救急車を呼ばないでください | 終の棲家ができるまで

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50代半ばにして突然の家作り!
悩みながら、わくわくしながら、完成までを記録します。

転んで動けなくなった母のために救急車を呼びました。満床のため入院不可とのことでしたが、とりあえず13年前に人工股関節の手術を受けた病院に搬送してもらうことになりました。


すぐ家を出られる妹が付き添ってくれました。救急隊員は3人いたのですが、その中のひとりから「このくらいで救急車を呼ばないで欲しい。」と言われたそうです。


言われた妹はかなり凹んだようですが、別の隊員さんが終始母に優しく話しかけくれるのを見て、気持ちが救われたそうです。


もしかしたら頭を打ってるかも。

もしかしたら人工股関節に不具合が出てるかも。

もしかしたら骨折してるかも。


どこが痛いの?という問いかけに「わからない。身体全部痛い。動けない。」と答える母を前にして、素人だけで母をどうにかしようという考えはまったく浮かびませんでした。


支度を済ませた私が病院にかけつけるまでの間にも、ひっきりなしに救急車がやってきたそうです。最前線で働く救急隊員さんが文句を言いたくなる気持ちもわからないではないけれど、、、やはり、救急車を呼ばないという選択肢はありませんでした。