姫路市の県立歴史博物館で20日まで開催されていた「人間国宝・桂米朝とその時代」で、19日の命日には「没後2周年 桂米朝を偲ぶ会」が行われました。
口演や映像、著作や原稿、出版物など約700点が展示されています。この日は命日で、お墓のある名古山霊園まで墓参りバスが出るということで、中学校からの友人と出かけてきました。
まずこの日は11時から会館ロビーで長男米團治さんの挨拶がありました。本来は挨拶はざこば師匠だったようですが、交通渋滞で間に合わなかったそうです。
米朝師匠の弟子の朝太郎さんの挨拶があり。
勢朝君。彼はパパより5歳ほど年下ですが、伊勢に住んでいたときからの知人で、高校卒業と同時に米朝師匠に弟子入りしました。3年は師匠の家に住み込みで、掃除・洗濯・車で送り迎えなどして、弟子となり、可愛がってもらっていたようです。挨拶では「米朝師匠にお詫びしなければならないことがあります。皆さん、この場に正装で来られているのに、私だけがこんな格好で来てしまいました。だから、お願いです。ブログやIG・Facebookには、こんな写真を絶対に、絶対に(少し間を置いて)載せて下さい」と、会場の笑いをとっていました。
長男の米團治さんと、双子で三男の渉(わたる)さん。昨年、米朝さんの命日にこの歴史博物館の担当学芸委員の辞令が下り、今回の展覧会の企画をされました。お父さんにそっくりな顔立ちです。
その後は、米朝さんのアンドロイドによる落語の実演が披露されました。
演目は「たけのこ」
「5年前にアンドロイドができた時、最初に対面した米朝さんは、“なんかいややなぁ”と話してた」と米團治さんがエピソードを明かされていました。
これまで何度か出会っていますが、せっかくなので、会館入り口で勢朝君と記念写真。最近は大阪繁昌亭での出演が多いようです。
11:30のお墓参りのバスには、孫弟子のあさ吉さんが同乗して、車内では出囃子の笛を披露して下さいました。
姫路市の名誉市民である米朝さんのお墓には、すでに米團治さんも到着されてました。
双子の二男透(とおる)さんの発案で、お墓を上から見ると「米」の字に見えるように建立されたそうです。両脇には四季を詠んだ句碑もあります。
「姫路には国宝が2つある。白鷺城と桂米朝」と米團治さん。58歳ですが、童顔で若く見えますよね。
とっても気さくな方で、友達と墓前で写真を。この友人も高校時代、落語クラブ部に所属していたんです。米朝師匠の大ファンで、落語全集なども揃えて持っています。パパも落語大好き人間です。
パパもお願いしたら、快くカメラに納まって下さいました。墓参りのみなさんと撮った写真が読売新聞にも掲載されてて、パパも小さく写っていたそうです。