2024年3月27日にブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読了しました照れ

非色」の人種差別や格差からの繋がりで。

解説に引用されている中学生の読書感想文が素晴らし過ぎて、感想を書くのが恥ずかしい…。


文章が読みやすいし、クスッと笑えたりするけれども、扱うテーマとしてはかなり重い…。

作中でしばしば指摘される「無知」。

何かに気付いた時に、知識を得て、感じ、考え、理解を深めることが大切なんだなぁとつくづく思いました。

覚えておきたいことが多すぎるので、絞りに絞って、これだけは…


P37

他人に自分の感情を伝えられない子どもは、他人の感情を読み取ることもできない。(中略)問題行動が見られる子どもはこうしたコミュニケーション面での発育が不十分な場合が多い。


P82

分断とは、そのどれか一つを他者の身にまとわせ、自分の方が上にいるのだと思えるアイデンティティを選んで身にまとうときに起るものなのかもしれない、と思った。


P249

僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。……罰するのが好きなんだ。