１１月２８日。 鈴さんの歯が ぬけました。
生まれた時から挿管していたので、歯茎が分厚く
「歯はあるけれど生えないでしょう」と歯医者さんに言われて
また一つ、あきらめなければいけないことが増えた・・・・と落ちこんだけれど
「食べなくても虫歯になる」と聞いて、食べないのに虫歯になる方がかわいそうと
「歯なんていらない」 と思ったのが数年前。
私の意に反して歯が生えてきて、今では・・・歯のない鈴さんが考えられなくなり
逆に抜けてしまって、永久歯が生えなかったらどうしようと不安に感じていたところに
完全ノーマークの歯が抜けたのでした。
抜けたのは、下の歯。
正直、歯磨きしても下の歯ってすぐ唾液（痰？）にまみれるし、鈴さんの舌に隠れてるので
ざっと磨きはしても、あまりよく見てなかったんです。
なので久々によく磨いてあげようと思ったら、グラグラしている小さな歯を発見！
えー！！！！と驚きつつ、歯医者に行こうかなーと思いながら とりあえず
歯にブラシをあてて そっと ゴシッ・・・・・ それだけで
ポロッと。
本当に ポロッと。
瞬間、鈴さんは 大きく首と体をくねらせ・・・
え？
と、私が思うぐらい あっけなく 小さな歯は 他の歯の上にのっかってました。
仕事から帰って来たパパに 大ニュース！！と教えてあげると
「大人の階段をのぼりよるね！！！鈴ちゃーーーーーーん！！！かわいすぎるよ」
何度も何度も 「鈴ちゃん 歯が抜けたんかね？ かわいすぎる！！！！！」と連発。
そして ぽつりと
ぬけるとこ 見たかったな・・・・ と。
歯が生えることさえ 諦めなければいけなかったのに
こんな喜びをくれるなんて・・・
５ｍｍほどの小さな小さな歯
人の存在価値って
何が出来るのかではないと思う
生きることを 諦めては だめだ