毎年夏の恒例だったフジテレビ『FNS27時間テレビ』は、

今年の放送が8月ではなく、9月9日に放映される予定だ。

 

この日は『SMAP』のデビュー日に当たり、

なおかつ稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人が契約切れで

ジャニーズ事務所を退所し、独立する日でもある。

「SMAPファンたちは複雑な思いでいますよ。

1991年9月9日、『Can’t Stop!! -LOVING-』でCDデビューした

SMAPは、この27時間テレビと非常に縁が深いですから」

(ジャニーズライター)

 

2014年には、SMAPが総合司会を務めた上、

番組全体のテーマソングはSMAPの『Top Of The World』。

さらに、キャッチコピーは『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』だった。

27時間の放送中はSMAPはほぼ出ずっぱりで『生前葬』という

衝撃的な番組コーナーからはじまり、大御所タレントとの

トークコーナーやアニメ『サザエさん』ともコラボレーションしていた。

さらに、番組の最後には45分間の生コンサートを行うという

鉄人ぶりを見せ付けたのだ。

この年の27時間テレビは、平均視聴率が前年の9.8%から13.1%へと上昇。

瞬間最高視聴率は23.8%を記録して、視聴率の不調にあえいでいた

フジテレビ関係者を安堵させた。

「ライブのとき、中居正広が疲労困憊で踊れなくなり、

座り込んで水を飲む場面で草彅が『大丈夫か』と励ましにいくなど、SMAPファンならずとも忘れられない感動的なシーンが

たくさんありました。

ライブ会場からフジテレビに歩いて戻っていくときに、

元メンバーの森且行からの手紙が読まれて、メンバー全員が

涙ぐんでいたシーンは、もはや伝説と化しています」(同・ライター)

今年は深夜の名物コーナーだった『さんま・中居の今夜も眠れない』がない。

明石家さんまはラジオでコーナーが行われない理由を

次のように説明した。

「実は『さんま・中居』だけは、やりたいって言ったんですけども、

いまはジャニーズ事務所側も

『いまはちょっと中居を生放送でさんまさんと絡ますのは…』

ってことでペケになったんです」

 

 

去年の27時間テレビでさんまがもたらした惨状

放送日の9月9日が、奇しくも稲垣らがジャニーズ事務所を

去る日であるため、あらかじめジャニーズ事務所が

さんまの口を封じたと見る向きは多い。

昨年の同コーナーでさんまは中居に執拗にSMAPの解散事情に

ついて聞き、特番でSMAPと共演した際のメンバーの

関係悪化ぶりを暴露した。

さらに、「なぜ歌番組に出ないのか」、

「なぜ新曲を出さないのか」と畳み掛けるように追求して、

ジャニーズ事務所内の派閥抗争や、

「(元SMAPマネジャーの)Iさん(番組では実名)はいま、

何をしているねん」と中居に聞き、たじたじとなった中居が

「いま、このテレビを見ていると思います」と返すのが

やっとという“放送事故”となってしまった。

さんまは当時、タブーとされていたIマネジャーの名前に

生放送で触れるという“離れ技”をやってのけ、

スタッフやジャニーズ関係者を困惑させたのだ。

「3年前に45分間で27曲を歌い、5人がフィナーレで輪になって

涙したのが昨日のようです。

SMAPに縁深い27時間テレビらしい放映日だと思うので、

何かサプライズがあったらうれしいです」(SMAPファン)

意味深な放送日、何かが起こるのだろうか。