第22回深山流岩戸神楽交流大会 その2~宮処野・豊饒・板井迫・二又天祖・伊与床~ | いっちきち!やっちきち!豊後大野

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大分県のなないろベース(豊後大野市青年団)のブログです。活動のこと、豊後大野市のことを紹介します!

「わ:我が町の 誇りをつなぐ 神楽舞」

ぶんごおおのカルタ、覚えてね♪

 

 

こんばんは!

 

昨日は、「第22回深山流岩戸神楽交流大会」へ♪

前記事につづき、交流大会の模様(後半分)をブログ&ダイジェスト動画にてご紹介いたしますm(__)m

※ボリューム満点のため、2記事に分けてのご紹介ですm(__)m

 

<演目表>

▽前回紹介分

(1)五方礼始 (上戸次子ども神楽クラブ:大分市)

(2)天皇遣 (荻神社俚楽:竹田市)

(3)神逐 (禰疑野神社神楽社:竹田市)

(4)降臨 (深山流朝地神楽保存会:朝地町)

(5)平国 (橘木神社俚楽:荻町)

(6)太平楽 (上戸次子ども神楽クラブ:大分市)

▽今回紹介分

(7)武者 (宮処野神社付属楽員:久住町)
(8)五穀舞 (豊饒神楽:大分市)
(9)柴曳 (板井迫神明社神楽座:朝地町)
(10)神使 (二又天祖神社神楽社:直入町)
(11)八雲拂 (伊与床五柱神社神楽社:大分市)
(12)大神 (伊与床五柱神社神楽社:大分市)

YouTube今大会のダイジェスト動画一覧集→http://bit.ly/37FT3fI

 

 

 

(7)武者 (宮処野神社付属楽員:竹田市久住町)

〇「宮処野神社付属楽員(みやこのー)」
明治初期、朝地町深山神社から神楽が伝承され発足。
以前は氏子の中でも限られた地区の人しか舞うことができなかった。
しかし、後継者不足により継承が危惧され、昭和52年、地域の有志により保存会を結成。
現在は、氏子の内外を問わず、神楽愛好者を受け入れている。
祭典等に加え、定期的に慰問活動を行うなど活動している。

◇「武者(むしゃ)」
「鹿児弓(かごゆみ)」とも。
岩戸開きで世が再び安泰になったことを祝うため、弓矢をもって喜び舞う演目。

YouTube動画→https://youtu.be/59BcNwc7eI8

 

初拝見の神楽座。
のびやかな舞がよいですね!補佐舞はこうでなくちゃ!

 

 

(8)五穀舞 (豊饒神楽:大分市)

〇「豊饒神楽(ぶにょうー)」
由布市庄内町の阿蘇野神社神楽座(深山流)に指導を仰ぎ、平成25年12月に発足。
豊饒神楽の名称には、指導者の地元の名称を使用。
※Facebook→https://www.facebook.com/bunyoukagura/

◇「五穀米(ごこくまい)」
スサノオノミコト(他の神という説もあり)は、ウケモチノカミからもてなしをうけます。
しかし、もてなされた食料は、ウケモチノカミの体のあらゆる穴から取り出されたものでした。
そのような不衛生なもてなしをうけたことにスサノオノミコトが激怒。
ウケモチノカミを斬り殺します。
その遺体から、米・麦・粟・稗・豆の五穀の種が生じました。
その種を田畑に蒔く演目。
現在は、お餅やお菓子が蒔かれ、会場は大いに盛り上がります。

YouTube動画→https://youtu.be/JFW5M9GlI2k

 

大人気の演目。
小さい子どもが一生懸命に舞っているのが印象的でした☆
掛け声もあり、元気いっぱい!

