昨日は、竣工した現場にてお施主様の立会いの下、竣工検査。
とはいえ、ぼくは、このタイミングではほとんど検査はしません。
間違いや施工不良は工事中に、なるべく早めに指摘するように心掛けております。
奇麗に仕上がってからあれこれといわれても施工側も困るでしょうし・・。
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今回のプロジェクトは200坪を超えるRC造3階建ての複合建築。
3階部分にお施主様の住まいを計画し、ぼくはそこの設計監理を依頼されました。
コンクリートは、強度はあるけれど、固くて冷たい。
人の生活の場にはあまりふさわしくないように思っていて、
ましてや、コンクリートの打ちっ放しの壁がそのままむき出しになるのは、どうしてもぼくの中ではNG。
なるべく、しっとりと、柔らかい空間になるようにと設計を進めました。
細かな納まりでは悪戦苦闘しましたが、なんとか全体のトーンは破綻せずに出来上がったように思います。
お施主様からは、
「ずいぶんシンプルだねえ」
と、言われましたが、
続けて
「今すぐに住みたい家が出来上がったね」
と、言っていただき、その瞬間、全ての苦労が報われました。
出来上がった時に、少しだけ物足りなさを覚えるくらいがちょうど良い設計、
と、ずっと肝に銘じてやってきましたが、なかなかこれが難しい。
今回感じたこともしっかり心に留めておき、次の機会に活かさなければいけませんね。
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さて、もうすぐGW。
ちょっと仕事はありますが、楽しみな計画もあり、
子供心に帰って、てるてる坊主でも作りたい心境、です。
さいたま市の設計事務所 創順居アトリエ 直井建築設計室 http://naoi-boo.com