本機の設定には、アプリ「Tether」を使う方法と、ブラウザ経由の2つの方法がある。どちらを選んでもいいのだけれど、今回はアプリ「Tether」を使う方法を選択。

 

少し話を脱線する。

 

2020年、世界はコロナショックで大変なことになり、主な商業施設は一斉にクローズした。外出時にはマスク着用を余儀なくされ、夏であってもマスクを義務付けられていたため息苦しい日々が続いた。そんな中、縁があってTP-Linkの商品をレビューする機会に恵まれた。

 

以来、およそ3年が経過し、これまでに無線LANルーターについては少なくとも5台以上はレビューしてきた(中継器も含めると10台くらいにはなるか…。)。

 

振り返ってみると、この3年でスペックは上がっても、セットアップは、細かい違いはあるのかもしれないが、ほぼ従前通り。アプリ「Tether」でさくさくと設定するだけだ。技術開発を推し進めると、ユーザーの難易度が上がるというジレンマがありそうだが、本ブランドについては、技術とユーザビリティを両立させていると言える。

 

本機においても、項目をタップし、パスワードなどの入力をするだけなので、設定が難しいということはまったくない。今回はTP-Linkのルーターを購入するのが初めてという方のために、工程の中で重要と思われる部分を絞ってキャプチャした。設定時の参考にしていただければ幸いである。

 

これまでのルーター紹介の記事では何度も説明しているところ、「スマートコネクト」はぜひ設定しておきたい機能の1つである。一般的に言って、ルーターは2.4GHzと5GHzの2回線を採用していることが多く、よくWi-Fiを探すと、同じようなSSIDではあるけれど、メーカーの初期設定では、末尾がGとかAとか、5Gなどになっていることがある。

 

それぞれの回線によってつながりやすい、若しくは電波が強いというのがあり、基本的には接続場所によって手動で選ぶ必要がある。しかしながら本機能においては、2.4GHzと5GHzの2回線で同一のSSIDを採用している。せっかくだからこの違いをChatGPTに質問した。すると以下の回答が返ってきた。

 

2.4GHzと5GHzは、Wi-Fiに使用される無線周波数帯です。主な違いは、次の通りです。

 

1 帯域幅: 5GHz帯は2.4GHz帯よりも幅広い帯域幅を持っています。このため、より高速なデータ転送が可能で、より多くのデータを同時に送信できます。

 

2 電波の伝搬: 2.4GHz帯は、建物内の障害物(壁、天井、床など)によって電波の伝搬が妨げられやすい一方、5GHz帯は2.4GHz帯よりも短い波長を持っているため、障害物による影響を受けにくく、より高速な通信が可能です。

 

3 互換性: 2.4GHz帯は、ほとんどの古いデバイスと互換性があります。一方、5GHz帯は比較的新しい技術であり、古いデバイスとは互換性がない場合があります。

 

4 信号の到達距離: 2.4GHz帯は、5GHz帯よりも信号の到達距離が長く、屋外での使用に適しています。

 

以上のような違いがありますが、一般的に、5GHz帯はより高速で信頼性が高いため、オンラインゲームやストリーミングなどのハイビジョンコンテンツの視聴に最適です。一方、2.4GHz帯は、範囲が広く、壁などの障害物を通過しやすいため、一般的なウェブブラウジングやEメールなどの日常的なネットワークアクティビティに適しています。

 

なるほど。率直に、日本語のコピー作成がうまいと思った。海外のソフトウェアにありがちな無理やりな翻訳感がなく、下手な日本人よりも日本語がうまいとも思う。

 

無事設定が終わったところで、次回は実機検証。

 

さて、本機の実力は如何に!

 

LANポートに接続

 

電源オン!

 

アプリ「Tether」から右上の(+)をタップし、紙芝居的に進める。「Tether」の利用が初めてという方は、事前にTP-Link IDを取得しておこう

 

LEDの点灯を確認

 

本機のQRコードを読み取って、ネットワークに接続

 

接続タイプについては、動的IPを選択。プロバイダーとの契約内容によって異なるので、分からない場合は自動検索を活用したり、プロバイダーに問い合わせるのもいいだろう

 

スマートコネクトを有効にする。2.4GHzと5GHzで共通のSSIDとパスワードを使用でき、速い方のWi-Fiに自動的に接続できる

 

接続完了! お疲れ様でした

 

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