この間の日曜日は、千葉県佐倉市にある「DIC川村記念
美術館」へ行ってきました
週末は、一日一本、東京駅から直通バスが出ています
こちらの美術館を代表する所蔵作品、レンブラントの
「広つば帽をかぶった男」のラッピングバスです
直通バスなので、安心してうたた寝しつつ・・・
1時間もすると、緑豊かな佐倉市内へ
涼しげな並木道を抜けて、さらにバスは進み、
12時ちょっと前に到着
お腹が空いていたので、まずはランチをいただいてから、
広い芝生と池を前に佇む、まるで中世のお城のような
かわいらしい外観の美術館へ
内部もとても素敵なのですが・・・撮影は禁止とのこと
このとんがり屋根の内部とか、見上げてぽーっと
しちゃいます
開催されているのはコレクション展で、日本画の展示が
ないことと、茶室が閉鎖中などの理由から、入館料が
半額近くに
これは9/9までの期間限定だそうです
まずはお2階へあがって、印象派・エコール・ド・パリを
中心とした絵画の展示室へ
バスに描かれていたレンブラント「広つば帽の男」から、
モネの睡蓮、ルノワールの人物画、キースリングや
ブラック、シャガール、カンディンスキーなど、実に多様
いろいろなものを、ちょっとずつ、といった感じでしょうか
写真はありませんが、私は特にフジタの「二人の友達」が
美しくて好きでした
人の体のラインや肌のもつ美しさを再認識できます
続いて、WWⅡ以降のアメリカの抽象美術の部屋へ
ステラの大きなメタル系の作品群に驚かされた後は
アンナ・ニューマンの部屋で「光」をたっぷりと堪能できます
静かな階段を下りると、薄暗いマーク・ロスコの作品7点に
カタログのお写真はかなり明るいですが、実際はもっと
ぐぐっと照明が落とされています
モダンアートについてはさっぱりですが、眺めていると
いろいろと内面からこみ上げてくるものがあって、
入り口すぐ右手の作品の前ではなぜだかちょっと涙ぐんで
しまいました不思議
きっとこの時の私にぴったり合うものがあったのでしょうね
ここでひとしきり静かに作品を堪能したあとは、抽象芸術、
シュルレアリスムの部屋へ
マグリットの絵画や、ボックスアートなど、これもまた刺激的
普段、あまりすすんで観に行くことがない現代アートなんかに
たくさん触れられて、ちょっと新鮮でした
広いお庭にも、ちょこちょこと作品が飾られていたり、
作品の説明なんかも特にないので、気負わずに
アートに触れるにはぴったりなところだと思います
お庭や自然散策路をぐるりとお散歩すると、帰りのバスに
ちょうどよい時間帯(15時半頃)
ちなみにこちらのコレクション展は9/12までです
お庭やお食事については、また別の記事でご紹介しますね