「黄金の声の少女」 | naokoの日記

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ジャン=ジャック・シュル 
横川晶子 訳

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2000年 ゴンクール賞受賞は無名の作家 ジャン=ジャック・シュル

その原題「イングリット・カーフェン」は主人公であり実在の人物であり

シュルの人生のパートナーでもある


彼女の人生を描くことはふたりの愛の軌跡をたどるようで・・・・


          ✿


冒頭の ナチスの将校のまえで

四歳半の少女の「きよしこの夜」を歌うシーンに始まって


その後も幾度となく過去と今に行きつ戻りつの展開に

え?と思いながらも遮るのは悪いような気がして

とりあえず読みながらもなんか気持ち悪くって 


もちょっと把握しながらと立ちもどり読んでも

又元のスピードになってしまうの なんでしょうこれ^^ 


”映画監督 ファスビンダーに愛され、 イヴ・サン・ローランに霊感を与え、

作家シェルのミューズとなった”天才歌手のたどった運命


           ✿



マレーネ・ディトリッヒ

ジャッキー・ケネディ ヴァレンチノ 

フィッツジェラルド ヘミングウェイ

ジーン・セバーグ  マリア・カラス

サティ ヒッチコック 

キャロル・ブーケ ジャンヌ・モロー

アンディ・ウォーホール コクトー


もっともっともーっと いるのだけれどもう書くの疲れた(ー_ー)!!

膨大な数の実在の人物たちは 監督 俳優 芸術家 音楽家

あらゆる分野の人々で


話の端々には オスカー・ワイルドや エドガー・ランポー

ジョイスのレオポルド・ブルームなんかも登場し

「短くも美しく燃え」や タンタンのパドック船長も出てきたな♬


あらゆるひとや事を巻き込んで70年代から90年代を駆け抜ける

その疾走に息切れしつつ愛の物語に身をゆだねたくなる心地よさかな☆ミ


           

           ✿


編み物でもと思いつつ こないだ過去の作品群に向き合って

もうそないにいらんよね創作意欲喪失

食器増えたので(^_^メ)整理をとも思うけどやる気無し


気がつけばごろり寝ころび本を

何もしたくないときはこれにかぎります


仰向けに寝ても痛くないし 右に左に寝がえりだって大丈夫

腹ばいになっても平気だわ っていうのが嬉しくて 


ヨガのポーズや水泳のターンはもとより

何をやっていても しみじみと歓喜湧きあがり

顔には笑みが(*^。^*)

~知らない人にはニヤニヤのへんな人かもしれませんね^^