剣道内緒話~これができれば萬歳萬歳萬々歳~
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自己評価をもう一度

少し間があきました。

以前にも一回載せた堀江貴文著
『ゼロ---なにもない自分に小さなイチを足してゆく』の引用です。
 
今の若い人たちはみんな「掛け算の答え」を求めている。もっと分かりやすい言葉を使うなら、成功へのショートカットを求め、どうすればラクをしながら成功できるかを考えている。もしかしたら、僕(堀江)に聞けば「ラクをしながら成功する方法」を教えてもらえると思っているのかもしれない。人が新しい一歩を踏み出そうとするとき、次へのステップに進もうとするとき、そのスタートラインにおいては、誰もが等しくゼロなのだ。
 つまり「掛け算の答え」を求めているあなたはいま「ゼロ」なのである。
そしてゼロになにを掛けたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。
 ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。

と言っています。


私の周りにも、七段で面の打ち方や胴の打ち方が、
その段にふさわしくない人たちがいます。
勿論、たまには当たりますが有効打突としては
取れないこともあります。


打たれないで打つことばかり考え、聞く耳を持っていません。
だから、なかなか一歩が踏み出せないのです。

プロの投手がその投げ方では、どんなスピードがあっても
ストライクゾーンに球はいかないといわれているのと同じです。
やがて戦力外通告です。

でも剣道は六段、七段を幸いにして取り消しになりません。
それでも七段、八段を受験しているのです。

前進もなく進歩もしない、無駄な努力を一生懸命して、
私はむなしくないかと寂しくなります。

自分を常にゼロとして出発させれば、どんな方向にも進めます。

京都大会

5/5に第110回全日本剣道演武大会に出ました。
演武をご覧ください。

オリンピック

オリンピック競技ソチ大会が開会されています。
私は冬季大会の中であまり興味のある種目はないので、
テレビ放映等は殆ど見ませんが、ただひとつ凄いと思うことがあります。

4年に1回のその日に標準を合わせるその努力、
心身ともに並大抵ではないだろうと思われます。

4年に1回なので種目によってはピークを過ぎた人、
まだピークにいってない人がいます。

尚且つ、国内選考を通過し代表にならなければ出場できない。
そしてメダルを取る為には、世界の代表と肩を並べなければならない。
壮絶な闘いでしょう。そのことには、心より敬意を表します。

振り返って私たちの剣道界は、4・5段審査も年3回、
6・7段審査も年3回、8段も今年から年3回の受験が可能です。

オリンピックの4年に1回のチャンスをものにする努力からすれば、
そんなに難しいことではない気がしてきます。

審査の期日が来たから受ける、そんな安易な気持ちになっていませんか?

3回以内に合格という目標を立て、
そこから逆算して何をどのように身に着けていくのか、
普段の稽古で何を重点的にやるのかを決めてかかれば結果はでると思います。

「このままではこのまま」に気づき新たな方向に一歩踏み出すことが必要です。

健闘を祈ります

このたび理化学研究所の小保方晴子博士(30)が、
新万能細胞(STAP細胞)を発見し話題になっている。
記事によると科学の常識を覆すものらしい。

その彼女が「やめてやると思った日も、泣き明かした
日も数知れないですが、今日一日、明日一日だけ頑張ろう
と思ってやっていたら、五年が過ぎていました」
また、「あきらめようと思ったときに、助けてくれる
先生たちに出会ったことが幸運だった」と述べています。

土日を含めた毎日の12時間以上を研究室で過ごすが、
「お風呂のときも、デートのときも四六時中、
研究のことを考えています」といっています

私も似たような経験があります。
高校時代に、稽古がとても厳しくて今日やめようか
明日やめようかと考えることがありました。

当時、授業が終わって今日はサボろうと思って
掃除当番を替わってもらって急いで帰ることが
度々ありました。

駅までの15分間は、心の葛藤がありました。
帰る、戻る、帰る、戻ると考え、結局殆ど戻りました。
そのために、今日があると思います。

剣道を始めて61年、今でもどうしたら良い剣道が
できるのか、強くなれるのかを考えます。

私は1ヶ月に1,2回群馬の赤城山方面に行きます。
山の景色を見ながら、今、自分は何を課題にやればいいのか、
何を目指すべきかを考えながら車を運転するのが大好きです。

また、小保方さんのように、私も高校・大学・社会人に
なってからと八段範士の先生方と巡り会ったことも
ラッキーだったと思います。

敵は目の前にはいません。心の中です。
たかが剣道、されど剣道じゃないかと思います。

まずはイチを足してゆく足し算から始まる

年越し稽古、初稽古で新年を迎えた
剣友の皆様おめでとうございます。

今年もブログで剣道の話を本音で
述べていきたいと思います。

1月中旬、次男から堀江貴文{通称ホリエモン}の本、
ゼロ副題「なにもない自分に小さなイチを足してゆく」をいただき読んだ。

10年前は時代の寵児だった。皆様ご存知の通り。
その後、証券取引法違反の容疑で逮捕され長野刑務所に服役した。
1年9か月で保釈され戻ってきた。
その彼が書いた本です。

人生はゼロからの出発だ。
ゼロの自分に一歩踏み出しイチを足してゆく。
イチを足す小さな努力を積み重ね、自分を大きくしてゆく。
その先に掛け算がある(稽古量)。

まずはイチを足してゆく足し算から始まるとある。

剣道も全く同じ。

竹刀の握り方、姿勢、左手の位置、左腰、左足の使い方、
打突の仕方、風格等、ひとつひとつ分析すると色々な要素があるが、
7段、8段といえどこれらがすべて完璧なんて人は誰もいない。

ただ強くていい剣道をする人は自分の得意な部分も欠点も熟知している。
これがすごいところだ。

昇段審査で10回も20回も落ちてる人が
誰と稽古しようが何回稽古しようと変われない。

やるべきことと、やってはいけないことを自覚すべきです。
そして勇気をもって一歩を踏み出し行動に移すべきです。

自分の人生を動かすことが出来るのは、あなただけです。
「このままでは、このまま」の自分に気づくことです。
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