「世界の冒険シリーズ」系作品紹介&思い出語り!! | デモス瑠偉のLEGOブログ「暗黒世代より愛をこめて」

祝、バロン氏の屋敷公式セット化!!
ということで「世界の冒険シリーズ」系作品紹介をするなら
もう今しかないでしょう!!
本来はもうちょっと後にやるつもりでしたが、急遽前倒しです!!
最初に言っておきますが、今回は死ぬほど長いぞ!!

とにかく我ら暗黒世代にとって少年時代の象徴的存在かつ
かけがえのない思い出として今なお愛され続ける世界の冒険シリーズ!!
彼らとの思い出やキャラ紹介は後半ガッツリ語るとして、まずは作品紹介から!!

「世界の冒険」といえばシリーズ初期から少年たちを魅了した
クラシックスタイルな乗り物の数々でしょう!!
当時の記憶を頼りに僕なりにブラッシュアップした
「世界の冒険ビークル」の数々、紹介しましょう!!



まずは主役陣営、冒険家ジョーンズことジョニー・サンダー一行の
冒険用カーです!!基本に忠実なスタイルですねぇ。

この型のエンジンは時代設定的にアリなのかなんとも言えませんが!!
(世界の冒険シリーズの時代設定自体が割とアバウトなのでなんとも言えない!!)


そして彼らの宿敵、バロン氏ことシニスター卿ら悪の一行専用カーです!!

(彼の名前呼びはどれが正しいか問題は後述します!!)
相変わらず悪陣営の方がなんか気合入りがちですね。
クルマ回で紹介した「男爵クラシックカー」をベースに
よりシックな感じを目指して改造を進めたクルマですが
どっちがベターかは好みの問題になってきますな!!

悪役はクルマで主人公陣営を追っかけても許される!!


まぁ無事やり返されるまでが
悪役の宿命と言わざるを得ません。


しかし界隈では邪道とされがちな
この大味二人乗り運転席パーツを使ったカービルド。
僕はいくつになってもこのスタイルのレゴカーが大好きですねぇ…



そして「世界の冒険」といえばクルマと並ぶ冒険ビークル
「飛行機」を忘れてはなりますまい!!
こちらがバロン氏専用複葉機「レッドバロン号」です!!


こういう作品は不慣れなので手探りな部分も多いのですが…
公式セットでの乗り物カラーから、バロン氏の愛機のパーソナルカラーは
「黒系派」と「赤系派」に二分されがちなのですが
今回は赤黒ツートンという折衷案でいきました!!
昔から「赤黒ツートンカラーは悪役の嗜み」ですからねぇ。


初期の公式セットでもバロン氏は狙撃にサーベル剣劇だけでなく
飛行機の操縦までも自らこなすマルチな悪役でした。
今回は冒険の相棒も乗せられる二人乗り仕様!!
(しかしバロン氏の顔&服装もあいまって若干の「紅の豚」感はあります)

岩パーツを上手く使うと飛行ジオラマ的雰囲気も出せます!!


「ぬわーはっはっは!!逃げられると思うなジョーンズ!!」

そしてプロペラ機といえば忘れちゃいけないのがこちら!!
「いかんこのままバトルしてたらプロペラに巻き込まれる!!」的展開!!


(僕は子供の頃からよくバロン一味とワイルドゴメス一味を
 手を組ませて「レゴ悪役商会オールスター」を編成して遊んでました)

そしてまたもお約束!!
「悪役側の飛行機、主人公陣営に奪われる」ヤツ!!!


いやぁいくつになっても楽しくて

しょうがないなぁ「世界の冒険」遊びはなぁ!!!!

「そんな過酷な撮影をしている役者さんたちもオフは仲良し」
的オフショットも。



そして冒険を彩る未知の生物たちとの邂逅!!
オリジナルのモンスター、怪獣らも紹介していきます!!

こちらはクリエイターの恐竜を改造した恐竜!!


世界の冒険シリーズでの「ダイノアイランド編」を当時買えなかった
雪辱を晴らすべく、世界の冒険フィグらと絡めて遊びまくりました!!
(確か当時アツかった仮面ライダーとかガンダムなどに
 うつつを抜かしていて泣く泣く購入を見送った記憶…
 人気のティラノサウルスがなにせ高額セットにしか入ってなかったもので!!)

今貼るべき画像ではないかもしれませんが
この恐竜くんは他シリーズと絡めて遊んでも面白いです。


ウルトラキャットとのバトルは噛み合いますねぇ!


そしてさらなるUMAと遭遇する世界の冒険チーム!!
冒険島の王者、レゴコングだ!!


早速仲良くなってますがまぁ
ジョニー・サンダー一行は原典でもミイラくんや恐竜と
ナチュラルに仲良くなってるレベルのコミュ強の集いなのです!!

