そんなことされたら暴れるよ | ドッグウォーカー博士のスローライフ

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明日父が退院するので、ケアマネ中心に今後の方針についての話し合い(カンファレンス)があった。

 

わたしは自宅介護のカンファレンスだと思って前回と同じくうちで開催されるつもりで待っていたのだが、入院先の病院から電話がかかってきて慌てて病院に向かった。

 

ケアマネさんは開催場所をきちんと連絡しておいてほしかった。

 

そんなことでバタバタしたが、退院後の看護体制が整い、明日のお迎えの段取りもできた。

 

会議の後にわたしだけ残って痰吸引の練習をしていくように言われたので、父の様子を見て担当看護師を待った。

 

今回の看護師は若くて穏やかな人で、さっき吸引したばかりだから今またやると負担が大きいのではと言ってくれた。

 

わたしはよほどのことがない限り痰吸引はしない方針だし、すでに練習もしているので断ろうと思っていた。

 

なので看護師さんから言ってもらえて助かった。

 

もしさらに練習が必要というのなら、弱っている父を練習台にするのではなく自分の鼻でやる。

 

わたしは鼻から入れる胃カメラも非常に苦手で、全身麻酔でやってもらっているが、そんな辛くて嫌なことを他の人にやりたくない。

 

実際父は、嫌がって動かない手を動かしてなんとか払いのけようとしていた。

 

ベテラン看護師はその手を押さえつけて、ぐいぐい押し込んでいたので、父は吸引という言葉を聞いただけで眉間にしわを寄せるようになった。

 

人に顔を触られるのも嫌がり、口を開けるように言われても固く口を閉じている。

 

それだけ嫌なことをされたのだ。

 

今は体が動かないからやられっぱなしだが、元気な人だったら暴れてもおかしくないと思った。

 

 

image

 

「ボクなら噛みついてやるにゃ」。

 

 

わたしが父の状態(認知症終末期の超高齢者)であれば、吸引は絶対にお断りだ。

 

もし若くて元気な状態で、吸引によって楽になってその後の回復も見込めるということなら、痛みの少ないやり方で(もしくは自分で)やるとは思う。

 

父の様子を見ていると、噛みつくようになってしまった犬たちのことが頭に浮かんで仕方ない。

 

苦痛を伴うこと、同意していないこと、嫌なことを、必要だからとやられてしまい、嫌がっても効いてもらえずに何度も繰り返されるうちに、そっと触る程度のことまで嫌がるようになってしまう。

 

逃げ場がない状態であれば、人間であれば手足を振り回したり、犬であれば噛みついたりすることで、何とか自分を守ろうとする。

 

だれかが近づいてくれば、嫌なことをされるのではないかと身構え、早めに追い払っておこうとするようになるのだ。

 

悪いのは自己防衛をしようとしている犬なのか、それともそうせざるを得ないように仕向けた人間なのか。

 

どう考えても後者だろう。

 

なのに相手が犬だと犬が悪いことにされ、しつけや矯正が必要とされてしまうのが、あまりにも理不尽だ。

 

いつも書いているが、もし自分がされたらと考えてほしい。

 

自分がされて嫌なことを、他者にすべきではない。

 

わたしは感覚過敏があるので、子どものころから苦痛に感じることがたくさんあったが、聞き入れてもらえないことがほとんどだったので、そんなシーンを目の当たりにすると記憶がよみがえるし、二次受傷してしまう。

 

父の介護で大変と思うことはあまりないが、そういう二次受傷がつらい。

 

今後は期間が短いこともあって、わたしが中心にゆっくり介護するので、父も楽だろうしわたしのメンタルにもいいのではないかと思っている。

 

犬(や猫その他)のお世話をするときには、いつも「自分が同じことをされたら」を考えていただきたいと思っている。

 

 

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