9/4 OSTコンサート
9/9-10 ドラマ上映会
司会はヘンセさん。

司会はヘンセさん。

先週は
金曜までの平日4日間で
丹青をしに行ってきました。
行くのにも
片道1時間ちょっとかかるので
家事は仕事の次にほったらかし
土日はそのしわ寄せが💧
今週も
サボっていた仕事がたまっています…
丹青(タンチョン)は
「五方色」の青・赤・黄・白・黒で
お寺や宮廷の柱や天井に模様を描いて
保護したり装飾したりする
伝統文化です。
全く初めてで
何の勉強もせずに行っても
楽しめるよう準備されてました。
1日目は
教えてくれるアン・ユジン先生から
写真を見せてもらいながらの
説明の時間があって
机には
印刷された下絵と
手順書と
巾着におやつが準備されてました![]()
食べちゃって写ってないけど
ミニ薬菓も入ってた![]()
ありがたや~です。
説明のあとはさっそく
ソバン(소반)=お膳みたいなの
を作るべく
白木の状態の
足と天板を組み立てて
茶色の下塗り。
(写真は撮り損ねた)
そして乾かしてる間に
下絵の印刷の黒い線を
プツプツと針で刺して
地道に穴を開ける作業。
2日目は
穴開け作業を完成させた下絵を
ソバンの天板の上に乗せ
上から貝の粉を付けて
ポンポンするんです。
そうすると
穴から粉が落ちて下絵が写る。
そして
顔料に膠を混ぜて
塗り塗り塗り。
緑と濃い緑を塗って
2日目終了。
3日目は
オレンジと黄と青系を塗って
黒(墨)での
縁取りにかかるところまで。
他に来てらっしゃる方と
多少おしゃべりしながら
先生や通訳の方と
雑談をしながら
みなさん集中して塗り塗り塗り。
図案と配色は決まっていたけど
中心に使う色は
ピンク系と青系が選べた。
私は青にしたけど
ピンクもかわいかったかなと思う。
ピンクは肉色というらしい![]()
最終日は
墨で縁取り線を書くのだけど
細いのでむずかしかったです![]()
余った時間で
足とか塗っていいよと言われ
やりかけてたけど
最後の仕上げのニススプレーしなくちゃと
時間ギリギリであわてて持っていった。
なので帰って見てみたら
なんだか未完成感があって
足は余計な事しない方が良かったかも![]()
気が向いたら
また手直しでもしてみようか。

教えてくれたアン先生は
大学の修士課程らしく
韓国に戻ったら
論文書きしなきゃいけないらしい。
友達みたいに
写真撮ってくださって![]()
(ちゃんと了解とれなかったので
一応ネコで…(笑))
王様Tシャツを着ていたので
かわいい~と言ったら
「リースルってとこのですよ~」と
教えてくれました。
先生はほんとスペシャリストで
「助けて〜」と言われた人には
手直しに来てくれたり
最後に先生のイラストを描いてもらった人もいて
↑ちょこっとイラストかわいかった🩷
手つきを見ていると
線がすごくスムーズでした!
韓国では
国家遺産の修復とかも手掛けられるのかな??
(そこらへんはよくわからず)
足場を組んでるようなところでの
作業をされてる写真もありました。
作家としては
ディズニーとのコラボ作品があったり
現代的なアーティストという感じの方ですね。
”단청장 안유진”と検索すれば
いろいろと出てくるみたいです。
またこういうのがあったら
ぜひぜひ行きたいです。
楽しくて有意義な体験でした![]()
よくお世話になってる
大阪の韓国文化院のイベントですが
推しのいない私としては
韓国関連のお出かけは
こちらばっかりに頼ってしまいそうな
気がしてきた![]()
(なんせほぼ無料なので
)
今日またイベントを見てみたら
『K Drama & Music Selection Week 2025』
というのがあって
9/4~9/12の中で
OSTコンサートとドラマ上映会。
そして
ドラマ上映会には登壇ゲストがあるとか?
『わたしの完璧な秘書』の上映もあるし
ギャーーーっ![]()
![]()
![]()
![]()
イ・ジュニョクさんとか来たら
この私でも
血管数本切れちゃうくらいは
舞い上がれるかも!
と思いながら見てみたら
こちらの方々でした![]()
素人の私はどんなイベントに
どんな俳優さんが来るか
全く予測が出来ないんだけど
さくっと来てもらうには
イ・ジュニョクさんは無理な人![]()
でもとにかく
チョ・ハンチョルさんとか
生で見てみたいわ~~~~![]()
って思ったら
この方は東京だった…。
いや、でも
他の方々も見てみたいっ。
ファンミも行ったこと無い私ですが
今回、初の生韓国俳優を見ることは
はたして出来るのでしょうか。
午前中にさっそく
申込をしてきました![]()
※チケットは抽選です。

