支離鬱々日記35 | 渡る世間にノリツッコミ リターンズ(兼 続日々是鬱々)

渡る世間にノリツッコミ リターンズ(兼 続日々是鬱々)

フリーライター江良与一のブログです。主にニュースへの突っ込み、取材のこぼれ話、ラグビー、日常の愚痴を気の向くまま、筆の向くまま書き殴ります。

早いもので、今年も2月の中旬に入ろうとしているが、ここのところ、私の知的活動は滞りがちだ。

理由はズバリ、軽度のゲーム依存症に陥ってしまったためである。四六時中ゲームから手が離せず、まともな社会生活を送ることができない、というのが典型例だとすれば、まだ私はそこまでには至っていない。会社にもちゃんと行くし、女房殿ともそれなりに会話している。ただし、時間が空くと、すぐにゲームに手を出してしまうところは立派な「軽度の患者」であると言って良い。従来なら、トレーニングだったり、文章書きだったりに充てていた時間をほぼ全てゲームに費やしてしまているからだ。この間など、会社の仕事の合間に少しぼんやりとPCの画面を眺めていたら、そこにゲームの画面が現れてしまうという錯覚を覚えた。いやはや。ほどほどにしておかないと、本格的な依存症に罹患してしまいそうだ。課金にも相当額を突っ込んだ。家庭内財政きびしき折、これも痛手なのだが、夢中になると見境がつかなくなってしまう。ゲームをしている間は、他に何も考えることがなく、それが一種の快感ではあるのだが、ほどほどにしておかないと、私の人生そのものを無意味化しかねない。薬物に手を出す芸能人の気持ちが少しだけわかったような気がする。ちなみに今ハマっているのは「マージドラゴンズ」という、画面上の三つのアイテムを集めて一つにして行くと、どんどんステージが上がるというゲームだ。三つ集めたときに、画面上のスペースが空く、という快感は断捨離に通じるものがあるものの、同じスッキリするなら、自室の夾雑物をなんとかする方が先決だ。

 

例年、この時期はスギ花粉に悩まされる。今年も抗アレルギー薬のお世話になる季節だ。で、医者に行って処方箋をもらい、近所の薬局機能もあるドラッグストアに行ったのだが、店の入り口には入ってすぐに目にしたのが、マスクもアルコール消毒薬も品切れで入荷の見込みが立っていない、という告知の紙だった。予約注文にも応じていないという、これは少々ヤバい状態である。コロナウイルスが騒ぎになる前に買い求めておいたストックが少々あるので、夫婦双方で毎日使用してもあと1ヶ月くらいは持つのだが、あと1ヶ月でモノが出てくるのかどうか、見当がつかない。横浜に停泊させられて、乗客がカンヅメになっているクルーズ船からは続々とコロナウイルスへの罹患者が出ているし、中国人の入国規制もかかっていない。世の不安は煽られるだけ煽られている状況なのだから、不安に駆られた一般庶民が買い占めに走る気持ちはよく理解できる。私自身も不安一杯だ。コロナウイルスも怖いが、花粉の影響が一番怖い。とりあえず、目にしたらすぐに買う、という態勢を整えておくしかない。女房殿はガーゼを用いた自製マスクの製作を検討中である。

 

先日、最寄りのターミナル駅で、不快な思いをした。改札に向かう列に横入りしてきたバカ女が私を突き飛ばすようにすり抜けていき、あまつさえ、ガンまで飛ばしてきたのだ。瞬間怒りが頂点に達した私は殺意まで覚え、かなり酷い罵り言葉を投げつけてしまいもしたのだが、辛うじて実際に暴力を振るうことまではなかった。しかし、その日は帰宅後もかなりの怒りにかられ、思わず深夜までゲームに興じてしまった(笑)。翌日、私は再度その女に出くわす危険性を恐れ、いつもとは違う改札を使った。この場合の恐怖は自制心が働かなくなり、暴力事件を起こしかねない、自分への恐怖である。普通に喧嘩すれば、あんな男が相手にしそうもない、ケチなバカ女に負けるはずはないのだが、さすがに警察を敵に回しては勝ち目はない。というわけで、少し遠回りをしたのだが、考えてみたら、その女の顔すらよく覚えてはいなかった(苦笑)。今ならすれ違っても気がつかないだろう。私は一体誰に対して腹を立てていたのだろう?考えれば考えるほど馬鹿らしくなって、ようやく怒りがおさまった。