校長の東です。
スターバックスのグランテのもう一つ大きいサイズを普通に頼むようになってしまいました。
近くにスタバがあるのは危険ですね。
さて、今回は「器用さ」や「センス」についてです。
▼「器用さ」や「センス」って何?
「器用」な人や「センス」のある人は、どの分野にもいるものです。
人間関係で「器用」に立ちまわる人。
手先が「器用」で細かい作業が得意な人。
「センス」のある文章を書く人。
色使いの「センス」が良い人。
などなど・・・
写真を取る時のポーズ。
俗にいう「シェー」
センス感じますか?
今どき、このポーズ、センス0(ゼロ)ですね。
昭和過ぎて、伝わらない。
この例えのチョイスにもセンス感じませんね。
ダメだ・・・
▼ボイトレでは何に当たるのか?
言われたことが直ぐに何となく出来てしまう「器用さ」のある生徒さん。
指摘された発声の問題を、他の問題と関連付けて考えることができる「センス」を持つ生徒さん。
など。
▼歌唱では何に当たるのか?
歌い回しを(フレージング)アドバイス通りに、変幻自在に変えることができる「器用さ」を持った生徒さん。
リズム・ノリを使い分けて、曲の雰囲気を盛り上げる「センス」に長けた生徒さん。
など。
▼「生まれつき」や「才能」
「器用」で「センス」があるというのは、本当に羨ましいことで、
特に自分に無いものは、より羨ましく、妬ましく思ってしまいます。
多少の努力では埋めることのできない溝を目の前に私達は、こう考えることにします。
【「器用さ」や「センス」は生まれつきの能力だ】とか、
【才能のある人はいいなぁ】とか、
もっともらしい、諦めのつきやすい考えに落ち着きます。
そして、そこで終わってしまうのです。
▼「器用さ」や「センス」を高める
確かに「生まれつき」や「才能」といものはあると思います。
これは、否めない事実です。
でも、ボイストレーナーという人の成長に関わる仕事を長年やっていてつくづく思うことがあります。
【「器用さ」や「センス」を高めることは可能であり、それこそが努力で得ることができる成長なのだ】
苦手なことを自覚し、改善に取り組む。
出来なかったことが出来るようになる。
次の課題を発見し、同じく課題クリアに取り組む。
この一連の流れの中で、
思った通りに動かない体と向き合い、反復練習をするでしょう。
その反復練習の積み重ねが「器用さ」につながります。
課題をクリアするため必要な知識を得るでしょう。
その知識の積み重ねは「センス」を磨くことにつながります。
発声で出来て歌唱で出来ないことを克服するため、チャレンジと失敗を繰り返すでしょう。
そのトライ&エラーで得た経験は「器用さ」にも「センス」にもなり得ます。
▼いつも感心、いつも感動
一定期間レッスンを続けた生徒さん。
最初は、頑張れば何とか出来たことは、今や出来て当然になり
全く出来るはずもないと思っていたことが、何とかカタチになってくる。
いつの間にか、断然良い声が出ていて、出せる音域も広がっている。
同時に、初めてチャレンジすることに動じることなく取り組み、直ぐにコツを掴んでしまう。
最初は、初めてのことに必死な表情で、長い時間、悪戦苦闘していたのに。
指摘された内容を的確に把握し、直ぐに改善へ取り組もうとする。
最初は、言われていることを理解するので精一杯で、訳もわからず練習に取り組んでいたのに。
「器用になったね!」
「いいセンス!」
こんな風に言われている生徒さんも多いでしょ?
本当にそうなんですよ!
つまり、確実に上手くなっているんです!
レッスン中、皆さんの上達に便乗して「さすが俺!」とか
いつも自分の手柄みたいに言ってますが(笑)
本当は、いつも感心、感動しています!
▼私達は諦めない!
レッスンを続ければ、練習を頑張れば、発声や歌のレベルが上がります。
そして、どんどん「器用」になって「センス」は磨かれます。
私達は「生まれつき」や「才能」のせいにしません。
私達は、そのようにして諦めません。
ナナイロミュージックは、楽しいだけじゃない。
本当の成長や感動を共有できる。
そんなボーカルスクールでありたいと思っています。
ではまた。
若干名、募集しています。
077-565-3776