今まで知らなかったけど
韓国文化院って
東京と大阪では日本での管轄が違うのですね。
↑のイベントも
◎主催:駐日韓国大使館 韓国文化院/韓国コンテンツ振興院(KOCCA)
◎協力:駐大阪大韓民国総領事館 韓国文化院/韓国コンテンツ事業者協議会(KCBA)
となっているし
同じ韓国政府が母体でも
東京の文化院は大使館で
大阪は総領事館付属なのですね…。
って
普段はそんなとこまで見ないけど![]()
最近、ちまちまとやっている
刺し子です。
わらべすくさんの
「変わり麻の葉」。
自分で染めた
色ムラだらけ(笑)の
サーモンピンクの糸で。
刺し子をやるのは1~2年ぶり。
目が悪いからもうやらないかな…
と片付けていたけど
やっぱりまた手を出してしまう![]()
細かい模様が多い
わらべすくさんの花ふきんは
ごっそり大人買いしたものがまだまだあって
見てしまうとまた始めてしまうのですね~
ドラマもスマホも見ずに
無になってちくちくしていると
精神的には落ち着きの時間になります。
目は大いに疲れるけど![]()
それだけに集中していると
それまであわただしかった頭の中が
いつの間にか静かになってくるし
そうやって過ごしている状態で
ふっと浮かんでくるものが
自分にとっての大事なこと。
なのかな?
忙しかったり
もしくは
頭が何かにとりつかれている時ほど
無になる時間って必要なのかもって
思えてきたりします![]()

エコアンダリヤが1玉余っていて
それで平面を編んでいたのを
ようやく今日
ポーチの形にしました。
以前アジアン雑貨のお店で
かわいいなと思ったのを真似して
イメージだけで作ったけど
なんか違うな…![]()
でもぴったり1玉で作れたので
すっきり消費出来ました。
編み方は
スタークロッシェと細編み。
かぎ針6号。
半円は
ボコボコうねうねして
なかなかピシっと平面にならず
2,3回編み直しながら
編み図を作り
そこそこで妥協。
マチの幅は
上に来るほど細くした方が
スタイリッシュかと思ったけど
探しても無料の編み図も無いので
同じ幅に。
ファスナーはミシンで縫って
内布もナシ。
また編むことがあれば
改良版で作ろうと思います。

話は変わって
ついに私
五十肩になってしまった…![]()
というか
はじまりの合図は感じてました。
前から
お風呂で背中を洗うのに
手の甲を肩甲骨に当てると
左腕だけちょっと痛かったので
ムリして上げてなかったのだけど
この間から
日常生活で急激に痛みを感じるように。
ベランダから部屋へ入って
後ろ手で窓を閉めた時や
シンクの作業台で
まな板をゴシゴシ洗うのに
左手でグッと押さえた時
ピカ
!ドドーーン
!!
そのたびに
雷が落ちて電流が走り
一瞬でギャー![]()
しかたないので
整形外科へ行きました![]()
言われたのは
「はい、立派な五十肩ですね」の一言。
やっぱりかあ…。
でも立派とか
褒められるときに聞きたい言葉だ![]()
一応、頭から45度くらいの角度までは
全く痛くなく上がるのだけど
先生からは
リハビリに通うかどうかは
ボーダーラインやねと言われた。
もっと腕を上げようとすると
「あ、やめて。やめといて」
って身体の奥から誰かがささやくので
安静が一番ってしておきたかったけど
五十肩はほっておくと
どんどん肩の可動域が無くなります。
日常では負荷をかけない生活をしつつ
でも、痛くても必ずストレッチ。
痛いということは
炎症が起こってるということなので
安静にしなければいけない。
でも、激痛があったとしても
ストレッチは
鎮痛剤を飲んででもやらなければならない。
私は薬をもらってしまうと
かなりの末期に思えてしまうので
あえてもらわなかったけど![]()
![]()
そして私
リハビリに通い出したのですが
いや、もうね
ちょっと大げさに書かせてください。
もう、痛すぎて地獄…っ。
肩の関節を、容赦なく伸ばす。
伸ばすというより
「ひねりあげる」の方が近い。
痛いところまで上げて10秒間伸ばして
戻す時は戻す時で
つった時のあの痛みにそっくりな
激痛余韻が続く![]()
涙がじわっと滲んだ目で
つい天井を見つめる。
ここで気を失えたら楽だろうな…と
リハビリベッドで寝ころびながら思う![]()
次の予約を入れる手も重いです![]()
他にも
私は股関節が弱いし
偏平足なので足の痛みが出やすいし
最近はお出かけ多いから
足底筋膜炎の痛みが強くなってきた。
前はそんなことなかったのにな…。
最近、メンタル面でも
ものすごく老いを感じます。
ああ…
できることなら
赤ちゃんの頃に若返りたい![]()
ついでに
無垢な心と
すべすべのお肌も
一緒に取り戻したいです![]()

