2024年3月29日に夏木志朋「二木先生」を読了しました
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の息子が中学生だったので、学校繋がり。
最初、広一と自分はちょっと似たところがあるかなと思っていたのですが、読み進めるうちに、私とは全然違うなと。
そして、途中からは、粘着質な感じの広一が気持ち悪くなり、更に、吉田にも似た気質を感じて不快になり。
二木先生の自分語りから「正欲」を思い出しました。
犯罪を犯した訳でも、誰に迷惑をかけた訳でもないのに、そこまで糾弾されないといけないことなのかな。
広一も吉田も「正しい側」にいる前提だけど、私には君たちのやっていることの方が気持ち悪いよ…。
線を引いて分断し、向こう側を完全に消し去ろうとする態度が、世の中から争いをなくさないのだろうなぁと、つくづく思いました。
が、もし私が二木先生の秘密を知った時、どう思うんだろう…。
性の問題は難しい。