こんにちは!
 

本日は、最近片っ端から読んでいる
唯川恵さんのエッセイ集
いっそ悪女』をご紹介します。

 

 

 

 

 

あらすじ(ネタバレなし)

もし、あなたが今、恋にも人生にも
どこか腑に落ちない気持ちを抱えているのなら——。

 

「いっそ悪女で生きてみる」のも悪くない。

 

大人の女性の本音や葛藤を鋭く描いた、
心に沁みる恋愛エッセイです。

 


この本を読んだきっかけ

最近、図書館の唯川恵さんコーナーを
片っ端から読んでいるのですが、

 

タイトルの
「いっそ悪女」
という言葉が目に留まり、借りました。

 

なんてストレートで、潔いタイトルなんだろう。
それだけで惹かれてしまいました。

 


心に残った言葉

・人って不思議だ。

 自分の長所だと思っているところが、いちばん嫌われたりする。

 

 自分の欠点や短所を「嫌い、直したい」と思いながら、

 心のどこかで認めていたりする。

 

 そんな、とてもややこしい生き物である。

 (P64)

・嘘のつきどころで、今まで見えなかった自分が見えて来る。

 

 自分のいいところを見つけるのも嬉しいけれど、

 自分の嫌なところを知るのも、なかなか感慨深い作業である。

 (P75)

・人はちゃんと窮地に立たなくちゃいけない時もあるのよ。

 (P116)


読んでみた感想

やっぱり唯川さんは鋭い。

 

きっと、いろんな恋を経験してきたのだろうな…と感じる言葉ばかりでした。

 

傷つけ、傷つけられ、
そうやって人は成長していくのかもしれない。

 

度合いは人それぞれだけれど、
心の中に「悪女」の要素がまったくない女性なんて
もしかしたらいないのではないか——
そう思いました。

 

方向や表れ方が違うだけで、
誰の中にも少なからずあるのではないでしょうか。

 

自分の「悪女な部分」ってどこだろう。
つい考え込んでしまう一冊でした。

 


こんな人におすすめ

✔ 唯川恵さんの作品が好きな人
✔ 女性向け恋愛エッセイが読みたい人
✔ サクッと一気読みしたい人

✔ 恋愛や自分の内面を見つめ直したい人

 

「いっそ悪女」。

恋愛がうまくいかないと感じている女性に、
違う視点をくれる一冊です。

 

 

 

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【バレンタインに読みたい】30代女性の心に寄り添う一冊|唯川恵『風姿恋伝』

いま読まないと、と思った一冊

よしもとばなな『すばらしい日々』

こんにちは☺
本日おすすめしたいのは、

 

よしもとばななさんのエッセイ集
すばらしい日々 です。

 

 

あらすじ(ネタバレなし)

「父が入院している病院の階段をのぼるときいつも逃げ出したかった。

死にゆこうとしている父に会うのがこわかった」

 

父の脚をさすれば一瞬温かくなった感触、

ぼけた母が最後まで孫と話したがったこと。

 

老いや死に向かう流れの中にも

笑顔と喜びがあった。

 

愛する父母との最後を過ごした

〝すばらしい日々〟が胸に迫る。

 

発見と癒しに満ちたエッセイ。

 


心に残った言葉

・全部悪い夢だと思いたかった。

 死にゆこうとしている父に会うのがこわかった。

 

 どんどん意識がある時間が短くなっていくのがこわかった。

 信じられない、信じたくない、そう思っていた。

 

 でも、逃げちゃいけないと思った。

 本人は死から逃げられない。

 

 だから私が普通に会いにいき、逃げてないところを見せなくてはと思った。

 

 あの、ものすごい向かい風の中でじっとがんばるような気持ち。

 なんの希望もないのに逃げないということ。

 

 あれを経験したら、そうとう自分は変わったと思う。

 きっと自分が死ぬときにも、なんの希望もないのに最後まで逃げないでいられる、

 そんな気がするのだ。

(P46)


