Amazonレビューについて | 現在と未来の狭間

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文芸と自転車、それに映画や家族のこと、ときどき人工透析のことを書きます。

前々から怪しいことは分かっていた。中国製の製品、バックアップの充電器やキーボード、iPadのカバーなど色々と購入してきてレビューに書かれてきていることはあてにならないと。

中国で組織的に偽のレビューを投稿させる仕組みがあるとのことで、Amazonは今回600社に及ぶ商品コンテンツを削除したとのこと。客が安心して買えるようにということだが果たして吉と出るか凶と出るか。

私が購入した中華製品で、Amazonでレビューを書けば1000円のAmazonポイントを進呈しますと書かれたカードがあった。こんな感じで商品のキャッシュバック的なものもあれば、キーボード進呈というものもある。ただしこいつは商品を褒めたたえてくれという依頼は書かれていない。つまりレビューであれば何でも良いというスタンス。

これよりもタチが悪いのがとにかく褒めたたえてくれてどんどんレビューを書き込んでくれれば数ドル払うというやつだ。今回削除の対象となったのが、こうした組織的に書かれた商品だろう。たしかにやたらと褒めちぎって何件も同じようなことが書かれているのは怪しいと見たほうが良いのかも。

でも削除対象が600件というから、焼け石に水感もある。実は該当しそうなものはもっとあるのかも。厄介だなぁと思うのはこうした組織的に書かれた製品であっても、案外モノは良いという商品もあるのかもしれない。そうなると本当の良品というモノはどこにあるのか?

私がAmazonで何かを買う時はレビューはもちろん読むが、どちらかと言えばネガテイブなレビューを良く読んでいる。ネガティブな情報は書いた本人からしたらその通りかもしれないが、自分だったら違うのかもしれない。例えばiPadで文字が書きやすくなるペーパーライクフィルムというものがある。

良く書かれるのが「確かに書くやすいが2週間ほどでApple pencil のペン先が潰れて中のセンサーが剥き出しになった」と有れば、これは書いたこの人の筆圧が強すぎるのかも、とか、そういう可能性があるのであれば気をつけて使えば良いのでは、と考える。こうしてネガテイブ情報もある程度参考にして購入して届いた製品で、使用に耐えない変な製品というのは一度も掴んだことは無い。まあ、自分には合わないなと思って使わなくなったモノはあるが、摑まされたと思うことは無かったな。

変なレビューはまあ見ただけで分かる。怪しいと思えば買わなければ良いだけのこと。中華の闇とか言う人もいるが、中にはしっかりした商品でものすごく使い勝手の良いモノもある。中国は本格的にものづくりに力を入れてきていると感じさせる時もある。

舐めていると日本はやばいことになる。中小規模でものづくり、製品づくりをしているところは少なくなっているのかも。若い人が何かのアイデアで何かの便利グッズを作ろうと思っても商品化し難いという事情が、今の日本にはあるんじゃないかな。不思議な話あれだけ共産党アピールを強くやっている国で経済がもっと自由に動いていると言うのは何かの皮肉のような気がする。

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