こんばんは!事務局タカッチです。
みなさま、「デフビーチバレー」をご存知でしょうか?
デフビーチバレーとは、聴覚障害者(デフ)によるビーチバレーボールのことです。
昨年9月、一般社団法人日本デフビーチバレーボール協会が大分市で設立。
今秋には、大分で大きな大会開催とのこと。
詳しくは、大分合同新聞様の記事をご参照くださいませ☆
代表選手の強化をはじめ、各地域での普及を進められるそうです!
日付変わり昨夜、一般社団法人日本デフビーチバレーボール協会さま主催のセミナー開催!
「なぜ、スポーツで足は攣るのか。
なぜ、寝ているだけでも、攣ってしまうのか。
その解明と予防法、対処法について。」
…と、興味深い視点のセミナーです(笑)
私自身も、よく足が攣ります…(先日はフェリーさんふらわあで、初めて両足の太もも内側を同時にこむら返りするという苦行を達成(苦笑))
ゆゑに、こむら返り対策には興味あり!
実はこのデフビーチバレーボールに、別府大学青年団BlueFrontierのモヅル団長が関わっております☆
今回、モヅル団長呼びかけのもと、別府大学・臼杵・豊後大野の団員が14名参加!
同じ青年団仲間が取り組む活動の紹介、今注目のスポーツの紹介・学習、社会教育・社会体育として、弊ブログでもご紹介いたしますm(__)m
<目次>
(0)前説~手話ソング~
(1)開会
(2)講演1「漢方とこむら返り」
(3)講演2「こむら返りとデフバレー」
(4)パネルディスカッション
(5)エンディング
(0)前説~手話ソング~
まず本編前に、モヅル団長が頑張ります!(笑)
彼は、別府大学手話サークルHELLOの部長も務めます!
得意の手話を歌に乗せて披露♪
すごいぜっ!これはすぐさま全青大に派遣かな??(笑)
▽動画(41秒)
ドリカムの『何度でも』をマスター!すごいぜっ!
今度は、ぜひDEENにも挑戦お願いしますm(__)m(笑)
(なお、昨夜、25周年日本武道館ライヴBL&7月の横須賀公演のチケットが届きました!←個人的すぎる話題(苦笑))
会場が盛り上がったところで、1分遅れで本番スタート!(笑)
▽MCは、車いすランナーの廣道純さん!
パラリンピックメダリスト☆ツッコミ鋭く、テキパキ司会がお手のものでした♪
(1)開会
一般社団法人日本デフビーチバレー協会牛尾洋人理事長のご挨拶。
牛尾氏は、昨年まで6年間、デフビーチバレー日本代表監督を務められました。
昨秋、大分で協会を開設し、デフビーチバレーの普及に努められているそうです☆
(2)講演1「漢方とこむら返り」
最初の講演では、薬剤師の早川明夫氏から、漢方の観点からこむら返り(足が攣る)の講演を頂きましたm(__)m
[要旨]
<1.漢方とは>
・「漢方」という呼称は、江戸期~。
→それまでは、「漢方=医学」
→江戸期に、西洋医学=「蘭方」が日本に伝わり、「漢方」という呼称ができた。
・漢方には3つの使用判断基準がある。
→1)「気」=元気があるかどうかで、使用する漢方を判断。
2)「血」=栄養状態 〃
3)「水」=体液・汗 〃
・効果的な服用のポイントは2つ。
→1)「空腹時」に飲む!…お腹の中がちゃんぽんしないように。。。
2)「汗がないとき」(首のあたりが凝っている程度の状態時)に飲む!…水分が体内に残った状態ではあまり効果ない?
・漢方にも様々な薬がある。
→Ex1:「握薬(あくやく)」=身につけるだけで効能がある漢方。
Ex2:「葛根湯(かっこんとう)」=お湯で一度溶かすと効果発揮!※ドーピングに引っ掛かることもあるらしい。
Ex3:「駆風解毒湯(ぐふうげどくとう)」=常温まで冷まして飲むと効果発揮!(葛根湯と反対に熱い湯だと効果半減)
<2.足攣りへの漢方処理>
・発汗→疲労をもたらす
⇒誤って発汗させてしまうと、足を攣りやすい。。。
⇒誤って発汗処方した場合の対処法として、「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」を活用するのがよい!
・「芍薬」=血液を流す効能→痙攣・痛み↓
→骨格筋&平滑筋にも使える(腰や肩など、幅広く活用)
・「甘草」=リコリスとも呼ばれる(Cf:31アイスクリームでリコリス味もあった!?)甘い味→ホッとした気分をもたらす。
(3)講演2「こむら返りとデフバレー」
続いて、理学療法士でデフビーチバレー元日本代表トレーナーの岩田秀治氏による、こむら返りの概要とデフバレーのご紹介!
