過去の傷跡を勲章のように大切にするのは、まだ学びきっていない暗いレッスンがあるということです。
それは自分の人生がどれほど大変だったか、
だからこそ自分はどんなにすばらしい人間なのかを証明するためにみせているのです。
「見てください、私はこのとき、こんなに大変だったんです。
それでこんな傷跡が出来てしまったんです。私って強いでしょう、えらいでしょ?」
なんの傷跡もついていない人を捜すのは難しい・・・
人生の年輪が増えれば増えるほど、
思いがけないところに切り傷や擦り傷を作っているものだ。
そして、私たちは「いま数えられる喜び」が見つからないと、
途端に、昔の傷跡を指折り数え、過去の記憶の引き出しを開けたがる・・・・
という習性をもっているようだ。
人間関係で大事なのは、過去においても、現在でも「傷跡」ではありません。
真実を探すために、役割や義務という犠牲や耽溺を超えて自分を広げつづけ、
相手につながることなのです。
そしてその結果、自分自身のなかに天賦の才能を見つけることなのです。
人との関係において本当に自分自身を与えていくと、
自分を犠牲にせず人とかかわる方法が学んでいけます。
あなたのおもな人間関係を見てみましょう。
それぞれの関係において、あなたは何を学び、どれだけ成長したのでしょうか?
※著書からの引用は色文字にしています。