土曜日は目黒区美術館へ行ってきました
展示は「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」
先日の庭園美術館「森と芸術」(★ )でアール・ヌーヴォー
芸術に少し興味が出て、その繋がりでウィリアム・モリス
14時頃に行きましたが、とても空いていました
産業革命後のイギリス、初期ルネッサンスの素朴で
自然に忠実な絵画への回帰思想から興ったラファエル前派
後に象徴性が高まっていき、モリスやバーン・ジョーンズ
などアール・ヌーヴォーへの源流が形成されていきます

左から、
ウィリアム・モリスの手がけた工業製品用パターン
「ゴールデン・リリー」
リズムもあり、華やかなのに、お上品で素敵
中央はロセッティ「『祝福されし乙女』のための習作」
ため息が漏れ聞こえてきそうなのに、美しいです
左のものはアーザー・ヒューズ
「夜は蘇る:最初の復活祭」全体に暗い絵ですが、ストーリー性があって
惹きつけられます
天使の光により、夜にぼぅっと浮かび上がる
アーモンドの花(?)がとても幻想的
画面左端の木の上の輝く小鳥は彼の生まれ変わり
なのでしょうか
夜、不思議な光景を見つめる女性達の緊張感と
お花や天使の登場による安らぎのバランスが
まるでおとぎ噺の一場面のようでとても心地よいです
絵画だけでなく、豪華なタペストリや絵皿、ステンド
グラスなどの工業製品も展示されています
併設展の「藤田嗣治 人物と動物」展が、また結構
見応えがあり、本展とあわせて小さな展示室4つ
ほどの会場でしたがのんびり観賞していたら2時間半
くらいかかりました
藤田氏の描く動物達はとても感情豊かに見えるので、
見ていて楽しい気分になります
ポーラ美術館、やっぱ行きたいなぁ・・・