4月9日神奈川、16日大阪、とタイの俳優クリス・ピーラワットKrist Perawatさんの、自身初のミュージシャンとしてのソロコンサート、
Krist Solo Concert Asia Tour 2023 in Japan
が開催され、大成功のうちに終わりました
ご自身の子どもの頃からの夢がついにかなえられ、1回2時間のコンサートをそれぞれ昼夜2回、熱くまたハートフルに歌いきり、観客のファンも、声出し応援可となって、席から立って歓声、歌、ダンスととても楽しく盛り上がったそうです。
クリスのミュージシャンとしての才能もみなさん再確認されたようです
私は、チケットを買っていたのですが、どうしてもしかたのない用事ができて、リセールに出しました(3分でひきとっていただけました)。
でも参加されたみなさんがおすそわけしてくださった、しあわせなレポや動画(撮影可の時間の)で、楽しみました
こういうタイのライブやファンミでは、参加するファンの間で、タイの習慣から始まって、ちょっとくふうして自分で作った小物やお菓子を「ギブアウェイ」として交換したりする方もいます。
すばらしい「絵師」さんや、アクセサリーやぬいぐるみの洋服などの造形をされる方々、みなさんすごい才能をこの日のためにおしみなく発揮されるのですが、あいにく私はそうした才能もなく、でも、前回のシントー・プラチャヤーさんのバレンタインファンミ(そのときのブログはこちら)では、シントーさんのシンボルであるライオン(シントーはタイ語でライオンなので)の、絵本を紹介したカードをつくりました。
今回は、クリスくんのシンボルは「カメ」なので(シントーさんがクリスくんのことをポケモンのゼニガメに似ていると言ったことから)、カメのおすすめ絵本紹介カードを作ろうと思っていたので、せっかく用意していたので、こちらでご紹介しようと思います~
まずは冒頭の『かめくんのさんぽ』
この絵本は、なかのひろたかさんの『ぞうさんのさんぽ』から始まるシリーズものですが、どの絵本も、おさんぽというパターンながら、ひとつひとつに個性があってきわだったおもしろさがあるのがすごいなあと思います。
大きくて明るい絵、シンプルな文ながら最後にあたたかいきもちになるストーリーです。
『いたずらこねこ』
これも、ロングセラーの「基本絵本」です。
横長のページの右はしにこねこ、左はしにかめさん。だんだんと近づいてくる構図がおもしろいです。
好奇心おうせいなこねこに、かめさんはきずつけられるかと思いきや・・・?
『かめさんのさんぽ』
かめは散歩しがち・・・?
日本のすぐれた絵本作家のおひとり中谷千代子さんのやさしい絵。
かめさんは、飼い主けんちゃんのに入れてもらていたバケツが夜ひっくりかえって、おさんぽに出かけます。
先の絵本はこねこですが、遭遇するのは、飼い犬の「ころ」。
夜のおさんぽは危険がいっぱい。
子ども時代を思い出す、ちょっとノスタルジックな気持ちになるあたたかいお話です。
ちなみに、同じく中谷千代子さんの名作絵本の『かばくん』でも、動物園のかばくんの大きな姿を描くとき、飼育員の飼っているカメさんがひもをつけてさんぽに連れられています。
大きいかばくんと小さいかめさんはともだちという、文は詩人の岸田衿子さんですから、詩を味わうようないい絵本です。
最後に新しい絵本『みつけてん』。
スタイリッシュなクラッセンの絵本に、『大阪うまいもんのうた』などで大人気の絵本作家長谷川義史さんが関西弁で翻訳されています。
麦わらぼうしがひとつ落ちているのを見つけた二匹のカメ。
ほんとうは、どちらもそのぼうしがほしいのですが、ひとつしかないので、おたがいにがまんしています・・・
ちょっと人間関係にありがちな、深いラストが心に余韻を残します。
シントーさんのときのギブアウェイには、
『どのライオンのお話もいい話』
Every lion's story is a good story
というタイトルをつけて、自分の撮ったシントーさんの写真と合わせてカードを作ったのですが、実際に借りて読んでくださった方がいらして、とてもうれしかったです
そこでこちらは、『どのカメのお話もいい話』にします。
(カメは一般的には英語でturtleですが、リクガメはtortoiseというのですよね。クリスくんは自分のことを「砂漠のカメ」って言ったので、どちらを使うのがいいかわからないので日本語でいきます)
でも、ほんとうはKristSingtoで『亀とライオンの物語』っていうステキな物語があるんですよね。
ご紹介した絵本の詳細はこちらをごらんください。
ギブアウェイでご紹介したライオンの絵本はこちら