こんにちは。妹カウンセラー、白石まちこです。
不倫の彼との結婚するためには、当然ですが、今の奥さまと離婚してもらわねばなりません。
彼とのお付き合いの中で
「家庭は破綻している」
「離婚を考えている」
という言葉を聞くと、先が見えないと思っていた二人のお付き合いに希望の光が差し、何か突破口が開けたような気持ちになることはあると思います。
すると、多くの女性が「彼と奥さまの離婚」に意識を集中させ過ぎてしまいます。
「どうやったら彼が早く離婚に向けて行動を起こしてくれるだろう」
「彼の場合は協議離婚？調停離婚？」
「彼のマイホームはどうなるの。奥さまが住み続けるのならローンは？」
「子煩悩の彼が子供を置いて出て来られるかしら」
と、彼に代わって色んなことを考えたりシミュレーションし始めます。
「こんなふうにしたら、円満離婚に進めるんじゃないかな」
「お子さんの面会や行事なんかは協力して送り出すから大丈夫よ」
というように、彼に安心材料を与えてあげよう、励まそうとする優しい方もたくさんいらっしゃいます。
確かに、彼とあなたが結婚するためには「彼の離婚」が絶対に必要です。
ですが、「彼の離婚」を必死に考えたり勉強し過ぎて、あなたの本来の願いから離れてしまってはいないか、少し立ち止まって考えてみて下さい。
あなたがどんなに完璧に離婚の知識を身につけ、あらゆる場面に合わせてシミュレーションできたとしても、実際に行動するのは彼であり、離婚についてどう話合い、今後のことを決めていくかは、彼と奥さま二人だけの領域です。
どんなに彼がマズい対応をしても、あなたにとって不自由だったり不利なことが話し合いで決まっても、夫婦の離婚については、あなたは立ち入ることが出来ません。
なので、私はいつも
「とにかく、彼との今の仲良しを崩さないで下さい」
「もっと仲良しの二人になることに意識を向けて下さい」
とクライアント様にお伝えします。
「彼の離婚」はあくまで、あなたと彼の結婚のための一つの条件にすぎません。
彼が離婚したとしても、肝心の
「彼と結婚し、幸せになる」
というあなたの願いが叶わなければどうしようもありませんよね。
離婚をするには、時間もお金もかかります。
話合いや面倒ごとが大嫌いな男性にとっては
「途中で止めたくなった」
「二度と経験したくない」
と思うような、ハードな道のりです。
ここで
「どうして奥さまとの話し合いが遅れているの？」
「私がこう言ったでしょ？」
「そんなにお金を支払うなんておかしい。算定基準から外れているわよ」
などと踏み込み過ぎて、二人の仲が険悪になってしまったら元も子もありません。
大切なのは、どんなにハードな道のりでも
「この女性と何が何でも一緒に居たい」
「そのためにはこの問題を乗り得ないと」
「これを乗り越えたら、彼女が待っているんだ」
と彼があなたの存在を心の支えにして頑張れるよう、二人の仲良しを深めていくことなんです。
彼の離婚問題。お金の問題。新生活のシミュレーション。
こういったことをしっかり考えておくことも、もちろん大切です。
でも、彼と結婚するための「条件」ばかりに気を取られていると、「彼との結婚」という本当の願いからは、どんどん遠ざかってしまったりします。
「彼と奥さまの離婚」は、ひとつの「条件」にすぎないのです。
あなたの本当の願いからそれてしまわないよう、こちらでしっかり心の土台作りをして、彼との結婚に備えたいですね！
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