こんにちは。
子宝カウンセラー・腸活ダイエットカウンセラー
認定薬剤師の直田弥丈です!
今回は血圧と血管の話題です。
【キリンの血圧は300mmHgもある!?】
私は血圧や血管の話をする時はいつもキリンの話をします。
「キリンは高い首の先にある脳にしっかり血液(酸素と栄養)を届けるために強力な心臓を持っており、その最高血圧は300㎜Hg近くあるそうです。当然キリンの血管や心臓には大きな負担がかかりますが、キリンの血管は丈夫だから問題ないのです」
【血圧は脳に血液を送るために上がる】
人間も同じことで、脳や体の隅々に血液(酸素と栄養)をしっかり送るために血圧を上げているのです。
ところが少し血圧が高いだけで、降圧剤を飲んでいる方がいかに多いか・・・。
以前は私も保険調剤を行っていましたが、「本当にその降圧剤は必要ですか!?」と言いたくなる事が度々ありました。
【高血圧の基準値は妥当なのか】
2010年の推計では、日本には「高血圧」の日本人が4300万人(男性2300万人、女性2000万人)もいるそうです。高齢者は年々増えていますから、いまの推計は5000万人以上でしょう。成人の2人に1人が高血圧もしくは高血圧予備軍になってしまいます。以前の高血圧の基準は「その人の年齢に90~100を足したもの」でした。70歳なら、上の血圧が160~170で高血圧、80歳だと170~180です。しかし「日本高血圧学会」は基準値を改定し、いまは年齢にかかわらず上の血圧が140以上(下の血圧は90以上)で高血圧と診断されます。これほど高血圧患者が多いのは、基準値の設定が低すぎるからでは?と思ってしまいます。
【降圧剤で血圧を下げると脳梗塞が増える?】
以下のような試験がありました。
70~85歳の日本人で、昔の基準なら「正常血圧」とされた、上が150~180、下が90~100の人を集めた試験です。そういう329人を、クスリを飲ませる「降圧剤」グループと、ニセ薬を飲ませる「プラセボ」グループに分けました。約2年の試験期間のあいだに死亡したのは、両グループとも同じ1名ずつ。
ところが脳梗塞の発症者数は、プラセボのグループが5人、降圧剤を飲んでいたグループが8人という結果になりました。また合わせてガンの発症者数も調査したところ、プラセボのグループが2人、降圧剤を飲んでいたグループは9人という結果に。約4倍降圧剤で発がんリスクが上がりました。
この試験結果から考えられることは、降圧剤で血圧を下げると脳に血液が十分に行きわらず、血管内で血液がかたまってその先の脳細胞が死滅して、脳梗塞を起こすということ。また一部の降圧剤には炎症を抑制する働きがあり血管の炎症には良くても、結果的に免疫系の働きを抑えることにより発がんリスクが上がる可能性もあるようです。
【高血圧は老化現象のひとつ】
足腰が弱くなる、白髪が増える、シワが増える、トイレが近くなる等々、これらは老化現象で誰しも避けられません。血圧も同じで、年齢と共に血管は硬くなり、血液は汚れやすくなります。すると自然に血圧は上がってくるのです。老化現象だから、降圧剤で無理やり血圧を下げても、根本的に何も改善しないわけです。
とは言っても、血管が硬くなる動脈硬化は明らかにリスクがあります。安易に血圧を下げるのではなく、血管の弾性を回復させる、血液の質を改善する事こそが真に必要な「血圧と血管の対策」だと考えています。
【動脈硬化を測定するスーパー血圧計登場】
血管の状態を高精度に評価できるパセーサ(理化学研究所と産総研で共同開発された血管機能分析装置)をこのたびお店に導入しました。
血圧を測る要領で、エビデンスに裏付けられた検査室レベルの血管リスク指標を約1分間で測定できます。多くの方が命を落とし、寝たきりの原因になる「心臓・脳血管病」を早期に予防対策する一助になれば幸いです。
私が今回お伝えしたいことは
目の前の降圧剤を飲む前に、そもそも何故血圧が上がっているのか? 本当にその薬が必要なのか? どうすれば改善できるのか?を考えられるようになっていただきたいということ。
いつでもご相談に乗りますので、お気軽にお尋ねくださいね!
今日はこんなところで
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