一方で敵意を全力でぶつけられるバロン一行。


とにかくコングくんが大タコに気をとられてるうちに退散!!




さて、ここから先は正統派「世界の冒険」とは一線を画す
「レゴムービー的自由な発想作品」に寄っていきます!!
こちらは「ジョニーサンダー専用スピーダー」です!!


これでSF世界観まで冒険しに行けますぜ!!
バロン氏のクルマが旧タイプなのを見るにかなり昔の作品のようです!!


そしてチーム「世界の冒険」、レゴロボ界にも殴り込み!!
ジョニー・サンダー専用「世界の冒険ロボ」です!!



世界の冒険カー独特のクラシック車輪+木箱荷台などのテイストに加え
ジョニー・サンダーといえばな拳銃とムチも完備!!
胴の緑部分は末期ジョニー・サンダートルソーのオマージュです!!


ちなみにさっきからバロン氏の左手の義手がフックだったりしなかったりしますが
撮影時期によってフックパーツを所持してたりしてなかったりしたためです!
アレ破損&紛失しやすいんだよなぁ!!


そしてこちらがさらに強化された「世界の冒険ロボMk-Ⅱ」です!!

飛行機テイストをも盛り込み、胴を緑から赤に変える事で
ジョニーの象徴「赤スカーフ」をオマージュ!!

この「世界の冒険ロボ」を作った理由としましては
レゴムービー作中にジョニー・サンダーが出てるのを観て
「せっかくだから最後の決戦パートにも出て欲しかった」からの
「もしレゴムービー終盤の決戦パートにジョニー・サンダー一行が参戦していたら!?」
と思いつき、世界の冒険勢用の決戦メカを僕なりにビルドしてみた次第でして。

いやぁアツくないですか最後のあの流れで
暗黒世代のヒーロージョニーが立ち上がる展開!!
画面の外でこういう展開があったとしてもいいんじゃないかと思うんですよ!!




作品紹介はここまで!!
でもまだ終わりじゃないぞよもうちょっとだけ続くんじゃ(むっちゃ続くという意味)
ここで一度当時の公式CMでも貼って休憩とまいりましょう。

 



ここから先は「世界の冒険シリーズの思い出&キャラ紹介」です!!
まぁあれだけの人気シリーズかつクラシックレゴの括りではかなり新しめなシリーズ

というのもあって、僕の方から語ることは
正統派な方向からは少しズレた方向での紹介にはなりますが…

とかく1998年、世界の冒険シリーズは衝撃のデビューを果たしました。
こちらは「レゴ98年組同窓会」の様子。

王道のアドベンチャー冒険譚でありながら
基本的に人死にが出ないレゴらしい優しい世界でもあり
またインディ・ジョーンズなどをモデルにしながらも
ハムナプトラやジュラシックパークなどの要素も取り込む夢に溢れた
男の子の好きなものを詰め込んだロマンの塊のようなシリーズでして。
キャラの立った主要人物フィグにレトロなかっこよさの乗り物
そしてウエスタンやニンジャシリーズからさらに進化した
ギミック満載の冒険の舞台がとにかく魅力的!!
特に「ナイルの魔宮」の落とし穴ギミックは少年時代
どれだけ遊んだかわからないくらい遊びつくしました!!
(だいたいバロン一味が何回も落とされてました)

地味な所で個人的に特にお気に入りだったのがこの
「アヌビス石像と見せかけた宝箱」ですねぇ。

初見での目から鱗っぷりたるや。

が、傑作シリーズながら問題点も抱えたシリーズでもありまして。
一番の問題はやはり
「登場フィグが基本同じなので、シリーズが続けば続くほどに
 フィグ目当てでの購入はされづらくなる」
という点。
なんやかんや、レゴセットを買う際の決め手というのは
「持ってない欲しいフィグ&フィグパーツが入っているかどうか」
に左右されるところが大きいので…
シリーズ末期にはレゴ社側もそこに気付いたのか服装バージョン違いや
顔のマイナーチェンジを出すことで対応してきました。
特にジョニーとバロン氏はかなりのイメチェンをしています。



が、その時期にはもう「世界の冒険」人気も下火…
もっとはっきり言ってしまえば
「目玉のエジプト編と恐竜島編を初期にやったせいでそれ以降尻すぼみ感がエグかった」
んですよねぇ。

その反省を活かしてか、今のレゴニンジャゴーフィグなどはシーズンごとに
毎回キャラデザを一新することでフィグダブりがち問題を対策しています。
それはそれでセコい。
「世界の冒険」での反省は今の時代も活きている!!