実在の画家チャン・スンオプの生涯が
淡々とといえば淡々と
でも気付けば
波乱万丈な感じで描かれるお話でした。
感想の前に
あらすじと解説は映画.comのを参照↓
はしょったけどちょっと長い![]()

2002年製作/119分/韓国
劇場公開日:2004年12月18日
朝鮮時代末期、1850年代。
開明派の学者であるキム・ビョンムン(アン・ソンギ)は、街で殴られている貧しい子供チャン・スンオプ(チェ・ジョンソン)を助ける。
数年後、スンオプと再会したキムは、知り合いの画家に弟子入りさせるが、すぐに師は他界。すっかり青年となったスンオプ(チェ・ミンシク)は再びキムのもとへ戻ってくる。
鎖国政策と腐敗した官僚制度を打破すべく、準備を進めていたキムが次に彼を預けたのは、同志であるイ・ウンホン通訳官(ハン・ミョング)の家だった。
通訳官の家で働きながら独学で絵の修行を積むスンオプは、通訳官の妹ソウン(ソン・イェジン)に淡い恋心を抱くが、初恋はあっけなく終わる。
その後スンオプはイ家を出て、絵を描いては酒に浸る放蕩生活を続けていたが、画家の間ではすでに天才と噂されていた。
その才能を惜しむイ通訳官は、スンオプを大御所サン先生に弟子入りさせる。
「描く前に考えよ」という教えの下で地道に精進するスンオプ。
もてなしの宴に同席した妓生のメヒャン(ユ・ホジョン)とも出会い、初めての夜を共にする。
1866年、天主教(キリスト教)徒迫害の気運が高まり、教徒であるメヒャンは行方不明となる。
キムから吾園の雅号を授けられ、スンオプは自らの画法を進化させるべく精進する。
しかし、時にはやけ酒で泥酔し、同棲相手の妓生ジノン(キム・ヨジン)の家で大いに荒れるスンオプ。
そしてジノンとの生活から離れ、スンオプは再び修行を始める。
-------
チャン・スンオプは“朝鮮時代三大画家”と称される巨匠でありながら、残された絵も記録もほとんどなく、その生涯はいまだ謎に包まれている。
「春香伝」のイム・グォンテク監督が朝鮮時代末期の激動の時代を背景に、破格の画家の生涯を映像化。
「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシクが、チャン・スンオプを演じる。
共演は「シルミド/SILMIDO」のアン・ソンギ、「ラブストーリー」のソン・イェジン。
本作はカンヌ国際映画祭で、韓国映画史上初の監督賞を受賞。
印象に残ったのは
スンオプの才能に目を留めた
学者ビョンムンとの出会いと
スンオプのその恩人への変わらぬ敬愛です。
ビョンムンは絵の先生ではないけれど
根本を静かに説いてくれるところと、
スンオプのビョンムンを慕う気持ちが
何年経っても消えない様子を見た時には
かなりジーンとなりました。
映画で描かれるのは
まだまだ若い頃から
スンオプの絵に没頭する姿。
そのうち名が通るようになるけど
でも世間の評判や評価などとは
無縁であるスンオプの生き様。
そして
心惹かれる女性との出会いと別れ。
酒好きだったため
泥酔することと絵を描くことは
切っても切れない関係なところ。
“筆一本で宮廷画家になった男”とあったので
最初はサクセスストーリーかと
ちょいワクワク混じりだったけど
実際はもっと…孤独で
混沌とした世の中も感じさせるようなお話。
誰もが生きた日々をこの画家も生き
酒を飲み、女性を抱き
その時代めずらしくもなかったかもしれない
命の危険をすり抜けながら
ありのままの姿の生涯の風景でした。
肺病を患ってたお嬢さん役の
ソン・イェジンさん、若かった![]()
そして
出会いと別れを重ねた相手
メヒャン(ユ・ホジョン)も印象的。
※お子様には見せられないシーン
いくつかありました![]()
スンオプは
居候先である先生や通訳官の家を
数年で出て行ったりして
結果的には渡り歩いた感じだし
画家として王宮に呼ばれたとは言っても
描き続けられずに逃亡してるし
どこにいても納得と満足を
得られない日々だったのかな。
本当の天才というのは
1ミリもまわりに影響されることはなく
自身の中でしか
創造も解決も出来ないものなのだろうなと
改めて感じるものがある映画で
映像的にも
古さは感じるんだけど
自然の色味や風景のアングルに
美しさを感じるので
カメラがまるで
”画家の視点”になっているかのように
感じられる映画でした。
キャストも含め
作品全体に何とも言えない渋さが
漂っていました![]()

