物理を家電に例えると | KANAKO(180cm)のアパレルブログ

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ATEYAKA情報のほか、高身長女性ならではのファッションの悩みや、コーディネートの提案などをしていきます。

何だかいきなり怪しげなタイトルですいません笑


昨日、ビックカメラに行って家電を色々買ってきました。


まずは加湿空気清浄機。
娘が乾燥肌で、お肌が荒れがちなので。。。




あと、ハンドブレンダー。
離乳食の野菜をすりつぶすのが大変すぎるので。。。
せっかくなので、それ以外にもみじん切りくらいはできるものを選択。


そして、これはその前日にアカチャンホンポで買った、おしりふきウォーマー。



オムツかぶれになりがちなので、コットンを都度お湯で湿らせられるタイプ。

これは、すごくシンプルだけど、すごく便利‼
コットンを収納できる場所と、暖かい水がプッシュで適量ずつ出てくるだけのものなんだけど、さっと暖かい湿ったコットンが用意できて、コットンも湿ってないので、1枚ずつ取りやすい。


で、ふとぼんやり、思ったこと。

物理学でやろうとしていることっていうのは、何でもできちゃう、かつなるべくシンプルな、
魔法のようなスーパーマルチ家電を発明することだなぁと。


台所で言うと、
食べ物をあっためる電子レンジや
お湯を湧かすポットや
お米を炊く炊飯器がって、

リビングには、エアコン、掃除機、加湿器、空気清浄機、テレビ、ビデオ、

他にも洗濯機とか乾燥機とか、いろいろありますよね。

物理も、
距離は速さ×時間 とか、
万有引力の法則とか、
F = ma とか、
F=mc2 (二乗、LaTeXとか多分アメブロでつかえないと思うので右上にちっちゃく書けない) とか、
その場その場で、成立する法則や方程式があるわけです。

それ1つ1つを取っても、凄いことです。
常に90度のお湯を提供してくれるポットって、すごいでしょ。

質量をもつどんなものであっても、加速度が生じている(スピードが変化している) ということは、そこに力が生じていて、その大きさは質量×加速度 という共通の式で表される 、って、すごい法則でしょ。

一見、ばらばらで異なるように見えるものが、実は共通の式、それも極めてシンプルな式で表されるんです。

家電のほうは、その1つ1つの機能をより充実させる方向に進化している傾向にあるけど、
物理のほうは、より多くの、より一般的な状況をも網羅する法則・方程式を見つけることを目指しているのです。


相対性理論には、特殊相対論と一般相対論があって、響き的にはなんか特殊の方がすごそうだけど、上記のことから、より一般的な状況でも成り立つ一般相対論の方がすごいんです!
(特殊相対論は局所的にしか成り立たないけど、一般相対論は大局的に成立)

平らな時空なら、広くても特殊相対論が成り立つけど、歪んだ時空だと一般相対論が必要。歪みを表す行列がかけられます。

すいません話が逸れちゃった。

私の大学院の修論タイトルが
高次元時空のコンパクト化のメカニズム うんちゃらかんちゃら
みたいなのだったんだけど、

これはざっくり言うと、、
この世は3次元空間+時間1次元 の4次元時空 のように我々にはみえてますよね。
でも、実はそうじゃなくて、空間方向はもっとあるかもしれない、でも我々には小さすぎて見えてないだけかもしれない、
みたいな話なんです。

目の前の点 は、点に見えるけど、実はすっごい小さい輪ゴムのわっかみたいにくるんとしているかもしれない、という話!


で、なんでそんな、ちょっと常軌を逸したやばい人のような思考の計算をしていたかというと、
理論の統一のためなんです!!


お湯も沸かせてご飯も炊けて魚も焼けて、
おまけに部屋もあったまって掃除も洗濯もしてくれる、
でもってゴチャゴチャ部品がつきまくってるのではなくて超スタイリッシュな真っ白いボディーの家電
があったら、ちょっとやばくないですか?


物理学者たちは、それを作ろうとしているんですよ。
男のロマンなんです。多分。
私は女だけど。

自然界には、4つの力があると言われています。
重力、強い力、弱い力、電磁気力。

この、すべての力に共通して成り立つ、1つの法則を導きだすというのが目指すところで、でも今はまだそれに至っていない。
それを達成する方法として、次元の数を増やしたら説明が付くかもしれないと。

じゃあそうなった場合、その高次元時空は自然界に安定して存在していられるんだろうか? 我々にはどういう形でその高次元時空を感じ取れるのだろうか?
って研究をしていたんです。

スーパーマルチ家電との違いは、
家電が実際に実現するかどうかは完全に人の手に委ねられているけど、

物理法則は、真実は1つ、人間の力でどうこうできるものではない、ということ。


スーパーマルチ家電は、実際には多分、儲からないから、開発・販売はされない、という判断になりそうですね。ビジネスですからね。残念。


物理界の真っ白な美しいフォルムのスーパーマルチ家電が実現したとき、その暁には、
平らだと思ってた地面が実は球状で、
昇って沈むと思ってた太陽が動いてるんじゃなくて実は地球が動いてた、
と分かる程の真実が、また1つ見えることになると思います。

自分がその真理に到達するのは難しかったけど、その時まで生きていたいな。