[要旨]
<1.こむら返りとは>
・こむら返りが長く続く場合は、病気の可能性大→医療機関の受診を進める。
▽発生原因①~④まではよくある原因だが、それ以降の要因の場合は重病の可能性もあるため。
・「ミネラル↓=痙攣発症」
→ミネラルは体内で合成されないため、食べ物・サプリメントで補給すること。
▽「体の冷え」も、こむら返りを誘う。
<2.デフバレー>
・デフバレーには、「ビーチバレー」と「インドアバレー」あり。
○「ビーチ」 =2人制、人数が少ない分ボールを触る回数/人が多い、全体の筋肉を使用。
○「インドア」=6人制、人数が多い分ボールを触る回数/人が少ない、床が堅くひざに負担大きい。
・4年に一度、デフリンピックという聴覚障害者によるオリンピック開催。
→昨年はトルコで開催。2025年、日本開催を目指す。
▽トルコではテロが多発し、厳重な警備(Ex:選手村内にはお酒を持ち込めない)
▽ドーピング検査も厳しい。トイレでの検査、抜き打ちで家庭内検査も行われたそうだ。
▽開会式では、会場にあふれんばかりの観客で感動的だったそうだ☆
しかし、競技会場では観客が非常に少ない→デフリンピック・パラリンピックの普及が早急に求められる。
(4)パネルディスカッション
続いて、デフバレー日本代表選手を交えたパネルディスカッション。
こむら返りや、コムラショットと呼ばれるこむら返り専用スプレーのお話へ!
左から、早川氏(薬剤師)、岩田氏(理学療法士)、牛尾氏(理事長)、平井望氏(元選手)、竹村徳比古氏(現役選手)、三浦早苗氏(現役選手)、廣道氏(車いすランナー)
[要旨]
<1.こむら返りの想い出と注意点>
(三浦氏)とにかく水分をたくさん摂る&足を伸ばす(他人の力も借りてストレッチ)
(竹村氏)デフビーチバレーに魅了され、気がづけば体脂肪率4%へ。その時に、よく足が攣った。
(早川氏)体に蓄え(脂肪)がないと、エネルギーを作れない&足が攣りやすくなるので注意!
→∵脂肪を燃やす=水を生みだす⇒体に脂肪がないと、水がない状態=足を攣りやすい状態
<2.コムラショット誕生秘話>
・足が攣った時に対処する専用スプレー。1本3,400円だが、100プッシュ分の容量があるので、コスパは悪くない。
・誕生秘話(牛尾氏と開発者とのエピソード)
→牛尾氏は弟(攻撃型)とペアを組み、選手として活躍。
→しかし、攻撃的な弟とは対照的に、自分はいつも相手から狙われ、足をよく攣っていた。
→そこで開発者(製薬会社)に、「足が攣った際の対策を行ってほしい(たくさんジャンプできるようになりたいんだ)」と要望。
→そして誕生したのが、史上初と呼ばれる足攣り専用スプレーの「コムラショット」(マグネシウム成分)を開発。
(5)エンディング
さて、あっという間の1時間半。
最後に記念撮影して、終了!
(※後日、きちんとした記念写真を頂けることを願って…☆(笑))
<まとめ>
デフビーチバレーについて、今回初めて学習。
やはり、青年団の力は素晴らしい☆
青年団活動を続けていたからこそ、こうした新しい視野もできました☆
モヅル団長、お誘いありがとう^^
参加者も、学生が多く、若者の注目・関心の高さがうかがえました。
自分の知らなかった世界で、頑張っていらっしゃる方が多くいらっしゃると知る。
その方と出会えたことにも感謝☆
今秋、大分でデフビーチバレーの大きな大会もあるようで、楽しみですね!
スポーツを通じ、自分への挑戦・新しい出会いもできるでしょうね^^
そして、こむら返りにはやはり水分が大切だと。
脂肪はたくさんあるので問題なしですが(違う大問題がございますが…(苦笑))、水分摂取を怠るなかれですね!
素敵な会をありがとうございました☆
「出逢う 深める 広げる-湯~湧チャンス!-」
今年度の大分県連合青年団のスローガン。
今回ひとつ出逢いができました☆
そして、大分のローカル番組ゆ~わくワイドご出演の廣道選手とも出会い、奇しくも湯~湧チャンス!も達成!?(笑)
さあ、次はこの出逢い(人・学び)を深め、広げていこうぜ!
以上です!最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
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<大分県豊後大野市青年団なないろベース>
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