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今年も残すところあとわずかですね。
さて、そんな中、
嬉しい知らせが舞い込んできましたぁ
新規企業研修が舞い込んできましたぁ
その研修が
いよいよスタートしました。
今回の案件は
郊外から離れ、
電車からバスで乗り継ぎ、
長閑な田園風景が広がる場所にある
某企業での研修です。
仕事ですが、
ある意味小旅行のような感じです。
初めて乗車するバスの停留所探しに戸惑い、
研修前からドキドキしていました。
無事にバス停を見つけたものの、
発車時刻を過ぎてもバスは来ず、
本当にこのバスでいいのか不安でさらにドキドキ
発車予定時刻から約10分後に乗車するバスが停留所に到着。
予定では研修開始前に余裕で到着する予定だったのですが、
途中、渋滞に巻き込まれ、さらにドキドキMAX
研修開始前に到着できるか
研修する企業の最寄りのバス停へ
15分後くらいにバスが到着
なんとか研修開始前に到着できひと安心でした
企業へ到着し、担当者にご挨拶。
この企業は大手企業のグループ会社で
偶然にも、本社から人事担当の方がいらっしゃり、
ご挨拶いただきました。
滅多に本社の方はグループ会社には
いらっしゃらないそうで、
ちょうどいい機会なので、
会社のこれまでの技能実習生を受け入れにあたり
困りごとなど伺いました。
こちらの企業では、
数年前から技能実習生を受け入れているそうです。
技能実習生を受け入れるにあたり、
従業員同士で日本語でのコミュニケーションが取れないと
仕事が円滑に行えないということで、
まずは、日本語の習得をさせようと、
企業内で技能実習生のために日本語研修を始めたそうです。
そして、技能実習から特定技能へと
長く会社にいてほしいということで
手厚い待遇でぞ技能実習生を迎えている企業です。
私自身も数年前から技能実習生に携わっています。
技能実習生が来日後、入国後講習センターで
１ヶ月日本語研修を受け、
その後、企業に配属されるまでという流れを見てきましたが、
企業配属後は残念ながら
このような企業のような手厚い待遇はない企業が多く、
配属されたらはいおしまい！というような企業が多いのが現状です。
建設などの仕事は３Kと呼ばれ、
日本人でも敬遠さえている仕事で
従業員不足が深刻で、建設業などは
技能実習生受け入れ始めた企業が多いです。
私が入国後講習センターで教えた実習生たちのなかで
建設業の会社へ配属され、
あまりの過酷な労働と待遇に疲れ果て、
挙げ句の果て、失踪というケースも何度も見てきました。
建設業は人気があまりなく、
なかなか人が集まらないため、
本来はJLPT N4レベルがないといけないところを、
N5レベルもなくてもいいからと
受け入れている建設業の会社も少なくありません。
入国後講習センターで教えた建設業の企業配属の
実習生はN4はおろか、
簡単な会話も困難な実習生もちらほら見かけました。
建設業に配属された実習生から
よく連絡をもらいますが、
同じ組合で同じ企業に配属された実習生のなかで
もうすでに数名失踪したという実習生もいます。
連日報道されていることが身近で起こっていることに
残念でなりません。
この背景には、
「何やってんだ！」
「早くしろ！」
「気をつけろ！」など
建設業では毎日命令形や怒号が飛び交い、
「建設業には日本語は必要ない」
「実習生は社員の言うことを聞いていればいい」
などという考えがあるからだと思います。
実際に、入国後講習センターで建築業、建設業、とび佐官業などの日本語講習では、
指示や命令表現ばかり教えていました。
技能実習生は、最長3年間の滞在が可能です。
しかしながら、
日本の技能実習制度は企業に配属後、
自由に転職できません。
この制度のために、
3年間ブラック企業に配属された実習生の多くは
辛い現状から逃れるために失踪して、
オーバーステイなどで日本に残るというケースが後をたちません。
実際にはそういうブラック企業ばかりではなく、
こちらの企業のように
こういった現状もお話ししながら、
手厚い待遇で技能実習生を受け入れている企業もあります。
研修開始時刻になり、
日本語研修を受講する技能実習生とご対面。
本社の方もレッスンを見学するということで、
いつも以上にドキドキしながらのレッスンでした。
12月にJLPTのN5受験したということだったので、
初回はJLPTのN5の復習を兼ねて、
インタビューとレベルチェックを行いました。
引き継ぎでの情報をもとに
初回のレッスンを準備していたのですが、
想定以上に実習生たちのレベルが高かったので、
急遽アレンジして行いました。
実習生達はやる気もあり、
企業側も技能実習生に対して理解があり、
このような会社で研修できることを
嬉しく思います。
やりがいがありますね
かねてから
こういった技能実習生を受け入れている企業で
いつか日本語研修したいと思っていたので、
嬉しい限りです。
初回の研修を終え、
最後にこれまでのレッスンについて、
使用教材について、
今後の研修でやりたいことなど実習生たちに
自由にコメントしてもらいました。
これまでの研修の教材がやさしかったそうです。
実習生たちが望んでいる日本語研修とは違っていたようです。
ありがたいことに企業側から
お任せでと言うことなので、
新しい研修プランを提案したところ、
それで行いたいと言うことでした。
これまでの担当講師は
日本語学校でシェアNO１のあの教材を使っていました。
なぜ、技能実習生にあの教材で教えていたのかと。
入国前の送り出し機関ではあの教材が多く使われていて、
入国前の送り出し機関でも勉強したそうです。
それなのに、なぜ？？？
おそらく研修開始前のインタビューやヒアリングが
不十分だったと思われます。
年内の研修は初日が最後になりました。
年明け、
教材や研修内容も心機一転し、
企業や実習生達とコミュニケーションを取りつつ、
実習生の日本語力アップのために
より良い研修を提供していきたいと思います。
研修初日を終え一安心。
郊外のため、
バスの本数が少ないので、
20分くらいバスを待ちながら、
バス停で日向ぼっこしました。
空は鱗雲が広がり、
長閑な風景に癒されました。
ポカポカ気持ちが良かったです。
小旅行みたいで移動は楽しかったです。
これからの研修が楽しみです。
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