チケットを頂きましたので、サントリーホールへ、

 

「辻井伸行プレミアムコンサート」を聴きに行って来ました。

 

 

 

 

演目はこちら↓

 

 

 

 

前半は、辻井さんのソロのピアノによるバッハとショパン

 

 

 

 

後半は、辻井さんのピアノに、下野竜也指揮、東京交響楽団の演奏による

 

 

 

 

 

ラフマニノフピアノ協奏曲第三番です。

 

(↑お写真は、パンフレットより引用させて頂きました)

 

 

大和証券グループpresents 辻井伸行日本ツアーは、パンフレットによりますと、

 

2013年から始まり、今年で協賛12年目だそうです。

 

2013年に初めてお招きいただいた時は、年末という事もあり、結構空席が

 

あった事を思うと、今は満席の人気ツアーにて、隔世の感がありますよ。

 

でも、初コンサート時は新鮮な驚きもあり、感動が一番大きかったような

 

気がします。

 

宜しかったら、私の初辻井伸行コンサートのブログ記事もどうぞ → 

 

 

 

この日は、実家の母が救急搬送され入院した翌日にて、ドクターからかなり危険な

 

状態とご連絡頂き、急遽翌日の早朝に帰省する事になりました。

 

直前にあずさのチケットを取ったりとバタバタしていた事もあり、

 

今一つ音楽に集中出来ず(;^_^A

 

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を生で聴ける事を楽しみにしていましたのに、

 

全く耳に入って来ず、残念でした。

 

 

そんな訳にて急いでコンサート会場に向かう途中、初めて自分が酷く

 

空腹であることに気が付きました。

 

う~ん、お腹が空き過ぎて2時間ももたないかも(;^_^A

 

でも、クローズドコンサートでしたので、アペリティフやフィンガーフードの提供が

 

あり、気持ち的には、優雅にシャンパーニュを一杯とはいきませんでしたが、

 

大急ぎで小腹を満たすことが出来て、ちょっと助かりましたよ^^

 

 

 

 

さて、ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番と言えば、クラシックに素人の私の

 

勝手なイメージでは、難易度が最も高い、とって~も難しいピアノ協奏曲。

 

もし、若いうちにこの難曲に挑んだら、精神を病んでしまうくらい危険かつ

 

難しい曲というイメージ。

 

理由は、映画 Shine「シャイン」によるもの。

 

 

 

 

クラシックは良く分かりませんので、本当かしらとも思っていました。

 

が、演奏前半最後に、辻井伸行さんが、後半の曲の紹介にて、

 

大変な難曲だというような事をおっしゃっていらっしゃいました。

 

ので、やはりピアニスト泣かせのかなりの難曲なのだいう事を再認識した次第です。

 

何と言っても、ラフマニノフが一番崇拝するピアニストのホフマンにこの曲を

 

献呈したにも関わらず、ホフマンの手には余ったようで結局実演は

 

されなかったらしいですよ。

 

 

 

さて、少し母の状態が良くなったこともあり、ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番を

 

映画のシーンと共にまた味わってみたくて、保存版としてHDに残しておいた映画の

 

後半部分のみを改めて見直してみました。

 

 

 

 

映画「シャイン」は、オーストラリア出身の実在の天才ピアニスト

 

デイヴィッド・ヘルフゴットの半生を映画化した1995年公開のオーストラリア映画

 

(映画.comより画像3枚お借りしました)

 



 

 

主演のジェフリー・ラッシュは、本作にて、アカデミー賞主演男優賞を受賞

 

 

 

 

ジェフリー・ラッシュの演技も素晴らしいのですが、

 

ヘルフゴットの青年期を演じたノア・テイラー↓も、負けず劣らず、

 

とても良いんですよね。

 

 

 

 

幼少期から父に厳しくピアノを教え込まれたデイヴィッドは、

 

 

 

 

 

 

やがて、天才少年ともてはやされるようになります。

 

が、歪んだ父の狂気的暴力的愛情により、アメリカ留学のチャンスも奪われ…

 

とうとう父の反対を押し切り、家出同然に、ロンドンの英国王立音楽学院に

 

奨学金にて留学します。

 

そこで、コンクールのファイナリストに選ばれ、デイヴィッドが選曲した曲が、

 

ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番

 

 

 

 

 

 

彼の才能を見抜いた教授の熱心な指導の下、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番に、

 

挑戦していきます。

 

そして、満席のロイヤル・アルバート・ホールにて、ピアノ協奏曲第三番を演奏

 

 

 

 

 

スタンディングオベーションにて大成功を収めるのですが、その直後に、

 

倒れてしまいます。

 

 

結局、統合失調感情障害を発症し、オーストラリアに夢破れて戻り、

 

その後11年間も、精神病院で過ごす事になるのですが…

 

 

このラフマニノフの難曲に挑んだノア・テイラー演じるデイヴィッドの

 

青年期のシーンが、ヘルフゴット自身のピアノ演奏によるピアノ協奏曲第三番とも

 

重なり、演奏部分も含め、私はこの映画の中で一番好きなシーンです。

 

 

ご興味のある方は、ネットで検索すると、このシーンのみの動画が出て来ますので、

 

やはり、本作の最大の見どころでしょうか?

 

 

 

映画は、どん底に落ちたデイヴィッドが、やがてまた再生していくお話ですが、

 

ネタバレは避けますね(単に書くのが面倒なだけもありますが・汗)

 

 

全編、色々なピアノ曲が流れますが、映画の中のピアノは、モデルとなった

 

デイヴィッド・ヘルフゴット自身の演奏によるもの。

 

また、アップの手も、彼自身だそうです。

 

そのピアノ曲を聴きながら、波乱万丈の映画を観るのも、本作の魅力かと思います。

 

実話の重みもあり、是非ともお薦めしたい感動的映画の一つです。

 

ご興味のある方は、配信等でどうぞね。

 

 

 

さて、そんな訳で、一度生演奏を聴いてみたかった思い入れのある

 

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番

 

もう少し音楽に集中できる環境で、またリベンジする機会があれば

 

良いなと思っていますよ。

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、有難うございました。