読んでみた感想

私の入院中のおばあちゃんのことと重なって、
読むのが辛いような、苦しいような気持ちになりました。

 

でも同時に、すごく勇気をもらえました。

元気だったおばあちゃんが、どんどん弱っていく。


そんな姿を見るのが怖くて、会いに行くのをためらってしまう。

でも、逃げずに会わないといけないと思いました。

 

だから最近は、病院へ行っています。
「ありがとう」も伝えることができました。

 

おばあちゃんは一生懸命、人生を全うしている。
その姿をしっかり見て、受け入れて、次につなげていかないといけない。

 

そう思わせてくれる一冊でした。

 

読むタイミングによっては、とてもつらく感じる内容です。
でも、大切なことを教えてくれるエッセイ。

 

人生とは何か。
命とは何か。

 

改めて考えさせられました。

 


こんな人におすすめ

✔ よしもとばななさんの作品が好きな人
✔ 人生や命について考えたい人
✔ 家族との時間を大切にしたい人
✔ 心を静かに整えたいとき

 

何気ない日々が、
どれほど大切なのか。

改めて教えてくれる一冊です。

 

 

 

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▼あらすじを読んで手に取った一冊 角田光代『晴れの日散歩』感想

 

 

こんにちは☺
 

本日は、最近片っ端から読んでいる
唯川恵さんのエッセイ集
恋なんて、不幸くらいがちょうどいい』をご紹介します。

 

 

 

あらすじ(ネタバレなし)

恋の始まりは、よい予感の方が当たるけれど、
恋の終わりは、悲しいけれど悪い予感の方が当たる確率が高い——。

 

恋の痛みや本音をリアルに綴ったエッセイ。
読むほどに、自分の恋愛観を見つめ直したくなる一冊です。

 


この本を読んだきっかけ

最近、図書館の唯川恵さんコーナーを
片っ端から読んでいるのですが、

 

タイトルの
「恋なんて、不幸くらいがちょうどいい」
という言葉に惹かれて手に取りました。

 

なんだか妙にリアルで、気になりますよね。

 


心に残った言葉

・恋の始まりは、よい予感の方が当たるけれど、

 恋の終わりは、悲しいけれど、

 悪い予感の方が当たる確率が高くなるように思う。

 (P15)

・卑下することで、自分を肯定してもらうのもやめようと思った。

 (P96)

・ありのままの自分というのは、本当は、

 ありのままではいけない努力している自分、のことを

 指しているに違いない。

 (P110)


読んでみた感想

唯川さんのエッセイは、
優しく寄り添ってくれるタイプではありません。

 

むしろ、
「気づいていたけど見ないふりしていたこと」
を容赦なく掘り起こしてくる感じ(笑)。

 

読んでいて、正直ちょっと痛い。
「分かってる…でもそれ以上言わないで…!」
と思うこともあります。

 

でもだからこそ、
自分を見直そうと思えるんですよね。

 

特に刺さったのがこの言葉。

 

「卑下することで、自分を肯定してもらうのもやめようと思った。」

 

私は褒められると、つい
「全然そんなことないです、コンプレックスばっかりで…」
と否定してしまいます。

 

そして心のどこかで
「そんなことないよ」「自信持って」
という言葉を待っている。

 

その言葉で自己肯定感を上げる。
…なんとも姑息なやり取りですよね(笑)。

 

もう30歳を過ぎたのだから、
こんな形で自信を得るのはやめようと思いました。

 

唯川さんのエッセイを読むと、
気が引き締まります。

 


こんな人におすすめ

✔ 唯川恵さんの作品が好きな人
✔ 女性向け恋愛エッセイが読みたい人
✔ サクッと一気読みしたい人

✔ 恋愛や自分の内面を見つめ直したい人

 

どうして恋愛がうまくいかないんだろう…
そんなふうに思ったことがある女性に、
ぜひ読んでほしい一冊です。

 

 

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