 

 

(9)柴曳 (板井迫神明社神楽座:豊後大野市朝地町)

〇「板井迫神明社神楽社(いたいざこしんめいしゃー)」
深山組、若宮組、綿田組と並び深山流神楽を守りはぐくんできた神楽。
昭和40年代、後継者不足により活動休止に追い込まれたが、平成11年に地域有志により再興。
現在では年間15回以上の公演活動を行うほか、子ども神楽(小学2年~高校2年の16名)の指導を行うなど、精力的に活動。
※Facebookページ→https://www.facebook.com/itaizako/

◇「柴曳(しばひき)」
天の岩戸開きを願い、アマノコヤネノミコトとフトダマノミコトが、岩戸の前に八坂瓊のまが玉や八咫の鏡を真榊に掛けて奉納するため、天の香久山の真榊を根こそぎに抜く演目。
観客と荒神とが榊を引っ張り合い、力比べ!
大変人気のある演目です。

 

YouTube動画→https://youtu.be/Bj908n9B54A

 

なお、今回舞い方の2柱は、なんとご兄弟!
息の合った舞で、会場を盛り上げました☆

 

 

(10)神使 (二又天祖神社神楽社:竹田市直入町)

〇「二又天祖神社神楽社(ふたまたてんそー)」
明治中期に深山神社から数回、神楽の師匠を招いて舞の講習を受け発足。
現在は、地元神社の祭典はもとより、地区内外からの要請を受けて奉納を行い活動している。
深山流独特の変化に富んだテンポのよい調子と、勇壮軽快な舞に多くの賞賛を受けている。

◇「神使(かみつかい)」
「返矢(かえしや)」ともいう。
国譲りの使いとして派遣された天若日子が、命令を果たして帰ってこないので、鳴女と云う雉を遣わして天若日子に催促した。
ところが、天若日子が雉を射殺してしまった。
 この射殺した天羽羽矢が高皇産霊尊の前に落ちてきた。
高皇産霊尊は、その矢を突き返したところ、天羽羽矢が天若日子に命中したという神話の舞です。
(以上、庄内神楽さまHPから引用→https://shonai-kagura.jimdo.com/
 

YouTube動画→https://youtu.be/mUKd8W1fipA

 

久々に拝見した演目。
お面も個性的でした(笑)

 

 

(11)八雲拂 (伊与床五柱神社神楽社:大分市)

〇「伊与床五柱神社神楽社(いよとこ-)」
明治14年、深山神社の楽員によって秘伝書とともに伝授され、今日まで140年以上途切れることなく継承されている。
近隣の神社祭典への奉納神楽や、各種イベント等に年間20回以上出演し、活躍している。
また、地元小学校への神楽指導を通じ、学校やPTAとの交流で地域活性化を図っている。

◇「八雲拂(やくもばらい)」
神々の暮らす高天原(たかまがはら)から追放され、出雲の国簸の川の上流を歩いていたスサノオノミコト。
毎年娘をヤマタノオロチへ生贄にされ、今残り一人の娘(クシイナダヒメ)も生贄されようとされ、泣いている老夫婦(アシナヅチ・テナヅチ)と出会います。
スサノオノミコトは、クシイナダヒメを嫁にすることを条件に、ヤマタノオロチを退治する神話の演目。
大野系岩戸神楽では、綱をオロチに見立て、真剣でずばっと斬ります。

 

YouTube動画→https://youtu.be/aj1cpe3PCAU

 

炎を吐く綱のオロチ、久々に見ました!
案外あっさりと退治されました(笑)

 

 

(12)大神 (伊与床五柱神社神楽社:大分市)
◇「大神(たいじん)」

すべての神楽・祭典の納めの演目。
相撲の弓取り式のイメージです。
交流神楽大会では、当番団体がこの納めを奉納します。

大神にて無事に交流神楽大会も終了。
当番団体、お疲れ様でした&ありがとうございましたm(__)m

 

 

久々に神楽をどっぷり鑑賞♪

地域で大切にされている文化を、このように関係者同士で共有・研鑽したり、一般の方と楽しんだりと、有意義な交流大会ですね☆

みなさま、ありがとうございましたm(__)m

 

以上、深山流岩戸神楽交流大会の模様でした!

最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

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