないと感じる部分を他の男性で埋めようとしても、自分が本当に求めているものは埋められないのよ。
パートナーには、何を一番に求めている？
ふむふむ・・信頼関係だったり、安心感なのね。でも、話がつまらなかったり、刺激がちょっと足りないと感じているのね。
そうか、他の男性はちょっと刺激的だったり、話が面白いし魅力があるのか。
パートナーにも、その部分があったら良かったね。でも、完璧な男性はいないから難しいよね。
足りないと思って、その欠けている部分だけを他の男性に求めたとしたら、満たされるかな？
でも、心の底から求めているものは、信頼関係だったり安心感だよね？
きっと、足りない部分の刺激だったり、面白さだったりを埋めたとしても、本来一番得たいと思っていた信頼関係や安心感はなくなってしまうと思うよ。
１人のパートナーで全ての得たい欲求を求めても難しいよね。
完璧な人間はいないからね。
まずは、人は不完全であるということを受け入れることが大切かもしれないね。
その前に、”不完全である自分”も受け入れてあげないとね。
自分に「ない」と感じているから、相手にも「ない」を感じてしまうのだから。
そうじゃないと、キリがなくなっちゃうからね。
自分が本当に得たい欲求や譲れないものを一つ決めたら、それを守ることも大事だよ。
他の２番目の欲求や３番目の欲求も埋めたい気持ちもわかるけれど、他の男性で全てを埋めようとしたら、一番大事にしたいものも失くしてしまうからね。」
やっぱり人間だから、あれもこれも満たして欲しいって思っちゃうときはあると思うんです。
特に、心が疲れているときは。
手っ取り早く
”今欲しい欲求”
を
”簡単に手に入れたい”
ただ、全てを満たしてくれるパートナーはなかなかいないのが現実。
だって、刺激的で話が面白い人だって、安心感を与えることはできないかもしれないから。
それを埋めるかのように不倫を繰り返してしまっていたら、本来一番得ていたかったものまで失ってしまいます。
パズルは全てのピースを埋めてこそ一つの作品になるけど。
人間は、自分や相手の欠けている部分を補いあったりしながら、一つの大きな絆になっていく。
相手に欠けていると感じるものがあれば、自分が補える努力をする。
逆に、自分に欠けていると感じるものがあれば、相手に補ってもらえるようにお願いをする。
その為には、お互いの気持ちを伝えあったり、譲り合ったりしながら２人で完成をさせていく。
完成はないのが人間なのかもしれないけれど。
完成をしないからこそ、努力をし続けられるのかもね。
どんなに気持ちを伝えても、どんなに改善をしようと努力をしても、それでも難しいパートナーだったら、手放すことも一つの選択だけどね。
男性、女性共に、同じことが言えると思います。
一時的に、”一部だけ”満たしてくれる相手は、真の人生のパートナーなのでしょうか。
刺激や一時的な欲求を埋めるためのものなんて、すぐになくなってしまいます。
簡単に手に入れられるものは、失うのも早い。
苦労して手に入れて、積み重ねてきたものは、失う損失の方が大きい。
失ってからでは遅い。
失う前に、本来自分が求めていたもの、得ていたものを思い出して欲しいですね。
不倫って一言で言うと、”ないものねだり”だと思うんです。
”ないものねだり”同士が間違って一緒になっても、また”ないものねだり”が続いていく。
どの段階で”自分はないものねだりをしているだけなんだ”と気づけるかどうか。
それしか、自分を救える手段がないと思います。
”ないものねだり”を永遠に続けても、本当に欲しいものは手に入らない。
それどころか、本来得ていたかったものまですべてを失ってしまう。
それが不倫です。
不倫は多くのものを失いすぎる。
多くの人の心を傷つけすぎる。
そして、最後は自分の心も傷つけるのです。
（※関連記事・・「妻が不倫をした夫に望んでいること」）
（※関連記事・・「不倫という一時の誘惑がもたらす大きなリスク」）
（※関連記事・・「不倫の世界～天国ではなく地獄行列車に乗るということ」）
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