(妄想官能小説)禁断の交わりは狂おしいほどに | 朝鮮学校を卒業したオレが今思うこと

朝鮮学校を卒業したオレが今思うこと

朝鮮学校卒業 既婚
得意分野:ジムトレ、数学、妄想小説、婚活経験談(シモ含む)
座右の銘:来るものは拒むかもしんないけど去る者は追わず

 

 

私はオレンジの表紙を身にまとう

建築基準法関係法令集

 

 

私は参考書

世間は私の事を

「法令集(ホウレイシュウ)」と呼ぶ

主(あるじ)に建築法律条文を提供する

ただの参考書なの

 

 

法令集

 

 

 

 

 

されど参考書

 

 

 

 

一級建築士1次試験合否は

試験時間内に法令条文を探せるかどうか

使い方次第と言えるわ

 

 

 

主の名前はシン・ソンチョル

元、在日朝鮮人

一級建築士試験に挑んで20年以上

しかしいまだに結果が出ないヒト

心底要領の悪いヒト・・・

彼とは長い付き合いなの

 

 

 

 

 

私は毎日ソンチョルに

夜中2時までページをめくられ

体中を隅々まで凝視され

蛍光ペンで卑猥な言葉(条文指示)をラクガキされ

電動消しゴムでグリグリに

アソコ(目次)を責められる

20年間も毎日毎日

ソンチョルの欲望が果てることはないわ

 

 

 

 

 

そして今日も深夜まで体中を責められ

やっとソンチョルは寝静まり

疲れ切った私もなんとか眠りについた

 

 

 

 

その時

 

 

私を呼ぶ声がする

 

 

 

 

 

「ホウレイ、ホウレイ・・・」

 

 

 

 

ソンチョルの声ではない

一体誰?・・・

 

 

 

 

 

「ホウレイ・・ 

今日も激しくやられたな」

 

 

 

 

 

まさか

ムトーくん?

 

 

 

MUTOH(ムトー)UM-06N2?

 

 

 

 

 

 ムトーくん

 

 

 

 

実質剛健、真っ白の盤面

ソンチョルは彼のことを「平行定規」と呼ぶ

一級建築士2次試験で度々呼ばれ

水平直角に図面を描きだす

製図試験の要(かなめ)

彼もまたソンチョルと長い付き合いだわ

 

 

 

一級建築士2次試験合否は

ムトーくんの操作次第と言えるわ

 

 

 

 

 

 

 

「ムトーくん、私・・わたし・・・」

 

 

 

 

「ああ、わかってる」

 

 

 

「ソンチョルはケダモノよ」

 

 

 

「そう、ソンチョルはケダモノだ

キミの大事な身体を深夜までめくり続け

時には電車の中でもめくる

人目はばからず

キミの大事な部分(目次)めくるんだ

羞恥心を弄(もてあそ)ぶケダモノ

それがシン・ソンチョルさ」

 

 

 

 

 

「ムトーくん、私どうしたらいいの・・・」

 

 

 

「・・・ソンチョルもオトコだ

魅力的なキミの身体にガマンできないんだろう」

 

 

 

 

「でも私、もうオバサンよ 

ソンチョルにめくられすぎてページはボロボロ

一体、私のどこがいいの」

 


 

 

「・・ステキだぜ

全身オレンジ色のワンピース

1400ページを超える豊満な肉体

超難解な条文ツンデレ

ぜひオレともお手合わせを・・・」

 

 

 

 

「何言ってるの、ムトーくん

私は1次試験の参考書、あなたは2次試験の道具

交わることは絶対ないの

交わってはいけないの」

 

 

 

 

「でもキミとソンチョルの交わりを見てると

オレはガマンできないんだっ!!」

 

 

 

 

 

「ダメよっ!

 

建築士法第9条 罰則基準

一級建築士が虚偽又は不正の事実に基づいて

免許を受 けた者であることが判明したときは、

免許を与えた国土交通大臣又は都道府県知事は、

免許を取り消さなければならない

 

あなたも知ってるでしょう!!」

 

 

 

 

 

 

「ゴチャゴチャうるせえ!!

おとなしくしやがれ!!」

 

 

 

 

 

 

 

「いやあああああああ!!

やめてええええ!!!」

 

 

 

ホウレイっ!!ホウレイっ!!」

 

 

 

 

 

 

私はムトーくんの真っ白な盤面に

全てのページをおっぴろげにされ

平行定規で激しく責め立てられた

 

 

ムトーくんは自分の平行定規と

30cmの巨大三角定規で

責めてくる

 

 

 

 

「上下上下!!!左右左右!!!!

どうだ気持ちいいかっ!!」

 

 


 

 責められるホウレイ

 

 

 

 

 

 

 

 

だんだんと気が遠くなり

いつのまにかムトーくんを受け入れてしまい・・・

 

 

 

 

「よおし、これを使うか・・・」

 

 

 

 

 

まさか・・・それ・・・

電動消しゴムっ!!

ダメよ!!ムトーくん

電動消しゴムは試験会場に持ち込み禁止よ!!」

 

 

 

 

 

 試験の注意事項

 

 

 

 

 

 

「ゴチャゴチャうるせえ!!

ホントはこれが欲しいんだろっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

ウィーン、ウィーン

 

 

 

 

 

 

 

電動消しゴムが私の身体に入り込んでくる

ソンチョルが書き込んだラクガキ(条文指示)が

ソンチョルが私の身体に刻んだ証(あかし)が

どんどん消されていく

ああ、ソンチョルとの思い出が・・・

 

 

 

シン・ソンチョル・・・

私、あれだけあなたをケダモノ扱いしてたのに

今はあなたが愛しい

愛しいわ!!

 

 

 

 

シン・ソンチョル・・

あなたが大好き

あなたのまっすぐなところ

曲がったことが大キライな性格

そうまるで、目の前にいる

 

 

 

平行定規ムトーくんのよう

 

 

 

 

ムトーくん?

ソンチョル?

ムトーくん!?

ソンチョル!!??

 

私ったら

なんなの・・・

一体なんなのよ!

 

 

もう何が何だかわからないっ

私もう、わからなくなってきた!!

 

 ダメええええ!!!

 

 

 

 

「ホウレイ!!!オレもうダメだ、

エスキスしそうだ・・・

エスキス、エスキスっ!!!

エスキスキスキスーーー!!!!」

 

 

 

 

果てた2人

何も知らず隣で眠り続けるシン・ソンチョル

長い夜は更けていく

我に返るホウレイ

 

 

 

 

 

「・・・ソンチョル

あなたは今年はランク1

一級建築士試験合格よ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

(おしまい)

 

 

 

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