そんな理由で世界の冒険フィグは特に同一キャラフィグがダブりやすいのですが


(特に「冒険家ジョーンズ」のダブりかたは尋常ではない)

組み替え遊び用フィグパーツ素材としても魅力的なフィグパーツ
フェイスパーツ、トルソーなどが揃っていたのもあり
「かつては結構な数ダブっていたはずなのに、今手元で本来の形に揃えられるフィグは少ない」
という世界の冒険世代レゴラーは結構多いはず。
そうでなくても「冒険」テーマだけに壮絶な遊ばれ方をされがちなフィグ達なので…

そしてもう一つの「世界の冒険」の問題点として
「本国版と日本版でキャラ名が違うのが今になって地味に面倒」
というのがありますが、それはキャラ紹介に併せて説明します!!

・世界の冒険シリーズ、ざっくりキャラ紹介!!


彼こそが暗黒世代にとっての永遠のレゴ主人公
「冒険家ジョーンズ」こと「ジョニーサンダー」!!
どっちの名称で呼ぶのが正しいのかは実際微妙な所でして。
本国版のジョニー・サンダー呼びだと伝説のロックンローラーの
ジョニー・サンダースの方を思い浮かべがちというか
まず検索してもそっちが出まくります。
なんなら「輪になって踊ろう」の元ネタの方のジョニー・サンダーともかぶります。
かと言って昔ながらの「冒険家ジョーンズ」呼びだと
後に公式レゴ化もしたインディ・ジョーンズとかぶってしまい…
なんなら気を抜くと「インディ」と呼んでしまうこともあり。
とにかく往年の西部劇スターやジュラパ博士のような赤スカーフ要素もあり
ダンディなヒゲもありと本家インディとはまた違った
「ザ・主人公フィグ」的魅力に溢れております!!
なによりこの独特の形状の帽子が魅力的なわけですが
この帽子、どっちの向きが正しいのかは割と微妙な所。
ともかく「レゴ主人公」といえばいまだに彼を連想する方は多いはず!!
こちらは「レゴ主人公揃い踏み(にしれっと混ざる僕)」の図!!


あなたにとってのレゴ主人公は誰かな!?


こちらはヒロインの新聞記者キャラ!


名前はピピンだったりミス・ガイルストロームだったり…
名前は知らなくても世界の冒険ファンの間では
「天童よし美」で通じるので大丈夫です。
末期に顔デザが大胆に変更されるも
変更後もやっぱり天童よし美だった事でもおなじみ。
何気に細かいキャラデザ変更が多いキャラでもあり
後の「レゴスタジオシリーズ」登場時はジョニーとお揃いのハットをかぶってましたが
僕はそのスタイルが一番すきですねぇ。
レゴスタジオシリーズ、世界の冒険やニンジャシリーズを
一種の「劇中劇」として扱う大胆な解釈で当時のレゴキッズを驚かせました。


こちらもジョニー一行のレギュラーキャラの
和名はキルロイ博士、海外での呼び名は思い出せないおじいちゃん博士。


僕は「いないいないばぁの犬」と呼びがち。
じいちゃんなのに何故かいつも
巨大バッグ背負いを担当している足腰強靭系おじいちゃんです。
元ネタであろうジョーンズ父に比べると若干キャラが薄いですが
もしかしたら元ネタはジュラパのあの人の方かもしれない…

(地味にビジュアル変更が多いお方)



こちらは初期のみの登場、日本版CMでも颯爽と活躍した
飛行機乗りのハリー・ケーン!!


(ゴーグルの色が違うのはご愛敬ということで…)
和名と海外名が同じな「世界の冒険」では珍しいキャラです。
ネーミング含めてジョニーに勝るとも劣らないほどの
渋カッコよさのフィグキャラでしたが
キャラがかぶった為かシリーズ初期にそうそうに姿を消しました。
こち亀でいう「戸塚」「冬本」的ポジションです。

ジョニー一行のレギュラーキャラにはもう一人
背格好的に少年には見えない少年キャラマイクもしくはマイケルがいました。


(僕は「カツ」もしくは「ひで」などと呼びがち)
いずれは彼がジョニーの後を継ぐ冒険家となるのでしょうか?
なんでもいいですが彼の顔だけなにか他キャラとデザインラインが違います。


そして満を持しての紹介!!
暗黒世代にとっての永遠の悪のカリスマ!!


