映画「国宝」 | ナニワの歴女が行く 

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映画「国宝」見てきました。

公開してから大分経つのに、まあまあ混んでました。

さすが大ヒット中の映画ですね!!

 

私の場合、まず、映画館で映画見るの自体が何年ぶりだろう・・・

友人と会うことになり、どこか行こうかということになったのですが、外に出ると暑いので室内でって考えて、映画になり、話題になっていることは知っていたので、「国宝」を見ることになったわけですが。。。

映画のチケットをオンラインで買うところから始まります。

今、大人の映画のチケット代って2000円なんですね。

それ自体も知らなかったあせる

 

でも、50代オーバーでペアで行くと一人1500円になるというので、それで購入。

ネットには、どちらかが50代オーバーで証明できなければ差額分お支払い頂きますといった文言がありました。

 

当日、発券するとき、証明を見せないといけないのかなと有人の窓口に並ぶと「自己申告なので、特に見せなくて良いです」とのこと。

性善説なんですね。

日本て素敵です音譜

 

さて、映画です。

 

ストーリーは簡単に言うと、ヤクザを親に持ち、抗争で両親を失った少年が、歌舞伎の家に引き取られ、その家の御曹司とともに歌舞伎の芸を磨いていく。ただ、歌舞伎の血筋というものに翻弄された芸がある少年とその少年の芸に打ちのめされた血統を持つ御曹司との物語を中心として、主人公が国宝になるまでのお話です。

 

感想としては、まぁ吉沢亮さんの美しいこと。

あと、最初のヤクザの抗争から始まるので、「あれっ、なんか間違えたかな?」と思いましたが、素晴らしい映画でした。

 

歌舞伎のことは全く分かりませんが、吉沢亮さん、横浜流星さんはとても練習されたんだろうなぁと感じました。

 

ただ、私たち一般人からするとやっぱり歌舞伎の世界は閉ざされた世界で、血筋が一番のイメージがあります。

この映画を見てからネットで見ていると、坂東玉三郎さんは元々歌舞伎の血筋ではなかったようですが、外から入って女形で国宝までになった人ということで、この映画の主人公と重なる部分が多いと書かれているサイトもありました。

 

原作と映画は少しストーリーが違うみたいですが、映画だけでいうと吉沢亮さん演じる喜久雄は、悪魔と取引をしたことで家庭は持たず、芸だけを極めたということになっておりました。

隠し子は一人いましたが、家族としての絆はないようでしたね。

 

実際の歌舞伎界も隠し子がおられる方はちょくちょく報道などで見ることがあるので、実際はああいう感じなのでしょうか。。。

 

歌舞伎というから、本当の歌舞伎役者さんが舞ったりするのかなぁと思っていたら、中村鴈治郎さんは出演されていましたが、舞ってたのは吉沢亮さん、横浜流星さん、田中泯さん、渡辺謙さんくらいで、子供時代のキャストも歌舞伎の家の人ではないというのが驚きです。

まぁ、歌舞伎の家の人が舞ったら、まぁそうだろうねぇと驚きはないかもですね。

そして、歌舞伎の家の出身者としては、さすが寺島しのぶさんは貫禄でした 笑

 

3時間くらいある映画でしたが、物語は面白くて、引き込まれました。

ただ、途中からお尻が痛くて痛くて。。。

 

でも、とても興味深い、良い映画でした。

 

そもそもの私の個人的な歌舞伎のイメージは、以下みたいな感じ。

そもそも出雲阿国が京都で始めたと言われていますが、今では女性は歌舞伎はできないし、上方歌舞伎はあるのでしょうが、有名な歌舞伎役者一家は東京。

歌舞伎の料金は安くはなく、ごひいき筋さんなどコアなファン中心で、裾野はあまり広がっていない。

役者さんは色々テレビなどに出演はされていても、他の芸事の人と比べて何かどこか人を寄せ付けないようなオーラを纏っているよう。

何か目の奥の方に冷たいものを感じる。

 

悪口ではないんですよ。

ただ、あまり自分には関わりのない世界で、見に行きたいと思ったこともないものでした。

 

でも、この映画を見て少し興味をもったのと、なかなか歌舞伎自体を見に行く機会はないですが、日本にしかないものなので、文化として残っていって欲しいと思いました。