三笘薫は「プレーできないことは確実」 森保監督が初戦ベトナム戦の欠場を明言【現地発】
公式会見に臨んだ
日本代表を率いる森保一監督は1月13日、ドーハでアジアカップのグループリーグ初戦ベトナム戦に向けて前日の公式会見に臨んだ。MF三笘薫の状況について問われた指揮官は「第1戦目にプレーできないことは確実」とし、「2戦目以降については彼のコンディションも上がっているので1戦目を終えた後コンディションを確認して(第2戦の)イラク戦に出られるかどうか判断したい」と答えた。 【動画】三笘薫の愛妻、試合後の“立ち振る舞い”が話題 「めっちゃ推せる」「好感度最高」 三笘は昨年12月21日のプレミアリーグ第18節のクリスタル・パレス戦で試合終盤に左足首を痛めて途中交代していた。所属のイングランド1部ブライトンでは全治は4~6週間と診断されていたなか、アジア杯に招集された。 三笘自身は前日12日に「予選リーグの中で入れればベスト」と説明していた。日本代表は19日にイラク戦、24日インドネシア戦が控えている。
日本をアジア杯優勝最有力と見る中東メディア、森保監督の“大きな賭け”に注目「裏目に出る可能性も」
日本代表を率いる森保一監督(Kaoru WATANABE/GEKISAKA)
カタール『アルジャジーラ』がアジアカップ2023の優勝候補トップ5を選定し、日本代表を最有力候補と評価した。 【写真】乾貴士「ほんまにびっくりして、でかい声出た」清水の新体制発表会にサプライズ登場したのは… 3大会ぶり5度目のアジア制覇を目指す日本は、FIFAランキングで大会最上位の17位。同メディアは「チームの戦力は非常に強力だ」と称賛しつつ、チームのトピックスとしてMF鎌田大地(ラツィオ)が選外となった一方、昨年12月に左足首を負傷したMF三笘薫(ブライトン)がメンバー入りしたことを紹介している。 特に三笘の招集ついては、森保一監督にとって「大きな賭け」と指摘し、「もし三笘が万全のコンディションに戻れなければ、見事に裏目に出てしまう可能性がある」と見解を示した。 また、同メディアは日本の注目選手としてMF遠藤航(リバプール)、そしてMF久保建英(ソシエダ)の名前を挙げている。 「今シーズン、シュツットガルトからリバプールへ移籍した遠藤航は、日本の中盤の中核を担う安定した選手だ」 「しかし、日本だけでなく大会そのものに火をつけられる選手は久保建英だろう。ソシエダMFがラ・リーガでの調子をアジアカップに持ち込むことができれば、幼少期からバルセロナやレアル・マドリーから求愛されてきた選手にとって、晴れ舞台になるかもしれない」 「カタールで久保のポテンシャルが確認されれば、夏には世界中のトップクラブが彼の獲得に乗り出すかもしれない」 日本は大会でグループDに入り、14日にベトナム代表、19日にイラク代表、24日にインドネシア代表と対戦する。同メディアは「日本は過去8回中5回決勝に進出しているため、どのような段階であれ、彼らは倒すべきチームとなるだろう」とレポートした。 なお、優勝候補トップ5では日本に次いで韓国代表が2番手として挙がり、サウジアラビア代表、前回王者のカタール代表、イラン代表と続いている。
遠藤航、クロップ“冗談”に「監督に求められ嬉しい」 アジア杯会見で“充実”の心境吐露
ベトナムとの大会初戦を前に、キャプテン遠藤が会見
アジアカップが1月12日にカタールで開幕し、日本代表は14日のグループ初戦で元日本代表指揮官のフィリップ・トルシエ監督率いるベトナムと対戦する。キャプテンのMF遠藤航が前日会見に臨み、所属するイングランド1部リバプールのユルゲン・クロップから信頼を置かれている状況への心境を語った。 【写真】「結構、ああいうの好きなんで」 日本代表DF、乱闘騒動のなかで相手FWと睨み合いの瞬間 グループDの日本はベトナム、イラク、インドネシアと対戦。初戦のベトナム戦を14日に控えるなかで、遠藤は「チームとしての目標は優勝。そこにどう導いていくか考えながら行動したい。良いニュースを日本に届けられるように一丸となって頑張りたい」と意気込みを語った。 リバプールでは昨年12月以降、中盤の主力として活躍し、公式戦8試合連続スタメンを飾ったプレミアリーグ第20節ニューカッスル戦(4-2)を最後にチームを一時離脱。早期帰還を願うユルゲン・クロップ監督からは冗談まじりに「グループステージで敗退しても不満はない」との言葉が飛び出すほど、信頼を勝ち取っている。 会見でクロップ監督からの言葉に対する返答を問われた遠藤は「もちろん監督は冗談でそれを僕に言っていた」としたうえで「監督に自分が求められていることに対しては嬉しく思う」と、名門クラブでの現状に充実感を窺わせた。 一方でベトナム戦を前日に控えるなかで「この代表でプレーすることも自分にとっては重要で、キャプテンとして優勝するためにここにいるので。とにかく今は優勝トロフィーをクラブに持って帰ることを意識してやっていきたいと思っています」と、アジア制覇を見据えていた。