「バロン・ボン・バロン」「ミスターへイツ」「サム・シニスター卿」
など複数の呼び名を持つ彼!!
僕のようなリアタイ世代は「ミスターへイツ」呼びが一番しっくり来る所はあります。
旧レゴジャパンの日本オリジナルネーミングは時にものすごくセンスが良い時もありました。
(他には「ブラックスター」「ロンゴロンゴ族」「ウルフ盗賊団」「エルクウッド」「コウモリ男爵」etc…)
ツイッター&本ブログでも長々とやったスペースバロンの元ネタでもあり
俺フィグリビルド回でも大活躍いただいた彼!!
まずこの絶妙なデザイン!
一目でコテコテの悪の冒険家とわかりながらも、どこか憎めなさもあるデザインで
ギャグもシリアスもどっちもイケてしまうこのビジュアル!!
ウエスタンショックで悪役フィグのハードルが上がっていた時期に
限りなく「正解」に近いデザインを出してきましたレゴ社!!
旧バロン氏の「悪の冒険家」スタイルもいいし
後期シニスター卿の「悪の紳士」ぶりを強調したスタイルもこれまたいい!!
あなたは初期と後期どちらが好きですか?僕はどっちも大好きです!!


(二枚目は「例の肖像画」オマージュ!!)

ちなみにバロン氏をリスペクトしていると思われる公式キャラとしては
レゴニンジャゴーのアイアン男爵や
レゴシティアンダーカバーのフォレスト・ブラックウェルなどがいます。
特にアイアン男爵はモノクルにヒゲ、そしてフック義手にシルクハットとかなり露骨!!

隣の黒服の男はバロン氏の最初の相棒スライブーツ!!


このうさん臭さもたまりませんね!
初期だと一部メディアで彼が「サム・シニスター」と
表記されてたのがとてもややこしい。

後に恐竜編で「シニスターの妹」

「アレクシス・シニスター(画像左)」

なる敵キャラが登場した時期に
バロン氏が「バロン氏(シニスター卿になる前)」だったのがよりややこしい。
結局彼女はバロン氏の妹だったのかスライブーツの妹だったのか
そしてフェードアウトしたスライブーツはどうなったのか。
今となっては永遠の謎です。
シニスター卿は冒険のたびに相棒キャラが変わり
「相棒使い捨て疑惑」なんかもあったりでなんとも業が深い話です。

(画像中央はバロン氏の手下にしてジョニーと同じ帽子キャラ

 なのにライバルとしては定着しなかったカニングハムさん)

最終的にシリーズ末期には

シニスター卿一人VSジョニー一行という構図になっていたので
徒党を組むのが当然のレゴ悪役界において
なんとも男気溢れる悪役だったと言えるでしょう。
(ぼっちとか言ってはいけない)
元ネタの軍隊的な敵と違って
基本少人数で挑んでくるところがなんとも憎めないんですよね彼。
冒険中に遺跡崩落に巻き込まれるなど
「さすがにそれは死んだだろう」というような退場の仕方をしても
次の冒険には無事間に合うギャグ漫画キャラ並の不死身さと生命力

もまたメインヴィラン必須の能力と言ってもいいでしょう。

またバロン氏とシニスター卿、別人説なんてのもありまして。


いや同シリーズであそこまで外見の特徴が同じなら同一人物だろうと思うのが普通ですが
なにせ「南海の勇者」

外見の特徴がそっくりのロジャー船長とアイアンフック船長が別人
というのをやっているのがレゴ社なので実際なんとも言えない所はあります。
これもまた今となっては永遠の謎です。
とにかく悪役らしく謎が多い男、それがバロン氏です。
ただ公式の写真などでも鉄板ネタとして扱われていた
「ビックリした際に帽子が外れてハゲ頭があらわになるバロン氏」
の表現から「謎だらけだけどとりあえずハゲという事はファンの間で共通認識」
という事になっている男、それこそがバロン氏なのでした!!


今なおカリスマ的カルト人気を誇る悪役フィグバロン氏。
特に物欲MAXで「あれも欲しいこれも欲しい」な子供にとって
宝物を「ルビーは返したよ」とミイラくんに笑顔で返すなど
根っからの善性の塊のような主人公ジョニー陣営より
「欲しいものはなんとしてでも手に入れたる!!」という
欲望とバイタリティの化身のようなバロン氏にこそ
魅力とシンパシーを感じる部分が多大にありましたねぇ。
その彼の欲望とバイタリティの結晶のようなバロン屋敷の新セット

いやぁ気になって仕方がない!!



これまでにないくらいの長々とした記事になってしまいました
世界の冒険シリーズ特集!!
今回のオチはこちらとさせていただきます!!


ぼく「世界の冒険回のお祝いに参上しました!!」
じょにー「クリスタルスカルの王国かな?」


当時から僕はシリーズに縛られず世界の冒険の世界に
デモスUFOを乱入させたりして遊んでいたわけですが
後の時代にまさか本家でも宇宙人とUFOが出るとは!!
それでは今回はこの辺で!!
世界の冒険シリーズは永久に不滅です!!
 


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