大国の義は何処へ?
まもなく隣国で冬のオリンピックが開かれる。
また昨夜は、これまた別な隣国から最新のミサイルが発射された。この茶番劇をなんと見るか。また、見る以外にやることはないのか。「ペンは剣よりも強し」という真理は変わらないだろう。昨年の11月に書いた一文を再載することにした。お許しを乞う。
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この2年あまり、肉眼では見ることのできない新型コロナウィルスが私たち人間に示してくれたことは数多くある。人々は今の時代を「コロナ禍」と呼ぶが、私は「禍なるかな!コロナよ」と言っている。
しかしそう言いながら、コロナウィルスが禍いなのか、と反問することも多い。
一つには見えない、「生命」でもないウィルスが、人間の見えない内面、人類の見えない部分をあぶり出してくれていることであり、警告を発信していることである。これは多くの分野にわたる。
人類を不幸に陥れた第二次大戦後、繁栄とともに近代文明は進み、人間も(人類も)進化したと思っている。しかし、世界をよく見てみると、停滞、もしくは後退している。
世界を残酷な感染症に陥れる新型ウイルスが発生しても、口をぬぐって公表しなかった「大国」。かつては聖人、偉人を生み出した偉大な国、「徳の国」として尊ばれた国であるのに、どうしてだろうか? どうなったのであろうか? 大国の義は何処へいったのか!
皮肉にも、見えなかった部分を我らに明らかにし、注意を促してくれたのがウィルスである。 南山 遥
やがてすべては明らかに