日銀は株式市場での売り株を全て買えばいい。
今のようにこんなに安く買えるチャンスをわざわざ逃がす手はない。
絶好のチャンス!
良い意味での日本経済の構造改革のチャンスだろう。
資金は、日銀が通貨発行権を持つのだから、幾らでも作れるが、ここはまずは、民銀が余分に持つ300兆円もの日銀当座預金を国債の売りオペで民銀に資金として出させて、それで売り株を全て買えばいい。これで300兆円は即座に調達できるが、もし足らなければ、ここで始めて日銀が追加発行すればよい。
といっても、300兆円も株式市場にぶち込む姿勢を見せて上がらないわけはない。一日の売買高や浮動株を考えれば、不足するなどありえない。売り株は一挙に姿を消し、カラ売りの買い戻し株でてんやわんやの騒ぎとなる。
手に入れた株式は、企業の長年の蓄積された技術に裏づけされた国民の貴重な資産となり、それが再び国民の糧を得る道具となる。つまり貿易収支黒字を生み出す元となる。
そうなれば、日本国民には今よりもっと楽な暮らしが理論的には可能になる。もっとも、それを意識しない施政者達が日本のリーダーであるのが問題であるのだが。
それは別にしても、株価が低迷したままでは、国民にも元気がなくなり自信が戻らない。
政府は、売り株は全て買えと日銀に指示すべきだ。
そうすれば、株価は即座に戻り、それ(株価)を種銭に、それなりに日本経済も活性化する。
その後は増加した種銭を如何に分配するかの税制の改正するかに委ねられる。改正の指針は簡単、1990年以前に戻すだけでよく、これで日本は再び復活の道に戻るための基礎が整備される。
もちろんこれだけでは、真の復活には十分でない。
1991年以降の地価暴落により失えた資産額6500兆円が大きすぎる。