こんにちは。姉カウンセラーの白石みどりです。
今日のブログは、先日のメルマガにお寄せいただいたこんなご感想に対し、私の考えを述べたいと思います。
ご感想の内容は、夫婦の生活スタイルの違いについてです。
いただいたメールの内容を要約しました。
先日彼が奥様と花見をし、桜の下の奥様の写真を撮ってあげたことにショックを受けた。
彼はまた、娘さんのお休みに合わせるため、奥様と同じ日に休みを取ったり、奥様の洋服の買い物や試着におつきあいなどもするそうで、それにも少なからずショックを受けているとのこと。
彼は
「自分の家族ではこれが普通のスタイルというだけで、妻に対する気持ちを示すものではない」
「いつもと違う不自然な行動を取れば疑惑を招く」
と説明してくれるが、自分たち夫婦のあり方とは違い過ぎるスタイル、ラブラブ夫婦と言っても良い夫婦の姿に
「家庭を壊すつもりはない=妻が大切」
ではない、という言葉が上手く腑に落ちて行かない、気持ちの整理がつかない・・・
私はこれまで、W不倫はお互い様だと何度か述べて参りました。
あなたが彼の家庭に嫉妬するなら、彼もあなたの家庭に嫉妬することがあるのです。
あなたが彼の妻を羨むことがあるなら、彼もあなたの夫を羨ましいと思うことが、きっとあります。
「彼の家庭は暖かいのに、私の家庭は冷えきっている」
「彼は幸せなのに、私だけが孤独だ」
と思っては、お互いに家庭を守りながらのW不倫は、苦しくてとても続けられません。
「お互い様」と思えないのならば、それは彼が奥様に対してした、ある一つの行動だけを見て、
「私だったらこうしない」
と比較するからではないでしょうか。
例えば、彼が奥様とお花見に行った。
奥様の写真を撮った。
このことだけを見て、
「私は好きでもない夫とお花見になんか行かないし写真なんか撮らない」
と受け止めたなら、彼の行いはいかにも彼が奥様を好きで大切にしているように思えてしまうでしょう。
でも、あなたがご主人にしていることで、彼が奥様からされていないことだって、きっといくつかはあると思います。
あなたの家庭のスタイルだって、彼と大きく異なるところがあるかも知れません。
例えば小さなことですが、ご飯の給仕にだって、家庭のスタイルがありますね。
私の家は、最初の一杯目のご飯は自分のついでに夫の分もよそってやりますが、それ以上食べるなら、2杯目からは自分でしてもらいます。
2杯目以降も「おかわり」と言われたらよそってあげる家もありますし、言われずとも「あなた、おかわりは?」と聞く妻もいます。
各々自分で勝手に、という家庭もあるでしょう。
どれもその家にとっては普通とされる家庭のスタイルだと思います。
これについて、
「ご飯をわざわざよそってあげるなんて、ショックだ」
「おかわりは?と聞いてあげるなんて、ご主人を大切に思っている証拠だ」
と言われたら困りますね。
自分の生活にないものが良く見えるということはあると思います。
その家にとっては習慣になっていて、特別な意味を持たないことでも、「仲良しの印」と見えてしまうことはあるかも知れませんね。
でもそのほとんどは、あなたにそう見えてしまうだけです。
夫婦のあり方の違いを一つ一つ比較し出せば、
「奥様の買い物につきあってあげるなんて、ショック」
「君は旦那を玄関まで出迎えるそうじゃないか、ひどいぞ」
とキリがありません。
「我が家では普通のことで、愛情表現ではない」
と彼が言っているのなら、その言葉を素直に受け入れてはどうでしょうか。
それにあなたのご主人だって、それほどラブラブ仲良し夫婦でなくても、春の天気の良い日に妻から「行こう」と誘われたら、近くの桜を見に出るくらいはするときがありませんか?
「写真撮って」と頼めば、嫌とは言わず撮ってもくれるでしょう。
私には、そのくらいは普通の夫婦の日常にあることと思えます。
ご主人が行きたくなくても奥様の買い物につきあわされ、それが習慣になっているご夫婦も普通にあります。
特にショックを受けねばならないことには思われませんが・・・
好きな人を見る目は特別なレンズになってしまうようです。
何にでも意味があるように見えてしまう。
「私にはこう見えて苦しいのだけれど」
他の人から見たらどうだろう?
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