新NISAまであと3ヶ月くらいになったので、年末に向けた作戦のちょっとしたメモです。

 

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来年の新NISA用にと入金をコツコツしてるのですが、年明けまで、このまま現金で持ってるのが良いのか考えてみました。いちおう配当狙いの投資を前提にしてます。

 

これから株価が下がる場合

→ 配当への課税もないし、買える株数も増えるから、年明けに新NISAで買うの一択ですね。


これから株価は上がる場合

→ 年明けまで待って新NISAで買えば、配当への課税20%がいらなくなるかわりに、株価が上がることで買える株数が減ることになります。

一株配当80円(配当利回り4%)の銘柄があって、その株価が今は2,000円だけど、年明けまでに10%上がって2,200円になるとします。手元資金を44,000円で今その銘柄を買えば、22株買えるので配当収入は税引き後1408円(=22株×80円×0.8)です。

一方、新NISAで買えば、買える株数は20株(=44,000円÷2,200円)と2株減りますが、配当に課税されないことから配当収入は1,600円(=20株×80円)となるので、課税されないことのメリットが、株価上昇による株数の減少のデメリットを上回りことになります。

 

株価上昇のメリットとデメリットが均衡するのは株価の上昇率が25%のときになります。つまり、年末までに25%以上の株価上昇が見込めるなら今買う、そこまでの上昇は見込めないなら年明けをまって新NISAで買うということかと思います。

では、年末までの25%の株価上昇は現実的なのでしょうか?10月16日の日経平均は31,659円だったので、これが25%上昇するというのは39,573円を超えるということになります。

・・・・個別株ならともかく、多くの銘柄がこの上昇率になるというのは、ちょっとムリっぽい感じがします。

 

株価上昇による含み益も考慮する

ここまでは配当収入だけを考えていました。ただ、含み益とは言え株価が上がっているなら資産としては増えているという考えに立つとちょっと違ってきます。

 

先ほどの例では

今2,000円で22株買うと、配当収入1408円に加えて、株式の含み益4400円(22株×200円)があるので、資産全体としては44,000円→49,808円となっています。

新NISA開始を待つと配当収入しかありませんから、資産全体は44,000円→45,600円にしかなりません。

 

株価上昇が1%しかない場合でも、下の計算のとおり今買うことの方が資産全体は増えることになります。

今買う 44,000→45,848円(1,408+2,000×1.01×22)

新NISAで買う 44,000円→45,680円

 44,000÷(2,000×1.01)=21.78株

 配当収入 21株×80円=1,680円

 株価 2,020円×21株=42,420円

 現金 44,000円-42,420円=1,580円

 

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10月第3週に入って日経平均は下がっちゃってます。中東情勢なんかもきな臭くなってて、不透明感が増しているように感じます。

そんな中、年末から年明けにかけての株価をどうみるか。投資目的というか資産管理をどう考えるかで、当面の方針が決まってくるのかと思います。

 

・・・全部をひとつにかけるのは怖いから、結局は両にらみで、今ある現金の一部で株式を買って、一部は新NISAに残しておく。てな感じになりそうです。

 

~~おしまい