暑い毎日。
午前中、桂から焼肉やら牛すじ、キムチなどいろいろな食材が届く。
焼肉、というのは文字通り「焼いた肉」のこと。
桂では毎年夏に、庭先か桂川の河原でバーベキューをしている。
七輪で肉を焼くそうで、それはそれはおいしい、と前々から聞いていて、
結婚が決まったあたりから桂のいえに行くたびに
この夏のバーベキューが話題になっていて、
今度はぜひナオさんも!といわれていたし、
私もとても楽しみにしていたものだ。
しかし今年の夏は帰省できなかった。
バーベキューできなくて残念!とオモニや姉にいっていたら、
オモニが焼いた肉を送ってくれた、というわけだ。
オモニから「焼いた肉を送るね」といわれたときは、
や、やいた肉・・・?と思っていたのだが
炭火で焼いた肉はフライパンで焼くのと確かに味が違うし、
「焼いといたらご飯の準備が楽やさかい」とはオモニ。
確かにそのとおりであった。オモニ、コマスミダ(ありがとう)。
昼は「パスタキッチン」へ行こう!と決めていたのだが
行ってみたら月・火と夏休み、というお知らせが出ていた。
ショックだ・・・といいながら隣にあるお蕎麦屋さんに入る。
注文を待っている間、電話をしようと店の外に出ると、
「パスタキッチン」目当てのお客さんが老若男女、みんな
「あれ、休みだ」「あらー」などといいながら、
ほとんどがまあここでいいか、と蕎麦屋さんに吸い込まれていった。
おかげで蕎麦屋さんは満席。特需である。
電話をしていると、どこかで見かけたひとだな~という男性が
こちらの顔をうかがっている。
うーん、だれだっけ・・・と見ているうちに、
あの顔にシェフズハットを被せたら・・・オーナーシェフじゃない!ということで、
電話を切り、挨拶をする。
お店がお休みだったから、今日はこちら(の蕎麦)にしちゃいました、というと、
すみませんね、本当は毎日お店を開けていたいんだけど、休まないと体がもたなくって!とシェフ。
でもなんだかんだ、店に来ちゃって、と笑いながらおっしゃっていた。
自分の店って、そういうものなのだろうな。
知り合いのカフェのマスターも、週1度の休みの日も必ずお店にきて
なんのかのと内装を変えたり、なにかを買い足したりしていたっけ。
シェフの夏休み明けにまた食べにいくことを約束。
今日はいえで仕事をするらしい夫はそのまま帰宅、
私は病院へ。
実はここ1ヶ月ほど、唇のまわりが痛くなり→腫れ→皮がぜんぶ剥ける、
という症状がエンドレスで続いている。
いつもの代々木の病院で夏休み前に薬をもらっていたのだけれども
痛みがひどかったので、セカンドオピニオンの要素も含め、
別の病院にも行ってみようと思ったのである。
いえの近くにあるKという皮膚科があるそこそこ大きい病院で
1時間ほど待ってみてもらったのだが、
やはり病名が特定されず。
顕微鏡などでも見てくださったのだが、黴もなにもいない、とのこと。
また私が疑っていた口唇ヘルペスでもないという。
ううう・・・ではいったいこれはなんなのだろう?
まだ若いけれども熱心な医師は、
いろいろ問診を続けたあとで「サプリは飲んでますか?」と訊ねられた。
サプリですかー・・・
サプリの類、私は実は全然好きではない。
必要な栄養素は食事から摂取すべし!というのが36年間の食生活の信条だったのだが、
しかし思うところあり、実は3ヶ月ほどまえからヨウ酸を、2ヶ月ほどまえからマカを、飲んでいる。
ヨウ酸とマカ・・・そう、わかるひとにはこの目的が一発でわかる組み合わせである。
サプリですか・・・そうですね、
ヨウ酸を3ヶ月前から、あとマカを2ヶ月前から飲んでます。
というと、「う~ん、マカが怪しいなあ」と医師。
僕はマカは詳しくないから分からないですが、でもちょっと、時期的に怪しいですね。
とおっしゃる。そ、そうかあ。
そういえば夫も、いくら万能薬だといってもひとによっては重過ぎるということもあるから、
マカをやめてみたほうがええんちゃうかな、といっていたっけ・・・というか夫、すごい!
医師は今度までにマカをちょっと、調べてきますね、といってくださった。
おお、いいひとだ!
余談だが「ちなみになんのためにヨウ酸を飲んでいるんですか?」とたずねられたので、
その目的を応えると、センセイはぷっ、と笑いながら、
必要なヨウ酸は通常の食生活をしていれば絶対に摂取できますよ、とおっしゃった。
そうなんだ・・・センセイ、ありがとう。
ちょっといろいろと、あれやこれや、ナーバスになっていたかもしれない。
(この気持ちもきっとヨウ酸とマカでぴんと来た人にはわかるかも・・・)
その後に行った代々木の病院(こちらは皮膚科で、アレルギー性疾患の専門医)でも、
センセイからヘルペスではないと思うよ、との診断。
ただし血液検査から、単純ヘルペス(口唇ヘルペスなど)のウイルスは既に持っている、ということもわかった。
ヘルペスは持っているだろうな~、子どもの頃から唇に水泡ができてたし・・・と思っていたので、ハイそうですか、という感じだけど。
でも今回の唇の症状は本当に謎である。
ただ記憶をさかのぼると、ちょうど1ヶ月前に、胃腸がものすごく悪くなったり、背中に湿疹がずうっとできたりというのが続いていた。
夏場で体力がなくなり、免疫力が低下して諸症状が出ているんだよ、というのが代々木の先生談で、
こちらも納得がいく答えでもある。
免疫力を高めるためのいろいろなことをはじめているのだけれども、
一朝一夕で手に入れられるはずもないので、地道に繰り返していくのみだ。
ただ今回の血液検査で、いろいろなアレルギー値がすごく下がっていて、
「アレルギーなし」というところまで下がった項目もあった。
食生活とか生活全般を改善しているのがよくわかるよ、とセンセイから褒められる。うれしい。
しかしこの唇の症状はなんとか早く治したいものだ。
何しろ、ループの最後の、唇の皮が剥がれ・・・の段階は
人前に出るのもちょっと恥ずかしい、という状態なのだ。
結局、病院を梯子していたこともあって
いえに着いたら夜近く。
お腹が空いた、という夫と、
オモニが送ってくれた焼肉などを食べる。
ほっぺたがとろけおちそうな霜降り肉の炭火焼、なので
調子にのってたくさん食べてしまう。いかんいかん。
夜、お腹がいっぱいだという夫と腹ごなしの散歩。
夏の散歩は気持ちがいい。
朝ごはん。
夫は中華粥(自分でつくっていた)、
私はメロンパン、人参とスプラウトのサラダ。
昼ごはん。
蕎麦。
晩ごはん。
焼肉、キムチ、ナムル(今回はもやし、人参、ほうれん草、ぜんまいにする)、
おくらのたたきと青紫蘇入りひきわり納豆、プチトマト、人参サラダ。