4月18日 三日目 | 現在と未来の狭間

現在と未来の狭間

文芸と自転車、それに映画や家族のこと、ときどき人工透析のことを書きます。

午前中は先日ケアマネさんから案内をもらった病院へ手続きに行くことに。母の次への転院先である。母は現在介護認定の見直しをしていて、要介護が高くになれば特養という方法も見えてくるが、やはり即入所というのは難しい。それまでの繋ぎとして転院先を考えた。

午前中のうちに手続きを終え、午後からは両親の見舞いに。ここからが大変。

まずは乗換案内を確認してローカル鉄道(単線一両のディーゼル車)が次に出発する時間を確認する。出発まで1時間近く空くなどあるので、計画的に昼を済ませ、余裕を持って電車に乗る。そこから50分の移動。

新鉾田駅に到着。そこからiPhoneのマップを頼りにT病院へ向かう。歩いて30分くらいかかる。途中こんなものを発見。

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まあ東京ではもう見ない風景だ。三角屋根が実に懐かしい。

タクシーを使えばよかったかと後悔するが、どうにか父に面会。見ると父親は両腕を拘束されていた。看護師さんに聞くと、入院当初自分がどこにいるか理解できずにせん妄状態。カテーテルを引きちぎって大暴れ。集団部屋の他の患者さんともトラブルに。どうやら抗生剤で痛みが取れて元気に(?)なったらしい。元は大工だ。腕っぷしなら負けないが、まあ大人しくしてくれよう。

かなり元気です、と聞いたのだが、本人からは「母ちゃんを頼むど。しっかりやれ、奥さんを大切にな」と今生の別のような言いっぷり。聞けばメシはマズいが、生きるために食うと。またくるからと手を握って病院を後にした。

同じ道をまた戻り、30分かけて新鉾田へ。ここでは、待っていれば電車が来るではなく、電車が来る時間に合わせて駅に向かうが正解なんだなと思う。

新鉾田からまた電車に揺られ40分くらい。鹿島大野という駅で降りて、そこからまたiPhoneを頼りにO診療所へと向かう。今度も30分くらい歩く。すでに4時を回っていて、面会時間に間に合うかが心配だったが30分前には到着。

O診療所は平家なので、家族は外から面会。窓ガラス越しなのでお互い声は聞こえないし、何かを伝え合っているふう。ただ、母の方はあまり元気がなくかなり衰えている感じ。食事は流動食を食べたり食べなかったり。点滴が命綱。

さんざん歩き回って、さすがに元来た道を帰るのは辛く、病院に頼んでタクシーを呼んでもらった。やはり茨城は車社会だと実感。電車は学校に通う学生のためのものみたいな位置付けか。

見舞いに、というかほぼほぼ移動に時間を取られた1日だったきがする。

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