”昭和の時代に、村民や学生が集う場だった建物が、令和の時代によみがえる✨”
おごめ~ん、団長タカッチ親方です(`・ω・´)ゞ
たまには建物探訪しましょう🏠地域の素敵な宝物=文化財の建物をご紹介!
大分県豊後大野市緒方町の「旧緒方村役場」の内部見学会へ。
見るからにオシャレな建物ですね♪
昭和初期に建築→令和に入り復元改修工事が行われました。
工事も完了し、令和5年から内部見学会を2カ月に一度開催。私は今回、📝新田小学校での豊後大野かるた教室前に訪問。
以前から気になっていた建物の内部にお邪魔することができてました!
【🏠内部見学会の感想/見どころ3点】
- 令和の改修で、美しい姿に生まれ変わる✨
- 建物内にある立派なレリーフ、学校時代にとんでもないことに!?
- 議場には、○○を敷いていた!
今回は、旧緒方村役場とはどんな建物なのか&内観はどんな雰囲気なのか、写真と動画でご紹介🏠
見学会での資料や学芸員さんの説明+豊後大野市のYouTuber「とよたまさんぽ」さんの動画内容をもとに、あなたにも魅力をお届けいたします🎁
▽🎥「とよたまさんぽ」さんによる旧緒方村役場紹介動画。動画4分23秒で「こんにちは」と挨拶しているのは、私です(笑)
大分県豊後大野市緒方町の文化財「旧緒方村役場」内部見学会 ティザー映像はこちら→https://youtube.com/shorts/Yye489NOYN0
(1)旧緒方村役場とは|昭和7年に建設。役場や学校として活躍。
最初に、旧緒方村役場の概要を確認しましょう。どんな役割や歴史があるのかを抑えることで、この建物の価値をより強く感じることができますよ✨
▽地図 (大分県豊後大野市緒方町馬場574)
🏠歴史|昭和7年に建設。役場や学校として活躍。令和3~4年に改修工事
- 昭和7年(1932年) →完成。「緒方村役場」として機能。
- 昭和33年(1958年)→「緒方町中央公民館」として機能(役場は別の場所に新設のため)
- 昭和40年(1965年)→「豊西准看護学院」の校舎として使用(平成4年まで)
- 平成9年(1995年) →国登録有形文化財に登録。
- 令和4年(2022年)→復元改修工事が完了。
▽現地でいただいた資料を拝借。中央左の写真が改修前、右の写真が令和の改修後の姿。
🏠文化財として価値ある建物|国登録有形文化財から、国の重要文化的景観を眺める
▽西洋風なオシャレな佇まい。このオシャレな建築様式が評価されています✨
【登録の理由】
- 昭和初期の木造公署としては、大分県内で唯一現存しているから。
- 3章や4章で紹介する石膏レリーフ+玄関入口の柱にあるスクラッチタイルが、昭和初期の流行を反映した建築様式として評価されているから。
【設計/建築者】
- 設計者:三浦怜三 氏(三重町在住、東豊高等学校=鶴崎工業高校の建築科教師)
- 建築の棟梁:首藤京馬 氏(緒方町下自在)
【令和の改修のあらまし】
- 平成4年以降、用途がなかった旧緒方村役場。老朽化も心配されました。
- 旧緒方町時代の平成10年から翌々年度にかけて旧緒方村役場の保存修理を目指した。しかし、財政状況等の事情で着手には至らず。
- 平成17年に豊後大野市が発足後、屋根などの部分的な補修は実施。一方で、大規模な保存修理を求める声もあり。
- 令和元年度の調査で、85%の部材が再利用可能と判断。サイドの復元計画による改修事業が行われました。
- 令和2年度に復元改修工事の実施設計を行う。施工は令和3年8月6日~令和4年6月20日。
【国選定重要文化的景観:緒方川と緒方盆地を眺めよう】
▽旧緒方村役場からは、緒方の市街地を一望できます!
今年令和5年、 「緒方川と緒方盆地の農村景観」が国選定重要文化的景観へ。
井路と水田の風景が、日本の原風景らしく、心惹かれます✨旧緒方村役場からも景観をお楽しみください♪
▽役場近くにも井路が走ります💧
🏠内部見学会|2か月に一度、建物内を鑑賞できます。
令和5年度は、2カ月に一度、内部見学会を開催!
実際に内部を見学できますし、資料や学芸員による説明あり。
※詳しくは、豊後大野市役所「旧緒方村役場」内部見学会ページをご覧ください(情報が随時更新されます)→https://www.bungo-ohno.jp/article/2023052600033/?fbclid=IwAR3fvZ0KyFp_6D0EsyJsOpDEcl-OqOAWCzNmgQ4zJtBPo_MYxtZojLYHeVw
▽内部見学会で、役場の紹介VTRや資料を見ることができます!
オシャレな建築様式&大分県でも貴重な木造建築という魅力/価値のある旧緒方村役場。
次は、外観を堪能しましょう♪
(2)外観と図面|緒方町の丘の上、オシャレな2階建て木造家屋
🏠外観|木のぬくもりとオシャレさを感じるレトロな木造建築物
▽緒方町の中心地の丘の上、オシャレな色の木造建物が存在感あり。
▽銘板もオシャレ♪
🏠図面|このあと実際に歩きます。
▽次章で内観を紹介。その前に平面図を確認しましょう!
▽1階復元平面図。役場時代は主に事務室や村長室で使用。
▽2階復元平面図。主に議場として利用。
ついに内部へお邪魔します!事務室や議場など、見所やおもしろエピソードもあり!?
(3)1階を歩く|立派なレリーフに面白いエピソードが!?
▽再度、1階復元平面図。役場時代は主に事務室や村長室で使用。
【💡石膏レリーフのおもしろエピソード】
豊西准看護学院時代、事務室部分は間仕切りで仕切られていたそうです。
その際、石膏レリーフも間仕切りで隠れていたとか。天井にオシャレな石膏レリーフがあるにもかかわらず💦
奥の部屋へ進みます。
▽倉庫
▽廊下もオシャレ。二階堂のCMにも登場しそうですね🍶(笑)
▽和室
▽お手洗い
▽ナショナルの電源スイッチも、往時のままです💡
(4)2階を歩く|議場を見ながら、当時を想う。
▽再度、2階復元平面図。主に議場として利用。
▽議場。これまた天井に石膏レリーフ&二階堂のCMらしいオシャレ空間♪
【💡緒方村時代の議場や議員のおもしろエピソード】
- 議場には畳が敷かれていた(議員などは袴を着ていたため)
- 議員数は18人、村長など三役を職員数は16人→議員の方が人数が多かった!
▽屋根瓦。赤色で美しいです✨
▽窓の鍵も懐かしさ満載♪映えます🗝
他にもお部屋がたくさんあり!ぜひあなたも内部見学会でお楽しみください🏠
(5)親方の感想|モデルルームのように活用&緒方駅から案内導線の整備を
▽最後に、内部見学会のアンケートに回答。
【親方が提言する活用方法2つ(実際にアンケートに書いた内容)】
- 「モデルハウスのように、そのままの形で活用するのがよい」→音楽イベント等の活用も考えるも、あえて今のまま保存でも価値があると判断(無理して何かを加えなくてもよい印象)
- 「緒方駅からの導線があると面白い」→緒方駅から結構近いので、新しい魅力発信として旧緒方村役場へ案内するのもおもしろい。
Cf:📝2015年春のJR九州ウォーキング緒方コースで、旧緒方村役場も訪問(当時の記事はこちら)
以上です(`・ω・´)ゞ最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
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