こんにちは。校長の東です。
もう、半ズボンに変えたので、10月まで半ズボンでいきます!
(最近は半ズボンをショーツって言うらしいから、たまに使うけどちょっと恥ずかしい・・・)
さて、今回はレッスンで大切にしていることの1つについて書きたいと思います。
私が(ナナイロミュージックが)レッスンで大切にしていること
その中の1つを挙げるとするならそれは「嘘をつかない」ということです。
これ、生徒さんが「嘘をつかない」ということじゃなく、講師のことです。
「そんなの当然でしょ!」と思われますよね。
これ、意外と難しいことなんです。
▼講師が「レッスンで嘘をつく」理由
体験レッスンに来られた方に「ナナイロミュージックは、レッスンで嘘をつきません」と言うと
「もちろん!その方が助かります!」と言われます。
「出来ていないことは出来ていない」と伝え
「出来ていることは出来ている」と伝えた方が明確で上達しますよね。
でも、出来ないことに何度もチャレンジしていくうちに、モチベーションが下がってきます。
「嘘をつかれない方が助かる」と言っていても、だんだん嫌になってきます。
このモチベーションの低下をある程度防ぐ為についつい「嘘」をついてしまいます。
出来ていないのに「出来たね」と
良くないのに「良いね」と嘘を言ってしまうのです。
レッスンに意欲的に取り組んでもらうため
そして、楽しんでレッスンをしてもらうため
「嘘をつく」ということは、とても手っ取り早いのです。
▼「嘘」も時には必要なのか?
モチベーションを保てて、楽しんでレッスンが出来るなら「嘘」も時には必要なのでは?
その考え方は間違いではないかもしれません。
実際、無意識に「嘘」を使っているボイストレーナーは多くいるでしょう。
本当に【「嘘」も時には必要】なのでしょうか?
私は、決してそうは思いません。
▼「嘘をつく」ことで得られること、失うこと
「レッスンで嘘をつく」ことで得られること、失うことをそれぞれ考えてみましょう。
[ 「嘘」で得られること ]
・比較的簡単にモチベーション低下の抑止ができる
・生徒さんがレッスンを気持よく楽しむことができる
・講師のレッスンの遂行が楽になる
[ 「嘘」で失うこと ]
・歌や発声の成長
・出来た時、達成した時の喜びや感動
・生徒さんと講師との信頼関係
「レッスンで嘘をつく」ことで失うことは、私にとってあまりにも大きく【「嘘」も時には必要】と、割り切ることはできません。
▼「レッスンで嘘をつかない」ために必要なこと
では、どうすれば「レッスンで嘘をつかない」で済むのか。
それは【ボイストレーナーとしてのスキルを磨く】これに尽きます。
生徒さんが壁にぶつかった時
・何が問題なのか?
・どうすればクリアできるのか?
・クリアすればどうなるのか?
・どれくらいの期間をかけて取り組むか?
・その中で、いくつかのアプローチがあることを理解してもらう
・クリアのためのエクササイズの意味を理解してもらう
などを、具体的に提示します。
目標の達成のため、時には得意な方向から、時には苦手なことを直撃するように
講師の知識や、技術をフル稼働させレッスンを行います。
▼私は(ナナイロミュージック)は「レッスンで嘘をつかない」
講師と生徒さんが同じ方向に向き
明確な目標と改善方法、
納得できるレッスン内容を共有できれば
「嘘」という手っ取り早い方法に頼らなくても、モチベーションを低下させず、レッスンを楽しめるはずです。
簡単なことではないですし、講師としての力量が試されます。
しかし、ボイストレーニングにそれだけの対価を払い、時間を割いて通っていただいているのだから
ボイストレーナーは努力を惜しんではいけないのです。
目標がある、
「難しさ」や「できないこと」も楽しめる、
クリアして、上手くなる!
この仕事は、喜びや感動を共有できる、素晴らしい仕事です。
今後も、我々は「嘘をつかない」で誇りを持ってレッスンをしていきます!
ではまた!
若干名、募集しています。
077-565-3776