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先日のキッズレッスンで、
吉報が舞い込んできました
いつものようにキッズ宅に着くと、
玄関でキッズがお出迎えしてくれました
ドアを開けるなり、
「先生!見て〜!!」
と私に見せてきました。
それは、
漢字検定の結果でした
キッズの学校では毎年1月に
全校生徒は漢字検定を受験しなければならないのです。
それで、
キッズも受けたのですが、
その結果がやっときたそうです。
結果を見ると、
そこにはなんと、
合格
の文字があるではありませんか
ギリギリでしたが、それでも合格には間違いありません
キッズと
やったね
合格
とハイタッチして喜びました
記念写真も撮りました
ここ数年、キッズにいろいろなことがありました。
キッズが帰宅して泣き出してしまったり、
レッスン中に泣き出してしまったりすることがしばしばありました。
レッスン中、ちゃんと漢字を勉強するように親御さんに注意されて
泣き出してしまうことも。
聞けば、レッスン以外でもよく泣き出すことが多くなっていたそうです。
クラスの外国籍のお友達が日本語が上手で、
自信喪失していたそうです。
自分は日本語が上手じゃないから自信がないと
お友達ともなかなか話せなくなってしまったそうです。
そして、授業にもついていけなくなっていたようです。
以前、国語の教科書をレッスンで音読したことがありましたが、
読めない感じばかりで、
読んでも意味がわからない言葉が多かったです。
それで、授業中わからなかったらどうしているのか聞いたことがありました。
4月から小学校5年生になったキッズ。
キッズが通う公立小学校には
国際学級があり、
英語で教える先生がいます。
このキッズは小学校1年生の時は国際学級で勉強しましたが、
2年生から通常のクラスへ。
昨年の春休みに、親御さんからキッズについてのお話がありました。
5年生から
再び国際学級で勉強することにしたそうです。
中学からはインターナショナルスクールに
通わせることにしたということでした。
このキッズには中学生のお姉さんがいて、
このお姉さんにもレッスンしています。
帰宅して両親やお姉さんに聞いているのだとか。
5年生になり、ますます勉強が難しくなり、
もうすぐ中学生にもなるので、このままだと大丈夫かと
心配になっていました。
キッズが通う小学校がある地域は教育熱が盛んで、
全校児童は毎年漢字検定を受けなければならず、
必然的にこのキッズもそのための勉強しなければなりません。
私もこれまで多くのキッズをレッスンしてきましたが、
漢字がなかなか覚えられず、
語彙力も不足しているので、
今までのキッズ達とは違うなぁと思い、
様子を見ながらレッスンしてきました。
お姉さんキッズは
自分がお姉さんだから頑張らないといけないと思い、
必死に頑張ったのでしょう。
しかし、このキッズはお姉さんとは違った考えのようです。
これまで漢字検定があるので、
漢字検定のためのレッスンをしようとすると
やりたくないといい、
お絵描きしたり、違う話をすることが多く、
ときには泣き出してしまうこともあり、
一筋縄にはいかず、本当に大変でした。
4月から国際学級に戻ってからは、
泣き出すこともなくなりました。
これまではしなければならないけど上手じゃないから
自信がなくて、
でも漢字は苦手で、
嫌なことだらけ。
親御さんからは
日本語勉強してと言われるし、
色々精神的に追い込まれていたようです。
家庭内では英語中心で、
どこかに日本語がわからなくても大丈夫だという
考えがあるのでしょう。
さらに、漢字に対しては苦手意識が強く、
やる気が起きないのでしょう。
でも、中学からはインターナショナルスクールに行くことが決まり、
日本語が熱心に勉強しなくてもよくなったという
開放感から、キッズは安堵したのだと思います。
それからというもの、
レッスンでは、たくさん笑うようになりました。
以前は漢字は嫌だと言って
漢字勉強し始めてすぐに泣き出していたキッズ。
そんなキッズが漢字検定のために,
自分から漢字を勉強するといいだし、
一生懸命勉強していた姿を見て、
お姉さんになったなあと
微笑ましくなりました。
頑張って勉強した結果が身を結んだキッズ。
キッズは玄関で、
真っ先に私に褒めて欲しかったのでしょう。
頑張ったキッズをうんと褒めてあげました
キッズも嬉しそうでした
キッズレッスンは山あり谷あり。
大人のレッスンとは訳が違います。
一筋縄には行かないことの方が多いです。
でも、こうして嬉しいこともあり、
やりがいを感じます。
この合格がキッズの自信につながるといいなぁと。
スモールステップの積み重ねで、
自信をつけて欲しいと思います。
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