駐大阪韓国文化院のイベントなので
映画鑑賞のあとは
実在の画家であるチャン・スンオプについての
1時間ほどの講演がありました。
映画の中でインパクト大に
ミンシクさんの顔が刷り込まれた状態なので
話を聞くそばから
頭の中が映画の回想モードに突入。
実在のスンオプについては
ほとんど記録が残っていなくて
死んで20年後に出た新聞記事が
最初の記録だそう。
この頃の通訳官(漢語の?)たちは
美術品に触れることも多くて
かなりの金持ち。
なのでスンオプのような才能ある人の
支援をしていたのだけど
通訳官の子や孫が作品を所持したり
画家の業績を伝えたりもしてきたのかな。
本当のチャン・スンオプも
「酒が無いと良い作品が描けない」と
言ってたとかなんとか。
とにかくチャン・スンオプは
“朝鮮時代三大画家”と称されていて
山水・人物・花鳥などの
あらゆるジャンルに長けた天才だったという
その根拠はあるようです。
スンオプは
落款に使う印章をよく失くしたそうで
エピソードを聞くと
あ~、そうそうそんな感じ![]()
とすぐに映画の中での
ミンシクさんの出す空気感へと
頭が飛んでました。
でも記録が無くて謎の多い画家さん。
どのように亡くなったのかわからないみたい。
「人知れず、その姿を消した」
と言ってたのは
映画の中だったかな、講演だったかな??
映画のラストで
それを現すのに
窯でのスンオプの最期があるのですが
えっ?!とは思いつつも
よく考えると自然な展開に思えてきて
きっとこれが本当の出来事であっても
おかしくないなと思わせるシーンになっていました。
講演は
映画の、ということではなく
実在の画家スンオプについてだったけど
ついつい映画と繋げてしまいます。

私も昔、絵を描いていたとはいえ
こういった古い絵が好きとかではなく
ただ単に
チェ・ミンシクさんの映画が観れる
という方に興味があって行ってきました。
「酔画仙」が配信で
見つけられなかったというのもあって。
だけど
映画を観てしまうとやっぱり
実在の人の話も
フムフムと聞けるところがあるなぁと思います。
(映画を先に観てなかったら
途中で寝てたかも…
)
映画の中で描画のシーンを見たり
講演で写真を見せてもらったりで
久々に”筆”ってゆうものの
無限さも考えさせられました。
昔の日本画とかもそうなのですが
”筆1本”って言われると
本当に文字通りで
枝だったり花びらだったり
鶴の足だったりを
そのひと筆だけで輪郭のすべてをとってしまう。
サーっと一度引いただけなのに
線も面もすぐに現れてしまう。
そういった技巧って
ほんとすごいわ~って思う。
感性の部分での
生まれ持った才のあるだけが天才じゃなくて
技術面でも天才ってあるんだろうなぁ…
そしてその
技巧の部分に裏打ちされた中に
絵としての魂が宿る…
書道にも共通するものがありそうだし
今みたいに
多種多様な絵具もない中での表現で
先人たちってほんと
偉大なんだなぁって思います。
20年以上前の映画だけど
「酔画仙」もとても良かったし
芸術って
時代を超えるわー
ってゆう1日を
過ごさせていただきました![]()