五箇山での散策は、のんびり、の～んびり
陽も出てきて少し暑くなってきたので、休憩することに
ラムネなんかを販売しているお土産屋さんの
軒先もいいかなぁ、と思ったのですが、私、炭酸が
飲めないのでした・・・
そして訪れたのは茶房「掌（てのひら）」さん
合掌造りのお店ではありませんが、なかなか
素敵な雰囲気のお店
お店を切り盛りするのは、いい感じにお年を召した
オーナーと、その娘さんでしょうか
お二人ともとても感じの良い方でした
窓から合掌造りの民家を眺めつつ、
自家製コーヒーゼリーをいただきます
珈琲ゼリーはほんのり苦くてこうばしい香り
おいしかったぁ
アイスクリーム添えなのも嬉しかったです
お客は私一人
ゆったりとした音楽がかかる店内は、なんだか
静かで丁寧な時間が流れている感じで、とっても
癒されました
もちろん楽しいのですが、こうしてのんびり休憩する
時間も大好きです
五箇山の合掌造り集落は主に２つ、相倉集落と菅沼集落とが
あります
今回は白川郷寄りの菅沼集落を訪れました
白川郷の荻町神社前からバスで30分弱、菅沼バス停で
下車します
バス停からの坂道をとことこ降りると・・・
少し広めの駐車場の先に、集落が
山に囲まれた、小さな集落です
十数件ほどの民家が集まる、地図もいらないほどの
小さな集落で、白川郷のように集落の中に車道が
通ったりしておらず、とってものどか
一目でここが気に入ってしまいました
あまりにも気持ちがよくて、たくさん深呼吸
それにしても、青空がよく似合う景色
次のバスが最終ということもあるからか、観光客も
少なく、なんだかこの素敵な景色を独り占めしている気分
黄金色の稲穂がまた景色の素敵さを引き立てています
こちらも民家だけでなく、数件のお土産やさんや
民宿などがあります
坂をのぼった国道脇からは集落を一望できます
白川郷も素敵でしたが、また訪れるなら、
の～んびりとしたここがいいかなぁ
ちなみに五箇山は音楽の教科書に載っていた
「こきりこ節」の伝わる土地です
今日は、先日母と訪れた美術館についての記事を
損保ジャパン東郷青児美術館さんで開催中の
「モーリス・ドニ-いのちの輝き、子どものいる風景」展です
ゴーギャンとともにナビ派を代表する画家、モーリス・ドニ
彼の描いた「家族」「子供」の作品に焦点を当てた展覧会です
もともと彼が多用する緑青色、光の効果なんかが
好きなのですが、今回展示された作品では人物、
とりわけ子供の表情がとても生き生きとしていて、
見ていて幸せな気分になれました
こちらは「バルコニーの子供達、ヴェネツィアにて」
この、子供が見せるさりげない表情
色使いも幸福感に溢れています
残念ながらポストカードなどの販売がないので、画像無しで
申し訳ないのですが、今回特に気になった作品をいくつか
「メルサンの母子像」
・逆光により、広がりのある余韻が感じられて、色々と
空想をめぐらせられる作品です
「ランプの下の入浴」
・夜の灯りがもつ神秘的な雰囲気が新鮮でした
「聖母賛歌」
・夕陽で黄金色に染め上げられた、美しい曲線を描く海に
目が釘付けになってしまいました
「白の母子像」
・今回一番のお気に入りです
白い布地に柔らかく反射する光の加減が、わが子を見つめる
母の優しい眼差しにぴったりで、とても素敵
コレクション展示では、セザンヌの静物画と、こちらの美術館と
いえば、のゴッホの「ひまわり」
ソファが前におかれているので、じっくり観賞できます
展示室手前の展望室は無料
東京タワーやスカイツリーなんかもよく見えました
42階、気持ちがいいです
やさしい絵画を観てなんだか気持ちも安らかに
やっぱり美術館はいいですね
